『メモの魔力』汎用的レベル上げの手法を言語化した一冊

内容は1行で言うと
・事象→抽象化→転用 のプロセスと、それが何故大切か
独自の言葉で言い直すと「汎用的レベル上げの手法」

「事象→抽象化→転用」これって実際、誰もが(特に能力が高いと感じられるような人は)無意識的に実行していることではあるんだけど、
無意識下だと、強烈に印象に残った事象に対してしか実行できないから、意識的に大量のインプットに対してやっていこうよ。きちんと言語化して

そうすれば爆速で成長できるよっていうことを言っているというのがだいたいの理解。(雰囲気)

ただ、抽象化までは無意識下でも割と実行してる気がするけど、転用は必要になった場面でやってるイメージ。
メモ魔のメソッドでは転用まで一気に実行するが、
ここは確かに大量の課題を常に持っていて、それが明確化されていないと難しい。

読んでて面白いなぁって思ったのは、メモ魔で説明されているメソッドがメモ魔そのものの中で頻繁に使われているってところ。
しかもこれはメモ魔というインプット自体をメモ魔のメソッドに従って抽象化しながら考えて読んでるとすぐに気づく。

たとえば、
 - 標語化することのメリットを説明。”離見”の例を出す。あとでさらっと”離見”が出てくる。
 - ”離見”のエピソードのところも、後で出てくる「着地点を示してからエピソードを話す」の形式をとっている
 - 「君の名は」を短く説明できるか のやつ → メモ魔自体がエッセンスを抽出すれば短く説明できるところを、本として気持ちの良い長さになるように具体を入れている

※↑の例は読み返したりしないで記憶ベースで書いてるので実際の内容と合ってるかは保証しませんw

取り扱っている具体の汎用性が異常に高いところもポイント。
 メモ、自己分析
これってほぼ誰にでも刺さるレベルの汎用性の高さ。(少なくともビジネス書読む層には100%と言っていい)

そんな感じです

ps メモ魔流の見開きノートをPCでサクサク作れるツール欲しいよね

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