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振り返り:23年6月23日 品川港南100人カイギVol.9 ‐ グラレコ追加!

アップデート)7/27 登壇者グラレコを追加しました!

みなさん、こんにちわ。6月23 日金曜日に「品川港南100人カイギ」の第9回目を開催しました。今回は、 「品川駅港南100人カイギ」にも関わらず、「高輪口」の ふれあい貸会議室品川No.26 から、リアル&ZOOMでのオンライン配信のハイブリッド形式で開催しました…。

毎回のことながら、後で振り返りができるよう、記録に残しておきたいと思います。(一期一会を楽しむために当日動画のアーカイブはしておりません…)

品川港南100人カイギVol.9の5人の方々

今回のVol.9 では、以下の5人の方々にご登壇いただきました。

今回も多様な5名の方々に登壇いただきました

2022年8月に開始したこの品川港南100人カイギも、今回9回目を数えました。累計登壇者は45人。1回5人登壇 で100人= 20回の限定イベント。早いもので、もう少しで折り返しです。

それではVol.9のご登壇者を、順番にご紹介していきます。

1人目:田中 克樹さん “生涯現役草野球選手” 兼 "外資 IT Sales" 

写真プレゼン画像の通り、外資系企業にてIT Salesのキャリアを積み重ねている田中 克樹さんが、1人目の登壇者でした。新卒入社した国内総合電機メーカーを1年半で退職後、外資ITの世界に身を投じ10年が経とうとしているとのこと。5年間で3回転職し田中さんが、4社目にして在職7年目を迎えた現在を振り返る流れでお話しいただきました。

田中 克樹さん

人からは「大手外資系企業を渡り歩くキラキラキャリア」と評価されることも多いという田中さん。しかしご本人は、「承認欲求の高さ等が転職を繰り返した原因ではないか」、と自己分析しています。

田中さんご自身の転職キャリアの自己分析チャートです

田中さん自身は、転職を繰り返していく中で、むしろ「成長鈍化」を感じることがあったとのこと。足元の売上であれば短期的に成果は出せるものの、スキルセットの獲得、お客様への理解・お客様の成長等は時間をかけて取り組む必要があった、と振り返っています。
それゆえ、ご自身4社目として勤務している外資系企業では、

①お客様起点に物事を考える ‐ お客様はどうしたら成功できるのか
②時間軸を意識し計画を立てる ‐ 各年度毎に目指すものを決める。実行中 は、計画とのズレを確認し、都度修正する

 

いわば顧客起点でPDCAを繰り返すことで、在職6年目が経過し、仕事上も確実な成果を実感しているそうです。
現在はお客様に恵まれながらも試行錯誤の日々を過ごし、外資IT企業勤務ながら、日本企業の価値向上を最大テーマとして日々取り組んでいる田中さんでした。

田中克樹さん グラレコ by グラレコ奈美さん

2人目:五谷 友一さん Abies Ventures株式会社勤務

2人目は、内外大手金融機関にて主としてリレーションシップマネージャーとして約20年の経験を有し、様々なクレジット・プロダクトのファンドレイズに従事してきた五谷 友一さんです。現在の勤務先のAbies Ventures株式会社には、孫泰造氏もアドバイザーを務めています。

今回は、ご自身が長年の豊富な経験で得たことから、投資や事業に関して知っておいてほしいことを共有いただきました。

五谷 友一さん 

五谷さんは、「投資と投機」の違いについて、わずか10分のプレゼンの中でも、初心者の方にもわかりやすいように説明してくれました。
収益の源泉:どのような利益をどうやって得るかが明確であり、成長性、希少性のあるものにお金を使うのは「投資」。
一方で、「あたりが出やすいと評判の宝くじ売り場でサマー ジャンボを購入し、10億円当たった。その年末に 同じように、あたりが出やすいと評判の宝くじ売り 場で年末ジャンボを購入して外れた。」…、という再現性のないものは「投機」…となるそうです。

リーマンショック前後のS&P500種指数の推移を題材にしながら、投資についての考え方をご説明いただきました

大事なことは、

・投資と投機の分かれ目は収益の源泉が明確か、また再現性はあるかどうか
→「人によって、収益の源泉や再現性の有無は異なる」
・アンカー効果=最初に提示された特徴や数値(価格)などの情報が強く印象に残って基準となり、その後の判断に影響を及ぼす=に注意すること
・収益の源泉や再現性はいつまでも同じではない 「過去うまくいったから、今回もうまくいく」わけではない
→うまくいっても謙虚に! 日々是学習!   

 

…と語り、プレゼンを締めくくりました。

五谷友一さん グラレコ by グラレコ奈美さん

3人目:中川 源洋さん:株式会社ニコン 映像ソリューション推進室

3人目は品川インターシティに社屋を構える大手光学機器メーカー、株式会社ニコンの映像エンジニアの中川さんです。中川さんは、当日の参加者がこれまで見たことのない、新たな映像を見せてくれました。

中川 源洋さん

中川さんは、現在開発、事業化に取り組んでいる”Volumetric Video”=ボリュメトリックビデオ=について、ご紹介いただきました。100台超のカメラ映像情報から動く3Dコンテンツを生成する技術であり、新世代のコンテンツ制作技術として、エンタテイメント、スポーツ分野での活用が始まっています。従来の映像技術では実現できなかった自由なカメラアングルや編集が可能です。また、カメラ台数の削減も進めており、4台程度の可搬型のシステムも開発中です。可搬型のシステムを使えば、どこでも、誰でも、その場でデータの確認が可能なため、学習者自体が自分自身のパフォーマンスを、従来よりも超具体的に表現すること、把握することができます

Volumetric Videoによるダンスパフォーマンス分析の実証実験

例えば上の写真のようなダンスパフォーマンス。通常、人は1つの角度からしかダンスパフォーマンスを見ることができませんが、ダンスを正しく理解し、踊るには本来は複数の角度からビデオを見る必要があります。このテクノロジーを活用すれば、3Dで360度、パフォーマンスを一目で確認することができます。
こうした実証実験はダンスだけではなく、様々なジャンルを対象に既に行われています。例えば、八王子市教育委員会の協力のもと、小学校の総合授業として、国選択重要文化財の「八王子車人形」をVolumetric Videoでデータ取得し、小学生に様々な角度から映像を見ることの新鮮さを感じてもらっています。
…とは言え、映像を言葉で説明するのは難しいので、プレゼン中にもご紹介いただいた映像を、下記サイトからご覧ください。

幅広い分野への新たな映像提供、そこからの事業創出、社会実装を目指し、中川さんは日々取り組んでいます。

中川源洋さん グラレコ by グラレコ奈美さん


4人目:わしお 清美さん:性教育アドバイザー

4人目は,品川駅港南エリアに在住のわしお 清美さん。洋服のデザイナー、きものの着付け講師、お母さん業をこなしつつ、今回お話しいただいた「性教育アドバイザー」として四刀流の活動を行っています。
毎日を自分の為だけに過ごしてきた人生が、長女が産まれ人生観がすっかり変わり、我が子の幸せを切に願い、そこで気付いたのが【性教育】の大切さだったそうです。

わしお 清美さん:性教育について、SNSを通じて多様な発信を行っています

日本では第二次性徴期頃に、学校で少しずつ教えられる傾向にある性教育。家庭では、親と子が性教育について、お互いうまくコミュニケーションできない傾向にありますが、そもそも反抗期も重なる時期に、この難しい問題について、初めて親と子が話しても、うまくコミュニケーションできません。
わしおさん曰く、「早ければ早いだけ良い。3歳からでも親子間で性教育を始めることができる。」とのこと。実際UNESCOの「国際セクシャリティガイダンス」は、5歳から生協を始めることを推奨しているとか。

性教育についての信念を語る わしおさん

わしおさんは、

・性教育を通じて、子どもたちは「自分で自分の命をまもること」を実現することができる
・親にとっても、親子の信頼関係を築くカギであり、親子間のタブーを無くし、「子育ては最高に楽しい!」と言えるようになる

 

と考え、 親子の絆が深まる性教育をたくさんの人に知ってもらいたいと言う思いに基づき、日々発信活動を続けています。ご家族、そして皆さん自身の幸せのためにも、是非、わしおさんの発信をチェックしてみてください!

わしお清美さんグラレコ by グラレコ奈美さん


5人目:古屋 公啓さん:港南振興会事務局長・港区観光大使

6月の品川港南100人カイギのトリを飾ったのは古屋 公啓さん。港南口に本社を構える東洋水産株式会社の元社員であり、現在は1950年代後半に港南に移転した創業76年のサービス系会社、株式会社太平商会の経営者を務めています。
加えて、港区の魅力を国内外に広く発信し、区への興味、関心を喚起するとともに、来訪者の増加や地域の活性化を図る「港区観光大使」でもあり、地元港南の企業版町内会的な親睦団体の港南振興会の事務局長も務めています。

古屋 公啓さん:品川・港南の古くからの風景を、1870年代の
錦絵から現代に至るまでの各種写真にてご紹介いただきました

そのマルチな活動に裏付けられた、通常2時間以上はかかるという品川・港南の過去・現在・未来のお話を、100人カイギフォーマットである「1人10分間のプレゼン」にてまとめてお話し頂きました。(大変恐縮です…)

日本初の鉄道として知られる新橋 - 横浜間の正式開業は1872年(明治5年)10月ですが、これに先行して同年6月に品川 - 横浜間で仮開業しています。そうした当時の錦絵のご紹介から、2000年代前の大型都市開発前、そして現在と品川港南口の風景の変化をご紹介いただきました

古屋さんは親睦しながら「地域のなかの人」のつながりを大切に、安心して仕事をし、暮らせるコミュニティの継続に命をかけています。
所轄警察署・消防署の外郭団体等に所属し、交通安全・防火防災キャンペーンを継続的に行ったり、ここ数年は、コロナ禍のために開催できなかった品川港南での各種のお祭りを今年は再開すべく、準備を進めています。かつては、地元で家族が楽しんで参加できるマラソン大会「みなと港南ファミリーロードレース」を開催したこともあります。

 著名人を地元に招いての交通安全・防火防災キャンペーン等、多様な活動も行っています

古屋さんは

・品川とは、一言では言い表せない『文脈都市』。港区にある品川駅。人々は普通に品川と呼んでいますが、実際は高輪だったり、芝浦だったり、港南だったり…。北品川、東品川がある品川区はお隣さん。
これぞ『グレーター品川』。品川という漢字を英語で伝える合言葉は『スリーボックス・スリーライン』!

と品川愛に満ちた言葉で、締めくくって頂きました。

古屋公啓さんグラレコ by グラレコ奈美さん


最後は記念の『100人カイギポーズ』で締めくくり

今回は右腕の負傷が治った グラレコ奈美さんに参加いただく事ができましたので、1人10分X5人のプレゼンを、今回も見事にグラフィックレコーディングで描いていただきました。
(まだ「着色前」の未完成版のため、完成次第、投稿に追加していきます。)

グラレコ奈美さん

最後は『100人カイギ』の定番の記念写真ポーズで締めました!皆さんの充実した表情をご覧ください。この盛り上がりの勢いで、品川港南100人カイギとしては初の「2次会=カイギ後の飲み会」を品川駅高輪口の居酒屋で実施しました。10数名の方が参加、軽く一杯1時間程…と思っていたら、気が付けば23時半と2時間半近く会は盛り上がりました。今後も可能であれば、2次会を開催し、登壇者と聴講者、そして私たちキュレーターとの交流を深めていきたいと思います。

100人カイギポーズでの記念写真(再掲)

最新情報は引き続き 品川港南100人カイギfacebook等にアップしていきますので、チェックをお願いします!次回は7月21日金曜日開催です!

追記:品川港南100人カイギでは、新規キュレーターを募集しています
・紹介したい登壇者候補が多数いる
・当日の進行、司会などを手伝ってみたい、やってみたい
・SNSでのイベント告知活動をやってみたい
・開催報告のnoteを書いてみたい
・何は無くともキュレーターとして参加したい
…そんな方はぜひ 品川港南 100人会議アカウント 100shinagawa.konan@gmail.com
迄ご連絡ください‼

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