深遠 たた

小説を書き始めたいと考えた男性50歳。小説書き方本等で独学で勉強中。書きたいことは頭の中にいろいろあります。公募してみたいと思っているがまだまだ全然の人。中国語。英語。

深遠 たた

小説を書き始めたいと考えた男性50歳。小説書き方本等で独学で勉強中。書きたいことは頭の中にいろいろあります。公募してみたいと思っているがまだまだ全然の人。中国語。英語。

マガジン

  • 連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ マガジン1

    総集編をまとめてみました。1話1話よりもこちらの方が読みやすいかなと思い取り急ぎマガジンを作成いたしました。整理も兼ねて後日1話1話の方もまとめてみたいと思います。

  • 深遠たたショートショート集

    ショートショートをまとめてみました。

最近の記事

  • 固定された記事

沈む寺(2作品目)【毎週ショートショートnote】

深い森の中、何本もの林道を越えて、道のない森に入り、やっとたどり着ける場所。空気が違う。土の匂い、森の匂い、水の匂い。それらを濃く凝縮したような空気だ。そんな空気の中に、その寺はあった。寺は朽ちずに形を留めていた。階段は苔むして苔の緑に覆われている。階段の周りには群生している砥草の影に隠れる蠑螈、羊歯にしがみつくヘビトンボ。そして、ドッ、ドッ、ドッと地響きのような音が聞こえてきた。体調2m以上あろう巨大な雄鹿が現れ、その雄鹿はこちらに顔を向けじっと私を見ている。森の使者が迎え

    • 今日のお昼はバタートッピングの味噌ラーメンを注文した。そして、味噌ラーメンが運ばれてきた。バターは別皿だ。別皿からバターを味噌ラーメンの上に乗せると、バターはゆっくりと溶けながらその香りを僕だけに漂わせた。すこし溶けはじめたバターを麺に絡ませて、僕は静かにそれをすすった。

      • 昨日は一人飲み。何回か行ったことのある店だが、そこで一人で飲むのは初めてだった。僕は明るいカウンターに座り、焼鳥と日本酒を頼んだ。隣のカップルの話をBGMに梨木香歩『りかさん』を読んだ。日本酒4合飲んだところで友人から連絡があり合流した。そこからは友人との二人飲み。仕事せねば。

        • 健康のためには最低限の運動は必要ですね。疲れない程度の腹筋、スクワット、腕立て、プランクを毎日ちょっとずつやっていきたいと思います。

        • 固定された記事

        沈む寺(2作品目)【毎週ショートショートnote】

        • 今日のお昼はバタートッピングの味噌ラーメンを注文した。そして、味噌ラーメンが運ばれてきた。バターは別皿だ。別皿からバターを味噌ラーメンの上に乗せると、バターはゆっくりと溶けながらその香りを僕だけに漂わせた。すこし溶けはじめたバターを麺に絡ませて、僕は静かにそれをすすった。

        • 昨日は一人飲み。何回か行ったことのある店だが、そこで一人で飲むのは初めてだった。僕は明るいカウンターに座り、焼鳥と日本酒を頼んだ。隣のカップルの話をBGMに梨木香歩『りかさん』を読んだ。日本酒4合飲んだところで友人から連絡があり合流した。そこからは友人との二人飲み。仕事せねば。

        • 健康のためには最低限の運動は必要ですね。疲れない程度の腹筋、スクワット、腕立て、プランクを毎日ちょっとずつやっていきたいと思います。

        マガジン

        • 連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ マガジン1
          3本
        • 深遠たたショートショート集
          4本

        記事

          今日、どうしてヤムチャが死んだのかを娘に聞かれた。ヤムチャはサイバイマンに殺されたんだよ、サイバイマンが抱きついてきて自爆攻撃でやられたんだよと娘に教えた。そして、そのサイバイマンの性質やベジータやナッパについても詳しく説明した。悟空がそこに向かっている途中だということも。

          今日、どうしてヤムチャが死んだのかを娘に聞かれた。ヤムチャはサイバイマンに殺されたんだよ、サイバイマンが抱きついてきて自爆攻撃でやられたんだよと娘に教えた。そして、そのサイバイマンの性質やベジータやナッパについても詳しく説明した。悟空がそこに向かっている途中だということも。

          今日はランチで中国料理を食べました。僕は土豆丝(じゃがいもの細切り炒め)と餃子を注文して、家族はそれぞれ定食を頼みました。じゃがいもの細切り炒めは中国料理の中でも一番好きな料理と言っても過言ではありません。中国人の料理人がいる店じゃないと、なかなかメニューにないんですよね。

          今日はランチで中国料理を食べました。僕は土豆丝(じゃがいもの細切り炒め)と餃子を注文して、家族はそれぞれ定食を頼みました。じゃがいもの細切り炒めは中国料理の中でも一番好きな料理と言っても過言ではありません。中国人の料理人がいる店じゃないと、なかなかメニューにないんですよね。

          ナナカマドが赤い実をつけていた。秋が来て、まもなく冬も来るんだなと感じた。枝がしなるほど重く、その赤い実は、僕の心を揺さぶるのには十分だった。しかし、僕はその赤い美しさを立ち止まって見ることはしなかった。僕は静かに通り過ぎた。背中にナナカマドの視線を感じながら。

          ナナカマドが赤い実をつけていた。秋が来て、まもなく冬も来るんだなと感じた。枝がしなるほど重く、その赤い実は、僕の心を揺さぶるのには十分だった。しかし、僕はその赤い美しさを立ち止まって見ることはしなかった。僕は静かに通り過ぎた。背中にナナカマドの視線を感じながら。

          長距離恋愛販売中【毎週ショートショートnote】

          とある離島に来たときのこと。 「長距離恋愛販売中」と書かれた木製の看板を見かけた。 僕がそれを眺めていたとき、白いワンピースを着た髪の長い美少女が看板の後ろから現れた。 軽く会釈をすると、少し照れたように微笑んだ美少女は僕に話しかけてきた。 「これ……長距離恋愛、いかがですか?」 「これって、どういう意味なんですか?」 「そのままの意味です。長距離恋愛を売っています」 「お金を払って長距離恋愛をするっていうことなんですね」 「はい。島に来る方は大体本土に戻って

          長距離恋愛販売中【毎週ショートショートnote】

          本日はプロットを少し進めました。今まではスプレッドシートでプロットをまとめていましたが、今日はプロットをクロッキー帳に手書きで書きました。デジタルが良いのか、アナログがよいのかはまだわかりませんが、アナログを取り入れて自分なりの執筆方法を模索したいと思います。

          本日はプロットを少し進めました。今まではスプレッドシートでプロットをまとめていましたが、今日はプロットをクロッキー帳に手書きで書きました。デジタルが良いのか、アナログがよいのかはまだわかりませんが、アナログを取り入れて自分なりの執筆方法を模索したいと思います。

          本日も打ち合わせと懇親会です。懇親会はお酒を飲むので、車ではなく電車移動になります。そして、移動中のちょっとした空き時間に小説を読みます。最近は梨木香歩を読んでいます。

          本日も打ち合わせと懇親会です。懇親会はお酒を飲むので、車ではなく電車移動になります。そして、移動中のちょっとした空き時間に小説を読みます。最近は梨木香歩を読んでいます。

          本日は執筆おやすみいたします。皆様の記事を拝読させていただきます。

          本日は執筆おやすみいたします。皆様の記事を拝読させていただきます。

          仕事は忙しく順調なのだけれど、生活に何かが足りないような気がする。特に刺激を求めているわけではないし、承認欲求だったりも自分にはないとは思う。こういう気分をメランコリックとでもいうのだろうか。まあそんな気分でも、家族や周りの人間がみんな元気であれば、それは幸せなのだ。

          仕事は忙しく順調なのだけれど、生活に何かが足りないような気がする。特に刺激を求めているわけではないし、承認欲求だったりも自分にはないとは思う。こういう気分をメランコリックとでもいうのだろうか。まあそんな気分でも、家族や周りの人間がみんな元気であれば、それは幸せなのだ。

          最近、森の中の家で自給自足に近い生活をしてみたいということをよく考えてしまう。そういう生活をしたいという願望なのか、それともデジタル社会から逃避したいという願望なのかわからないけれど、そのためにいろいろ準備をしておきたいと考え、YouTubeに頼る僕はなんとなく無力だ。

          最近、森の中の家で自給自足に近い生活をしてみたいということをよく考えてしまう。そういう生活をしたいという願望なのか、それともデジタル社会から逃避したいという願望なのかわからないけれど、そのためにいろいろ準備をしておきたいと考え、YouTubeに頼る僕はなんとなく無力だ。

          昨日はお酒を飲みました。今日お昼過ぎまで二日酔いでした。本当はそんな飲み方はしたくないのだけれど、仕事上のつきあいで飲む必要が出てくる。ただ、つきあいで飲むとはいっても次の日に残るような飲み方をしなければ良いだけなのだが、お酒とは怖いもので、飲む量のコントロールは難しいのです。

          昨日はお酒を飲みました。今日お昼過ぎまで二日酔いでした。本当はそんな飲み方はしたくないのだけれど、仕事上のつきあいで飲む必要が出てくる。ただ、つきあいで飲むとはいっても次の日に残るような飲み方をしなければ良いだけなのだが、お酒とは怖いもので、飲む量のコントロールは難しいのです。

          沈む寺【毎週ショートショートnote】

          雲もなく、風もなく、明るい満月が夜空にぽつんと浮かんでいる。 住職は寺の建物の中からそれを眺めていた。 いつもと変わらない明るい光、やさしい光、そんな光に住職は手を合わせて感謝を祈った。 祈って顔を上げたとき、いつもよりもわずかだが月が高いように感じた。 住職は不安な心持ちで寺の外に出た。 いつもと変わらない月だ。 戻ろうと思ったとき、寺がわずかに動いて沈んでいるのに気がついた。 建物は壊れるわけでもなく、それはゆっくりと沈んでいく、まるで流砂に飲まれるように。

          沈む寺【毎週ショートショートnote】

          自己紹介が苦手です。所属、名前を言ったあとに何を言えば良いのかいつも考えてしまいます。特に長く話せと言われているわけではないのだけれど、短い話であっても難しいのです。固い話をすれば固い人だと思われたり、面白話をしたとしても笑ってくれるか心配になります。自己紹介って難しいですね。

          自己紹介が苦手です。所属、名前を言ったあとに何を言えば良いのかいつも考えてしまいます。特に長く話せと言われているわけではないのだけれど、短い話であっても難しいのです。固い話をすれば固い人だと思われたり、面白話をしたとしても笑ってくれるか心配になります。自己紹介って難しいですね。