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花火のように一瞬夜空を焦がし無に帰して行く 人生観の異なる二人の未来
自分は Everyday is Adventure であり、家庭的なものには一切興味の無いTypical Rock ' n ' Roller , 彼女は遊び好きですが結局は平凡でも堅実第一の保守派。付き合いが深まるにつれ、結婚がどうの、子供がどうのと云うトピックをかまし、その度自分がはぐらかすので仲は ずれたまま無理矢理閉じたファスナーのようになってました。その前の彼女も結婚話のもつれで別れたので、" あー またか " と自分はウンザリしてましたし、彼女は彼女でリアクションの無さに内心穏やかならざるものがあると覗えました。花火祭の時も話は弾みません。どこかの企業広告が、 "より良き未来 - " 云々とアナウンスを始めました。即座に彼女が " より良き未来 ! " とオウム返しに口にしました。自分はそんなものを考えずに目の前にあるロック音楽と唄に夢中だったのでいつものごとく ダンマリを決め込み 更に河原を吹く風は強くなって来ました。花火が夜空を強烈に焦がしすぐ塵のように闇に吸い込まれて行きます。彼女の顔に色んな光が浮かび上がります。緑, 黃, 赤 .... もう長くはないなと感じていた自分はその色変化を、様々な思い出に重ね合わせながら しばし茫然と眼に飛び込ませてました。その時の思い出を絵にしました。