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おやすみ絵本で親子が満たされる

「一刻も早く寝てほしい…!!」

毎日のように考えています(笑)

家事と育児で夜にはもうヘトヘト。仕事もあれば尚更です。それでも、寝る前の絵本時間は、もう私にとって欠かせないものになっています。


寝かしつけには、子供を安心させるための入眠儀式が良いとよく聞きます。これをしたらおやすみ、というルーティン。絵本は確かにその儀式にぴったりのアイテム。

ですが、ここで気をつけたいのは、絵本は「寝かしつけのための道具」ではないということ。

私はいつも、絵本を「親子のコミュニケーションツール」と表現するのですが、道具は道具でも、そこにはあくまで「楽しみ」が介在します。コミュニケーションは、楽しくなければ続かない。寝かせる、しつける、文字を覚えるなどの目的が加わってしまうと、読んだ結果思うようにならなかった時に、結局ガッカリしたり苛立ったりしてしまう。それでは楽しい時間にはなりません。


ここで、お子さんの気持ちになって考えてみてください。なぜ、お母さんに絵本を読んでほしいのでしょうか?

それは絵本の世界が楽しいから

そして何より、お母さんに読んでもらうと嬉しいからです。

決して知識を教えて欲しかったり、眠くなりたいわけじゃないのです。

自分で選んだ本を読んでもらえる。たった一冊、数分読むだけで、お子さんの欲求がひとつ、満たされます。お母さんの声で、心が満たされます。満たされるから、安心して眠りにつけるのです。


今度は大人に戻って想像してみてください。

「心が満たされて眠りにつける」 これほど幸せなことってあるでしょうか? 

大人になると、なかなかそんな風には感じにくいもの。でも、絵本時間は子どもにそれを与えてくれるのです。

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そして、さらに良いことがあります。子どもと絵本を読むことは、同時に「親も満たしてくれる」ということ。

良い作品は大人の心も癒し、素直にしてくれる。昼間怒ったり泣いたりしても、夜布団に入って絵本を開けば、「きれいだね。面白いね。」と話して笑い合える。 そのコミュニケーションが自然に愛情も伝えてくれます。

そうして過ごし重ねた時間は、お子さんが成長して振り返った時に、きっと、かけがえのないものだったと思えるはず。

そう信じて、今夜も枕元に絵本を。


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