非法学部出身のわたしが進路迷走の上、新卒で法務になるまで
こんにちは、あけびです。
わたしは、社会学系の文系大学院を修了後、法務につきました。現在社会人1年目で、配属から約4か月が過ぎようとしています。
周囲は法学部出身者ばかりで、法学のバックグラウンドがないまま新卒法務になった人はちょっと珍しいのかなと思ったので、進路を考えはじめた高校1年から就職活動まで、ざっくり経緯を書いていきます。
1. 文理選択
わたしは超がつくド文系ですが、理系のことにも興味があり、文理選択を非常に迷いました。
「潰しがきくのは理系」「理転は難しい」という助言から理系に進もうか迷ったのですが、どう考えても得意科目が文系で(理数科目が目も当てられない…)、行きたい大学に文系科目で挑んだ方が届くのではと考え、文系を選びました。
受験をし、興味のあった国際政治を学べる学部に進学しました。
2. 就職活動
就活をする上でひとつこだわりを持っていたのが「専門性」でした。何か自分の強みを持って人の役に立つことに憧れ、また転職などで有利な技能を持ちたいと考えていました。
とはいえ、専門性の定義はあまり定まっておらず、
大学3年生のときは、とりあえず手に職がつきそうなシステムエンジニアのインターンに参加したり、国際政治のバックグラウンドが活かせる公務員試験(専門職相当)を受けたりしました。
エンジニアに関しては、ITパスポートの勉強をしたときに、この領域が向いていないと思い、撤退。民間就活との両立に大失敗し、公務員試験は実らず。逃げるように大学院進学を決めました。
大学院進学を決める前に、コロナで外にでかけられないし、暇つぶしでひとつ法律関係の資格をとりました。知財検定2級です。これが後々、法務にご縁をいただく種まきとなりました。
文系のことにも理系のことにも興味があるんだよね、という話を父にしたときに「弁理士」「知財職」という、法律を使って技術を守る文理融合な仕事があると教えてもらったのがきっかけです。
資格をとってみて、法律の勉強が苦でないことに気がつきました。
そこで、大学院では法学研究科開講の基礎的な法律科目を受けてみたりしました。(とはいえ、メインは研究)。
法律の勉強が苦でないこと、資格をとったことから、二回目の就活では新卒で知財職を募集している企業を受けることにしました。(法務は見てなかった)。
(知財募集してる企業が限られるので、大学院の専門が活かせる研究職なども受験しました)。
新卒就活に資格はいらないと言われますが、知財検定は、法学部出身でないわたしが知財(法務)に関わりたい「やる気の証明」となってくれました。大学院で法律科目を少しとっていたのもプラスにはたらきました。
なんらかの形で法律に触れておくと、法学部出身でなくとも志望動機として納得してもらいやすいのかも、と振り返ります。
3. 法務配属
……で、知財に配属されるかと思いきや、法務に配属されました。
配属面談で「物理・化学・数学は得意ですか?」ときかれ、挙動不審になったのが原因かなと思います(笑)。得意です!と言い切って全然向いてなかったらまずい、そもそもSPIでバレてる気がする…と思い、割と正直に答えました。
実際に中に入って、技術的なことに関わる機会があったのですが、意味不明すぎて、ど文系のわたしには法務で良かったのかもしれない…と感じています。
4. 法学部でなくてもついていけるのか?
大丈夫でした。
みなさん、実務に必要な法律を都度学んでいくスタイル。入ってから新しく学ぶことの方が膨大なので、法学部出身者との差を感じる機会はあんまりないです。
でも課長さんには「ぜひ法律の勉強してね!」と言われています(当たり前だ笑)
まとめ
法学部出身でない人はなんらかの法律資格(または法律に関係する何か)があると、企業側に納得してもらいやすいと感じました。
だれかの参考になればうれしいです。
それでは。