MOTHER2のススメ②

◯キャラクター

キャラクターですが、ネスたちはもちろんのこと、敵キャラや街を歩く人たちでさえ魅力的で独特な世界観を形成するのにヒト役かっています。

そんな中で、今回は主人公となる４人の少年少女にスポットをあてたいと思います。

▽主人公「ネス」
４人ともデフォルトネームが設定されており、赤い帽子がトレードマークの彼の名前はネス。
Nintendo Entertainment System
から取られたと言われています。
あるいは、
Super Nintendo Entertainment System
のアナグラムとも。

プレイヤーの分身となる彼は非常に無口で、『はい』『いいえ』のふたことが主。
イチ人称は、ぼく。

無表情かと思えば、横顔や自転車に乗る際には微笑む彼を見ることができます。
写真にはピースサインで返す、そんな少年。

勇気を胸に、バットを握りしめ家から旅立つ彼は、様々な出会いをすることになります。
不思議な出来事の連続で、立ちはだかるのは大人たちだけではなく様々な動植物や、たくさんのこわいものたち

その数々を、バットで叩き伏せ、おともだちと助け合い、時には超能力（PSI：サイ）を駆使し、退けていきます。

ゲーム中の彼は、高い攻撃力をもち様々な回復PSIや補助PSIを使いこなす器用万能なキャラクターとなっています。

ゆいいつ、スピードだけは低いものの、システム上かならずしもマイナス要素とはなりえません。
※システムについては、キャラクターの項が終わり次第、書いていこうと思います。

▽おんなのこ「ポーラ」
冒険をともにする紅一点の彼女の名前はポー
肩くらいで揃えられた金髪に真っ赤なリボンが特徴的な女の子。イチ人称は、わたし。
きわめて強い超能力を秘めており、はるか遠方の見知らぬ誰かにテレパシーを飛ばせるほど。
ネスの旅が確かなものとなるのは、彼女によるところが大きいように思います。

フライパンを武器に、持ち前の強力なPSIで、おとな顔負けの大立ち回りをやってのけてしまえる彼女。

ゲーム内では、高いスピードを活かした先制攻撃で敵に大ダメージを与えます。
反面、HPが低いため集中して叩かれると倒れてしまうことも。

思いやりが強く、相手を信じることを忘れない強さも持ち合わせた少女の活躍を、ぜひともネスを通して見て欲しいですね。

▽おともだち１「ジェフ」
坊ちゃん刈りにメガネ、蝶ネクタイとおとなしい見た目の男の子。イチ人称は、ボク。

頭脳明晰な彼は、超能力の使えない変わりを機械で補う万能サポーター。
アイテムとして持ち歩く必要があるため、揃うまではちょっぴり頼りない面も。

それでも、それを補って余りある彼専用アイテムの数々は強力のひと言につきます。
ある意味では、イチバン優遇されているのかもしれませんね。

ステータスはIQの高さが目立つ。
HPこそポーラと同じくらいで打たれ弱さはあるものの、武器の性能が良くサブアタッカーとして申し分ない活躍を見せてくれます。

回復アイテムを持たせれば、危険な状況もある程度は先んじて回復してくれるため、それなりに安心して他のみんなが攻撃することができます。

ゲーム中でも言及されますが、彼の高いIQはしっかりと、活躍の場を設けられています。

極度の近視で怖がりな少年を自称していますが、とても頼りになる男の子に間違いありません。

▽おともだち２「プー」
道着に辮髪の似合う凛々しい顔立ちの男の子。イチ人称は、オレ。

とてもストイックで、厳しい修行を日々こなしているようです。
さっそうと駆けつける真面目な彼は、実直で硬派な性格をしています。
そんな彼を見る女性の目はウットリとしてしまうようですが、あまり興味のないご様子。

ゲーム中では、高水準のステータスと強力なPSIをもつ攻守兼ね備えた頼れる存在です。
そんなプーは、システム的な面でやや冷遇されています。
具体的な言及はここでは控えますが、もしもリメイクが発売されたなら、少しでも改善されると良いですね。

主要キャラ４人の少年少女たちについて書いてみました。
勇気を振り絞り、助け合い励まし合いながら続く旅路の果てを、ぜひ遊んでご自身の目で確認してみてください。

次は敵キャラに少し触れていこと思います。
おおよそどのような雰囲気か、お伝えできたなら幸いです。