連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(36)
(36)
俺は家に戻り、玄関に入ると血の匂いが漂ってきた。ナナミが出血した血の匂いだろう。先に掃除をしたいところだが、アカリを見るために階段をのぼった。階段は暗く一歩一歩気をつけて歩かないと足を踏み外しそうになっていた。毎日何回も上り下りしてるはずの階段なのだが、今日に限ってはまるで初めてのぼる階段に感じていた。家の中には熱気が籠もっていた。もしかしたら軽く熱中症になっているのかもしれない。いったん呼吸を整えるために階段の途中で壁に手をつき休んだ。
「ふう……」
俺はこんなに体力がなくなっていたのか。いや、もしかしたらこの世界線の俺は体力がないのかもしれない。こころなしか前の世界線の俺に比べて体が一回り小さいようにも感じる。筋肉が少なくなっている。筋肉が少なくなったからといってこんなにも階段を登るのがきつくなるだろうか。俺はそんな違和感を感じながらも階段を登りきった。
ナナミの部屋から明かりが漏れている。電気をつけたまま出てきたからだ。
俺はドアを開けてアカリを確認した。
アカリはまた自分の尻尾を口にくわえ、尻尾から自分の体を食べようとしていた。アカリの体の表面の白鱗は部屋の照明に当てられ光を反射してまばゆく輝いて見えると思ったが、部分で光の反射ではなく虹色に発光しているようにも見えた。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※キャラクターに関してはもちろん架空の人物で何も参考にしてはおりません。逆にストーリーだったりキャラクターが何かにかぶっているであれば教えてもらえればと思います。
※こう言ったらあれですが内容迷走中です。いろいろ疑問点も生じてくるかもですし、ブレブレです。即興小説のようになってきました。
※描写により物語の中の時間のコントロールもできるようになりたいです。