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【読書】エフォートレス思考
「エッセンシャル思考」の第2弾という位置付けになる本。
エフォートレス=努力しない
いかに労力をかけずに、成果を出すかということ。
普段仕事してると本当にやる必要があるのかとか、言われていることの全てにすぐ対応しようとするから長時間労働になり疲弊していくのだと思う。
楽したい、というのは決して怠惰でない。
効率良く、やるべきことに集中することで仕事のクオリティも向上すると思う。
この選択と集中という考え方は経営学においては常識的とも言えることなのだが、なぜか日本人はいまだに長時間働いて自己を犠牲にすることが美だという考え方が残っていると思う。
それと、疲れはてるまでに仕事していれば仮に期限や目標を達成できなかったときに言い訳にできてしまうと思う。
限られた時間に重要なことを優先して行うという仕事の仕方に切り替えるべきであると思う。
本書に紹介されているビッグロックの法則という比喩がわかりやすい。
瓶にさまざまな大きさの石を詰めようとするとき、小さな石から入れていくと、大きな石を入れるスペースがなくなってしまう。 今度は同じ大きさの瓶を用意して、大きな石を最初に入れていく。それから小石や砂利を入れると、ちょうど隙間にフィットして、すべての石がうまく収まる。
大きな石=健康や家族などの最優先事項、小さな石=仕事やキャリア、砂利=どうでもいいことスマホやSNSテレビのことである。
本ではこの法則を仕事や私生活含めた全体で考えているが、この考えは仕事をしているときにも当てはめられる。
大きな石=重要で時間のかかる仕事にまず取り組む。
大きな仕事をやっていて空いた時間に、事務処理やメール返信などの小さな仕事=小石や砂利を片付ける。
事務処理やメール返信というのは、相手がいることであるしつい早く処理しなければという気になってしまう。
しかしこれは緊急度は高いこともあるかもしれないが重要度は低いことであることが多い。
必要最小限のステップにすることは、重要な仕事に注ぐ時間を増やすことである。
また、古くなった目標や古い考えを捨ててしまおう。
昔からこうしてたからこうしなければならないという既成概念にとらわれてはいけない。
現状を判断して、いかにシンプルにできるかを考えて行動しよう。
感情的にフラットでいて、ネガティブな感情を捨てる。
特に怒りの感情というのは自分を正当化しようとすることの表れであることが多い。
自分もつい先日、しばらく置いていた仕事を指摘され、少しムッとしてしまったので反省しなければならないと思った。
感情をフラットにするには睡眠時間を確保したり健康を大事にする。
睡眠時間や質が悪い場合イライラしたり精神的に悪い状態になる。
読書はレバレッジの高い活動であり、同じ時間で多くのことを学ぶことができるという。
特に読書してその学んだことを実践したり、得た知識をブログに書くなどしてアウトプットすることが欠かせない。何のために読書をするのか、自分の行動や人生を変えたいと思っているからである。
読書によるインプット→アウトプットというプロセスにより自分の成長につながると思う。