1980年代の秋葉原が好きだった話④祖母とのやりとり

中学時代だったと思う。

秋葉原に行くときはお小遣いを親からもらったり、祖母からもらったりしていた。

ある日の秋葉原へ行くとき祖母に聞かれた。

「今日はどこに行くの?」

「秋葉原だよ」と僕。

「えっ、キャバレー?」

「いや、ちがうよ。あ・き・は・ば・ら」

「え、キャバレー??」

もういいやと僕は思った。

祖母は今100歳で存命だが、少し認知症が入っているのでもうこのことは覚えていないだろう。

まあ、認知症でなかったとしてもこんなことは覚えていないかもしれない。

そういえば、今思い出したのだが中2くらいのときに親から買い物を頼まれ1万円を預かった。その預かった1万円を全部スマートボールに使ってしまい、祖母に泣きついたことがあった。

もう一つ思い出したのが、「なんて素敵にジャパネスク」というドラマが当時やっていて、富田靖子が出ていたと思う。

そこで「初夜」という言葉が出てきた。

「初夜って何?」と僕は祖母に聞いた。

祖母も言いづらかったであろう。「結婚して初めての夜だよ」と教えてくれた。

その当時は僕は小学生で何もわからないので単に語感が気に入って「しょや、しょや~」と言っていた記憶がある。

良き思い出だ。

もし当時にタイムリープできるとしたら「しょや、しょや~」とは言わないようにしたい。



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深遠 たた
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