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やっぱりコンピテンシー

世の中には様々なリーダーがいて、様々なリーダーの形があって、会社であってもサークルであってもボランティアであっても、組織活動においてリーダーの存在やリーダーシップ(統率力)は大切です。

私はリーダーに関する本もいくつか読みましたが、リーダーシップに正解はなくて、人それぞれのスタイルがあります。
強さで引っ張る人
ほめて引っ張る人
怖さで引っ張る人
頼りないけどなぜだか回りが助けてくれてチームが成り立つ人
明るい雰囲気で楽しさを生み出す人
色々です。

最近ふと思ったのですが、リーダーを目指してリーダーシップを勉強する前に、一人のビジネスパーソンとしてまずはコンピテンシーを強化することが本当のリーダーになる要件なのではないかと。

コンピテンシーとは他の機会にも書きましたが、成果を生み出す人たちに共通する行動の特性のことです。

コンピテンシーは能力の一面もありますが、基本的には先天的なものではなく、後天的に努力で身につけられるものです。

例えば、
・上司から指示された際に、ゴールイメージをあわせる。(上司が何を求めているのかを、より具体的に確認する)
・作業する前に「何のためにやるのか」という目的を明確にする。
・作業する前に「いつまでにやるか」スケジュールを明確にする。
・相手の話をさえぎらない。まずはしっかり聞く。
・話を聞いたときに、それが事実なのか意見なのかをきちんと整理する。
などなど、いろいろあります。
その小さな行為や考え方をするだけで、その先の未来が大きく変わる、それがコンピテンシーだと思っています。

何かのタイミングで日々の取り組みが評価されてリーダーになったとします。その時に求められるのはリーダーシップだけではなくて、新しいポジションでの成果もついてきます。
リーダーでいることと並行して、個々で仕事をする上では立場は関係なくコンピテンシーの高い人の方が成果がでます。

どんな役職に上がったとしても、よりたくさんの人を引っ張っていくためには、リーダーシップ(統率力)だけではなく、個々でも成果をしっかり出せるコンピテンシーが必要なんだと思います。

また、コンピテンシーを理解している方が、より明確にチームメンバーを指導、助言、育成することができるので、結果的に組織として生み出す成果も高くなります。

私が考える一番のコンピテンシーの磨き方は、ビジネス書を多読すること。
読んで読んで読みまくる。
一度では全て頭に入りません。
それでも、例え読んだ本の中で覚えていることが1行だけだったとしても、世で成功する人たちが長年をかけて編み出した方法や考え方を読書という形で自分の体の中を通すことで、少しずつ少しずつコンピテンシー、そして人間性が磨かれていきます。

会社で仕事がうまくいかず、辛い思いをしている若手や中堅のビジネスパーソンはきっとたくさんいると思います。
わずかではあるけれど、コンピテンシーについての考え方を広め伝えることでそんな人たちの一助となりたい。

職場での日々を楽しいものに変えていただきたい。

そんな思いで、これからも自分磨きやコンピテンシー向上に役立つような内容を記していければと思います。


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