2021.5.31.mon. カーブスをはじめてから、筋肉のつき方が気になるのだ。
ヨーロッパ中世の『古楽』をYouTubeでよく聴くのだけれど、ルネッサンス期の絵も流れる。その中に十字架上のキリストといわれる「キリストの磔刑図」がときどき出てくる。聖書の中の有名なシーンで、時代を越えて多くの画家に描かれているようだ。
以前は、とくに感じることはなかったのだが、『磔刑(たっけい)』を知ってから、目にするといちいち、「ひでえことしやがる」と思ってしまうのである。だって、なま殺しだよ。息ができなくなって絶命まで何日もかかったりするというのを読んで、これ以上の残酷な死刑はないだろうと思う。キリストの場合、はりつけになる前にぼこぼこにやられてるから、比較的早く絶命して解放されたということらしいが。
あの十字架が曲者だ。腕を横にしている姿勢というのは、手のひらに釘だか杭だか打ちつけられて腕の筋力で身体を支えることになる。じょじょに身体の重さで身体自体が下にずり落ちていくと、横隔膜が動かせなくなって呼吸ができなくなる、というようなことらしい。
カーブスで「ショルダープレス」や「チェスト・バック」「バイセップ・トライセップ」なんていう上半身を鍛えるマシーンを動かしながら、「ここを鍛えます」というマシンのそばに貼られた大胸筋や上腕二頭筋や上腕三頭筋の筋肉の絵を見ると、ふとキリストの磔刑図が浮かんだりするのである。
しかし、朝っぱらから何の話を書いてるのだ、私は。
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