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【言葉】前澤社長「今必要なのは自信」~リーダーのこういう言葉を待っていた!

このnoteを始めたとき、私自身がいろいろな機会に刺激を受けた「言葉」を中心に紹介していきたいと思ってスタートしました。また、そこそこビジネス本や啓発本に関しては、読み漁ってきた時期が長いので、そうした内容についても、改めて振り返りながら体験談や今だから思うことなどを綴ったり。そしてそこから私の好きな映画や本、音楽へと広がり、時にはプライベートな内容(仕事や旅行など)も織り交ぜながら、その時々に感じたこと、思ったことを「文章」という形でまとめて現在に至ります。拙い文章ではありますが、飽きっぽい私がここまで続いているのもなかなか奇跡だなと思っております。

さて、今回は久方ぶりに元気の出る「言葉」について紹介したいと思います。先日X(旧ツイッター)やニュース記事等を賑わせた、ZOZO創業者の前澤氏のユニクロ柳井社長のコメント対するアンサーです。もうすでにご存じの方も多いと思いますが、今回はこのお話を改めてお伝えしつつ、私の考えなども書き綴っていきたいと思います。


前澤氏は「『日本人は滅びる』とユニクロの柳井社長が言っています。移民を受け入れ、知的労働者を増やし、少数精鋭で働けとも言っています」と、柳井氏のインタビュー記事を引用。「みなさんはどう思いますか?」と問いかけ、「僕はなんだか逆のように感じます。日本らしさ日本人らしさが今後の国力の鍵になる気がしていて、それを薄めてしまうような、グローバリズムに迎合して自らその渦に飲み込まれてしまうような考え方には違和感があります。薄めるのではなく、日本は日本人らしさを活かして連帯してもっともっと濃い国になっていくべきかと思いました。生意気言ってすみません」と自身の考えを示した。

日刊スポーツ(8/27(火) 9:57配信)より抜粋

一旦ユニクロ&GU愛好者として柳井社長擁護してみた

まずはユニクロについて。実は私はユニクロの愛好者です。品質も素晴らしいですし、そしてリーズナブル。ベーシックなものから、少しファッショナブルなものまでラインナップを揃えており、今や誰もが着こなしのどこかに使うレベルでコモディティ化している日本を代表するブランドだと思います。そして姉妹ブランドのGUもまた、本家に負けず劣らず低価格かつ良品質で流行にも敏感なラインナップ。こちらもまた愛好しています。そんな私でも、今回の柳井社長の発言は少し(いや、かなり?)残念でした。

とはいえ、実はユニクロ本、柳井社長本も数多く読んできた私としては、柳井社長は常に歯に衣着せぬ発言を繰り返してきた方。そしてご自身のみならず、今や世界的企業にまで成長させたユニクロ王国の全スタッフを統率されているんだと思います。常に日本は遅れている、目を覚ませ!と日本人の奮起を促すメッセージを繰り返し、メディア等で発表されてきました。しかし、さすがに今回の発言は、これまで以上に踏み込んだドギツいものだったように思います(私は中でも移民に関する発言は相当な勇み足だったかなと)

一方、ZOZO前澤さんは・・・でしたが・・・

そしてZOZO創業者の前澤氏。メディアに登場してくる印象でしかないのですが、実業家として大成功を収めていらっしゃるということは伝わってきていました。しかし、「お金配りおじさん」とか「宇宙旅行」、さらには有名女優との浮名など、正直あんまりいい印象を持っていませんでした。貧乏人の僻みでしか無いんですけどね(涙)。しかし、今回の発言は、そんな印象を一気に拭い去るくらい、素晴らしいものだったと諸手を挙げて称賛したい最高のメッセージだったと思います。

偏狭なナショナリズムと言われたとしても・・・

前澤さんはX上で「日本らしさ日本人らしさが今後の国力の鍵になる気がしていて、それを薄めてしまうような、グローバリズムに迎合して自らその渦に飲み込まれてしまうような考え方には違和感があります。薄めるのではなく、日本は日本人らしさを活かして連帯してもっともっと濃い国になっていくべきかと思いました。」と書かれています。本当にその通りで、日本人の良さを薄めて、世界全体に迎合するなんてことは、おかしいんじゃないですか?ということですよね。それよりもっと日本人らしさを出して、それこそオンリーワンを目指せば絶対に今よりもっと良くなると思っています。

日本に今一番必要なものは自信

続くポストでは「日本に今一番必要なものは自信だと思います。俺たちの国いいだろ?っていう自信」と持論を展開。「僕はめちゃくちゃいい国だと思うんですけどね。人も風土も文化も素晴らしいなと。ほんと大好き」と日本に対する思いをつづり、「滅びるわけないだろって」と柳井氏の懸念を一蹴。

m同上

恐らく前澤さんは世界各地でビジネスをされ、ご自身の目で世界を見てきた方(なんせ宇宙まで行っている方ですからね)。その経験から、一周回って「やっぱり日本良いよね」という気持ちを持っているのではないでしょうか。割と海外に出た日本人の方が、この感覚、持ち合わせているような気がします。なんともいえない、ほっとする感じ。外国にいるときほど、神経をすり減らさなくていい安心感(まあ、今ではそれを悪用した外国人の多数来日したり暮らしているので、徐々に薄れているのが悲しいですけどね)。

続けて前澤さんは「僕はめちゃくちゃいい国だと思うんですけどね。人も風土も文化も素晴らしいなと。ほんと大好き」と書かれています。私もまさに同感で、日本人で良かったと思いますし、今の時代に、今の家族、友人、その他含めて巡り会えて本当に良かったなと思っています。メディアに登場する斜に構えた文化人の中には日本を腐す発言をされる方もいらっしゃいますが、個人的には「そんなに日本が嫌いなら、外国で暮らせば良いのに」と思うのですが、彼らが国外で居住するなどという話を聞いたことがあまりないですよね(笑)。たぶん多くの日本人は日本が好きなんだと思いますよ、きっと。例えばオリンピックで日本人選手が活躍すると、純粋に嬉しいじゃないですか!

日本人の底力はこんなもんじゃない。もっとやれるはず。

「キングダム観てる人は分かると思うけど、士気とか自信で人の生産性って全然変わる」と、古代中国の戦乱の時代を描いた人気漫画を引き合いに出し、「移民で労働人口を増やそうとする前に、日本人の労働生産性の最大化を諦めたくない。日本人の底力はこんなもんじゃない。もっともっとやれるはず。政治にも経営にも信とか政みたいなリーダーシップが必要。俺もやる」

同上

こちらもシビれますね・・・こんなリーダーがいてくれたら・・・と思わずにはいられません。恥ずかしながらキングダムは漫画も映画も未見なのですが、とはいえ「士気とか自信で人の生産性って全然変わる」というのは本当だと思います。これはチーム戦、団体戦に強い日本人の強み。そして今足りないのは「自信」。常にメディアでは日本はダメだという報道、そして近隣諸国からの威嚇にも、全く態度で示さず、せいぜい「遺憾だ」という発言するくらい。きっと教育現場でも「日本はすごい国なんだ」などということを教えてはいけないことになっているかもしれませんので、そりゃ戦後80年、こんな教育していったら、ほぼほぼ全国民がそうしたマインドになりますよね。

リーダーの「熱い言葉」に人を心を動かされる

古今東西、リーダーというのは強い言葉を発信する力に長けていると思います。もちろん「言葉」は使い方によっては人を扇動することもあるので、我々一般人は非常に容易く誘導されることもあります。ですから、常に「自分の頭で考える」ことが重要となります。しかし、そんなことはさておき、今回の前澤さんの発言は、100%大賛成という方が多いのでは無いかと思います。「日本はダメだ」「このままでは終わる」などとネガティブな言葉で人を焚き付けるのは、短期的には効き目があったとしても、それほど長続きしないというのは科学的研究で証明されているはず。やっぱり人はポジティブメッセージに感動し、共感するんだと思います。

そして最後の「もっとやれるはず。俺もやる。」もいいですよね、周囲に呼びかけるだけでなく、自分もやります、という一言。言葉だけでなく、行動に移すことを宣言されています。世の中、言葉だけ壮大なことを吐く輩は大勢いますが、こうして実行を宣言できる方は本物だと思います。ということで一気に前澤さんファンになってしまいました。・・・単純ですかね?(笑)。

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