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【ビジネス本再読】「EQ~こころの鍛え方」③~EQトレーニング「いまの気分」を意識的に感じるようにしよう

引き続き高山直さんの「EQ~こころの鍛え方」を再読しています。やっぱり心を整えるためには、自分自身が整っていないと難しいよな・・・と改めて思っております。というのも、個人的事情ですが転職して、以前に比べれば相当「ホワイト」な環境で働いています。さらに自分の時間も取ることが出来、それこそ「ワークライフバランス」が自分の「今」にとって心地よいリズムとなっています。そうなると、心が落ち着き、ストレスがかつてと比べて驚くほど減少しています。こうした自分の体験を振り返ると、いくらEQトレーニングを自分一人で頑張っても、環境が整っていなければ困難なんだろうな・・・と。ただ、こう結論づけるのも少し物足りないので、以下に当時も今も参考になりそうなトレーニングメニューを紹介していきたいと思います。


「いまの気分」を意識的に感じるようにしよう

「気分」もその時々で変化することを実感しよう。会いたくない気分で人に会うと、表情も暗く、なかなか笑顔も出ない雰囲気をかもし出すでしょうし、楽しい気分であれば、言葉も明るく、話も弾み、それも笑顔で話しているでしょう。気分と行動は必ず密接に関係しています。

「EQ~こころの鍛え方」高山直著より抜粋

まさにその通り。会議の前は気が重くなりますし、終業近くになると気分が弾みますよね(笑)。家族や大切な人、それに友人たちとの時間は自然と笑みがこぼれ、気分も高揚しますよね。そんなもんですよ、人間。これは改めて言うまでもなく、当たり前の話ですね。


気持ちを表す「言葉」をできるだけたくさん知る

感情を示す言葉をたくさん知れば知るほど、自分や相手の感情の状態をより正確にとらえることができるのです。感情は六つの基本的なものに分類できます。「幸せ」「悲しみ」「怒り」「恐れ」「嫌悪」「驚き」の六つです。

同上

確かに「今、自分はこういう気分だ」と言語化できるといい、という話を聞いたことがあります。多分、どこか客観視できるからでしょうかね。特にネガティブな感情に襲われたとき、これを無理矢理押さえつけるのではなく、「今、自分はこういうことに対して非常に怒りを感じている」という具合に頭の中で言葉に出来るとちょっとだけ対象から距離を保つことが出来るかもしれません。とはいえ、顔には出てしまっているんだと思いますが・・・汗。

一日に一回、人をサポートする

一流選手といわれる人は、いかに周囲の人たちのサポートを受けていまの自分があるかをよく理解しています。彼らはスタッフや裏方さんを大切にし、いつも「感謝のこころ」を忘れません。そのため、その人の周囲には優秀なスタッフや人材が集まり、結果としてより高いパフォーマンスを発揮することになるのです。

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これもよく言われる話ですね。しかも一流選手のみならず、「一流」と呼ばれる方は大抵、周囲の方への感謝を怠らないように思います。それは周りへの感謝が回りまわって自分に返ってくるということを体感的に知っているからかもしれませんね。一方で、どんな「大物」ぶっていて、偉そうにしていても、周囲への対応がゾンザイである場合、いつの日か化けの皮が剥がされ、報いを受ける・・・なんて話は古今東西枚挙に暇がないですね。私は極力ですが、相手が自分だったらどうしてもらいたいか?ということを考えて対応するようにしています、特にお店での店員さんからサービスやサポートを受けたときにですが。

やっぱり私がスタッフさんの立場だったら、お礼を言われたり、笑顔で応対して欲しいですし、対等(でもフランクで全全委員ですが)な関係だったら嬉しいなと思います。ですので、極力そういう風にありたいな、と思っています(が、店員さんがあまりにも無礼だった場合は・・・さすがにそこまで聖人ではないので、やっぱりそこまでして相手に尽くそうとは思わないですけどね・・・←結局、器が小さいという(笑))

好きな音楽を聴いてみる

ある種の音楽を聴くことが気持ちを落ち着かせ、感情を安定した状態に導くために効果的であることは心理学の多くの実験で証明されています。音楽によっては気持ちを高揚させたり、集中力を高める効果があるものもあるといわれています。

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NO MUSIC NO LIFE人間としては、まさにその通り!気分によって聴きたい音楽も変わってきますよね。ただ、最近はラジオをあまり聴かなくなってしまったので、そこで気に入った音楽を聴いたり、久しぶりにラジオから流れてきて、また聴き直す・・・といったことがなくなってしまったのが残念。さらにはCDではなくダウンロード(もしくはサブスク)になってしまったため、アルバム(死語?)を順番に聴く・・・という文化も少なくなってしまったのもまた残念ですね。

一日に一回、自分のこころが躍るようなことをする

意識して、自分の気持ちを高めたり前向きにするきっかけづくりを行いましょう。

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「感謝ノート」のようなものもありますね、その日に起きた「良いこと」や「感謝したいこと」をまとめる、というルーティーンです。これもまた素晴らしいと思います。それ以外には、例えば「今日のランチは、前から気になっていたあのレストランに行こう」とか、「仕事の後にコンビニで新発売のスイーツを買おう」といった小さなワクワクイベントを用意しておくというもいいかもしれませんね。私だったら仕事帰りの筋トレでしょうか(笑)。

一日に一度、自分にご褒美をあげよう。

大事なことは、「これは自分へのご褒美だ」という意識を行うことです。実際にやれなくとも、考えるだけでも楽しい感情になることができます。

同上

これは一日単位でなくても、週単位でも、月単位でも良いと思います。例えば「今週末はどこかに出かけよう」とか「週末の金曜はレイトショーで映画を観よう」とか「ちょっといいレストランでディナーを予約しよう」とか。もちろんこうしたお金の掛かるものでなくても、趣味の時間を作るとか、本を読む、それこそ先述の音楽を聴く、家でDVD(またはネトフリなど)を観る・・・なんでも良いと思います。家族や大切な人と過ごす時間を楽しむ、これもまた素晴らしいと思います。たしかにこうやって考えているだけで、なんとなく楽しくなってくるから人間って不思議ですよね(笑)。

「いいな!」と思ったら、やってみよう!

ここはYouTube的にいうと「いいね!と思ったら高評価ボタンを・・・」というよくある締めの挨拶に近いのですが、ここまでお読み頂いた中で、「これは良さそうだな」というものがあったら、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。以前書きましたが、いいんですよ「三日坊主」で。脳は習慣化を好むので、新しい習慣を面倒くさがるんですよね。ですから「三日坊主」を何度も繰り返していければいいんじゃないでしょうか?それこそ一日、いや今週、今月の「お楽しみ」を考えるっていうのはどうですか?絶対楽しいですよ(笑)。


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