風が吹くと、枝が揺れて、葉っぱが一枚一枚ひらひらと落ちてくる。大きな柳の木の下に僕はいた。ひんやりとした風を感じながら、落ちてくる柳の葉を見ていると、何か小説のアイデアのようなものが、なんとなく頭の中に浮かんできそうだった。けれども何も浮かんでこなかったので、僕はその場を離れた。

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深遠 たた
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