趣味がない大学生

暇だ。

暇な大学生にありがちなのは、趣味がないことだ。もちろん、暇な時間にテレビを見たり、スマホをいじったりはする。だが、それを趣味と言えるのだろうか。僕は言えないと思う。なぜなら、惰性でやっているだけで目的も熱意もないからだ。もう、楽しくてテレビやスマホを見ているわけではないと思う。(面白いとは思うけど。)趣味というより、依存に近いものではないだろうか。

じゃあ、何か趣味を作りたいとは思うのだが、特に興味のあるものがない。
そもそも、周りの友達を見るとバイトやサークルなどで予定を詰めこみすぎている。なぜなんだろう。ある友達とそのことについて質問したのだが、理由を聞いたら正直、驚いた。こう言っていたからだ。
「バイトやりたくはないけど、やめたらやめたで何もやることがないから。」と。
趣味無いやんけ。感心したようなフリして内心、僕はそう思った。でも同時にこういう大学生多いんじゃないかとも思った。目的や意味はないがなんとなくバイトをしている人、あるいは元々はあったがやっていくうちに分からなくなってしまった人。僕も前者の方だ。社会経験をしたいくらいの気持ちでなんとなくバイトしているし、始めたら始めたでやめるタイミング見失うタイプだ。

ところで、なんとなくという言葉に僕はとても反応してしまう。高校の時の先生に、口酸っぱくなんとなくやるなと言われていたからだと思う。先生もなんとなく生きてきて後悔しているからそういうことを言っていたのだろう。生徒にも同じこと過ちを繰り返してほしくないから。
でも、先生ごめんなさい。僕は今、なんとなく生きてます。先生の忠告を完全に無視しちゃってます。なんて、ここで言っても仕方ないのだが。

話が逸れてしまったが、本題に戻ろう。趣味の話だ。ふと思ったのだが、趣味を作る理由ってなんだ。自分の退屈を紛らわすためと思ったのだが、別に今そこまで退屈じゃない。考えてみると、人と話す時に趣味があった方が話が弾むからかもしれない。趣味が同じだと一気に仲良くなるイメージあるし、親近感すごく湧く。なら、一人でいる分には趣味いらないのでは??あーもうわからない。でも、一人ぼっちで趣味無いのもそれはそれで悲しいような。結局、趣味は作った方がいいのか?でも、そんな使命感に襲われて作った趣味なんて本当に長続きするのか?すぐ飽きてしまうんじゃ無いか。いや、飽きてもいいから経験としてやってみるべきか。相反する考えが僕の頭の中を駆け巡る。でもこの時間が意外と好きだ。こういうどうでもいいことを考えるのが好きだ。僕の趣味は「考えること」かもしれない。

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