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怒っちゃダメ?叱らなきゃ?



さてさて、


今日は
「怒る」と「叱る」
について、思ったことを。


昔々の新人の頃、
私は「叱る」というのが
上手くできなくて、
とても困っておりました。

「もっとちゃんと叱らないと!」
とパイセンに言われたり、

がんばって叱ってみても、
あんまり子どもに伝わらず。

「ダメだね、先生の叱り方全然響いてないよ?」

と、パイセンからダメ出しをいただいて、
パイセンが子どもを改めてもう一度叱り直す。

ということがしょっちゅうありました。笑
お叱りおかわり!追いお叱り。です。


テヘペロ(´∀`*)

今思うと、当時の私は

「叱っていいけど怒っちゃだめ」

という言葉に縛られておりました。

↑これ誰が言ってたんだろ?誰か言ってた?🤔

プロとして、子どもを叱るのは必要。でも単純に怒るのはいけないこと。きちんと叱ってあげることが大切。

そう思ってた。

でも、今となって思うことは、


「私もっと怒ってよかったんだなー。」


ということ。

子どもが何か問題行動をした時に、
こういうの、
お腹の中に出てくるじゃないですか?↓


◉そんなことされたら困るじゃろがーーーーーい!(#゚Д゚)

◉そんなんされると私惨めで悲しくなるわぁぁぁーーー!(#゚Д゚)(#゚Д゚)
◉危ねぇだろうがぁぁあー!(#゚Д゚)(#゚Д゚)

◉私の大事なクラスのお友達に、なにしてくれてんのじゃぁぁあぁ!!(#゚Д゚)


◉コルァァア!またそんなことしてぇぇえ!!誰が保護者に謝らんといけないと思っとんのじゃゃぁあぁぁあーー!
(#゚Д゚)
(#゚Д゚)
(#゚Д゚)
(#゚Д゚)


などなど(笑)


この、声に出せないけど、思っちゃう本音を、ちゃんと感じてあげれば、良かったんだなぁ。


自分で自分の怒りを感じる。
自分のために、ちゃんと怒る。


私は
これをすっ飛ばして、

“ちゃんと叱らなきゃ”

最初からベクトルを子どもに向けていたので、
何に対して叱ってるのか?怒ってるのか?
一応、パイセンの目があるので、叱るポーズはとるけど、ぶっちゃけよく分からなくなっておりました。笑
そりゃ伝わらん。笑


怒らないと、叱れないし。
怒りのない、感情のない、”叱る”って、
なんか不自然。


今は、
自分がちゃんと怒ったり、感じたりすることの方が大切で、
それやってたら、もはや別に叱る必要もないんじゃないか?とさえ思う。

正直な気持ちを、正直に感じられるようになってから、
ちゃんと自分で感じてから子どもと向き合うようになって、私はだいぶ楽になりました。

慣れてくると、
自分で怒りを感じつつ、
子どもにもうまい具合に伝えられるようになってきておりました。

別に子どもに怒りをぶつけてないけど、
私から滲み出てくる、

困るぅ!
ダメぇぇ!
ゴルァァァ!

を、
子どもが五感で察知してくれるようになりました。笑


周りを見てても、
毎度毎度ちゃんと”怒ってる”先生の方が、
なんだか普段は楽しそうで、
ストレスなさそうだし。

なんか、そっちの方がいいなぁ〜
なんて思う。

昔は、怒ってる先生
大嫌いだったんだけど。笑

怒らずに叱るって、
たぶんAIでもできるんじゃない?


こんなことをしたら、こんな声と表情で、この年齢に合わせた叱り方をする
って設定すれば、きっとロボットでもできるもんね。


でも、保育も子育ても、人間がやるから。

いろんな人の、いろんな”怒る”ポイントに触れて、
子どもたちはその経験を、学習として採用するかしないか、自分の力で選択していく。

選ぶ力が、生まれた時、もしかしたら生まれる前から、ちゃんとある。

私は、私の
“反応”
という選択肢だけ、子どもの前に置いておけばいい。
そして、それでもやっぱり子どもに向けて伝えたいことがあるなら、しっかり渡して、伝えればいい。

今はそんな風に思います。

お昼のフルーツサンド♡
甘々だったぜぃ。

   


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