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連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(69)

(69)

「赤ワインのボトルになります」店員がワインを持ってきて、二人の目の前で丁寧に開けた。

「はい、どうぞ」ダイスケはアカリのグラスに赤ワインを注ぎ、そのまま続けてダイスケの自分のグラスにも注いだ。赤いしずくを最後まで入れ終わるとダイスケはゆっくりとそっとテーブルにボトルを置いた。

「いい香りね。重ための香りでタンニンも香りでわかるわね。色も濃いめで綺麗ね」

「そうだね。じゃあ、乾杯」

「乾杯」

二人はワインを口に含み舌の上で味わい、鼻から抜けるその香りも味わった。

「飲みたかったやつだ」ダイスケは思わずつぶやいていた。

「そうね。注文したアヒージョにも合いそうね」

アカリがそう言った直後、店員が料理を運んできた。

「カラスミになります」店員はオレンジ色の切り分けられたカラスミをテーブルに置いた。

「おお、綺麗だな」

「芸術的ね」

「アカリ、先にどうぞ」

「では、先にいただくわ」

「どうかな。じゃあ、俺もいただこう」

二人はカラスミを食べ、ワインを口に運んだ。

「美味しいわね」

「意外とマリアージュしてるね」

二人はスペイン料理の前菜を満喫していた。

つづく


※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。

もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。

そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。

繁忙期で、激務です。


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深遠 たた
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