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【プロ野球】そして大航海は続く・・・希代のモチベーター新庄監督!

すみません、相変わらずの「にわか」ファイターズファンです(笑)。完全に判官贔屓目線の内容になりますので、あらかじめご了承ください。パ・リーグの順位争いでは少しハラハラしましたが、クライマックスシリーズでは見事に大逆転で、首位ホークスとの対決に駒を進めたわけですが、何が凄いってチームの熱気。これはYouTube動画だったり、Xにどんどん上がってくる現地で応援しているファンの方々による動画から伝わってくるわけですが、完全に「高校野球ノリ(もちろんいい意味で、ですよ!)」。

仲間の活躍にベンチから大声で応援する様子は見ていてこちらまで清々しい気持ちになります。そしてもちろん、こんな「理想のチーム」を3年がかりで作り上げた中心人物が、新庄監督!選手としてスーパースターであることは誰もが承知しているわけですが、なんとなんと監督としてももの凄い才能の持ち主だった!ということで、今回はそんな新庄監督の最近の「言葉」を中心に、王者ホークスに「もしかして・・・?」という期待を込めてまとめてみたいと思います。


「泣きべそやね、まだ早い(笑)」

こちらはすでに「お家芸」となっている、恒例の「清宮選手いじり」。でも、今回は目を細めているような様子が目に浮かんで来ます。もう少し記事を紹介したいと思います。

新庄監督は「一発で仕留めましたね。盗塁も良かったですね」と絶賛。ただ、すぐに「でも、泣きべそやね。まだ早い(笑)。でも悔し泣きじゃないから。嬉し泣きなんで、許したろうかな」と、いつものように冗談まじりに愛弟子をいじり倒した。 北山らの涙にも「みんな泣いてた。それくらい、試合に対する思い、ひとつになってて」と嬉しそうにうなずいた。  清宮自身は試合後、涙の意味について、「本当にファンの皆さん、このチームの皆とまだ野球ができるのは最高、幸せだなということですね」と笑顔を浮かべた。

デイリー(10月14日)配信より抜粋

清宮選手といえば、鳴り物入りでプロ入りし、将来有望と期待されていたものの、怪我や不振でちょっと停滞していた・・・というのは有名な話ですよね。そこへ3年前にBIGBOSSが登場し、まずはまさかの「ダイエット指令」。このあたりの公開されているやりとりは本当に絶妙に味のあるものでしたね。その後もなかなか浮上できない清宮選手に対し、特に今年は飴と鞭で言えば徹底的に「鞭」。とはいえ、そこは上手な新庄監督ですので、マスコミへの愛ある「いじり」が、おっとりのんびりタイプの清宮選手にはハマったのかもしれません。後半にメキメキと頭角を現し、CSでの大活躍となったわけです。

大好きなファンとチームとまだ野球が出来るって幸せだと思います

ここ最近の自信を持った清宮選手を見ていると、「きっと何かやってくれるに違いない!」と期待してしまいますよね。しかも「この大好きなファンの皆さんと、チームのみんなとまだ野球ができるって思うと、本当に幸せだなと思います」なんて言ってくれちゃうと、こちらまでなんだか涙腺がゆるんでしまうじゃないですか!笑。ホークス戦も頼んだ!

「何なんですかこのチームは!感動させすぎ」

これは13日の延長戦を制した試合後の新庄監督の一言。9回裏に万波選手のホームランで追いつき、延長10回に浅間選手のサヨナラ打で勝利するというドラマチックな展開。これにはボスも唸っていたようです。

最後は途中出場の浅間が劇打で決め「何なんですかこのチームは!感動させすぎ」と指揮官をうならせた。けがに泣かされてきた「天才」が大仕事をやってのけた。浅間が劇打。終戦危機から勝負の第3戦へと持ち込み「腐らずやってきてよかったです」と歓喜の中心でもみくちゃにされた。横浜高時代から抜群の野球IQを誇り、新庄監督も「野球脳が優れ、ものすごく使いやすい」とホレ込む仕事人。15年のCSでは新人野手で球団史上初のスタメンに抜てき。華々しいスタートを切るも、度重なる故障が野球人生を邪魔した。シーズン終盤は足首の激痛に耐えながら強行出場。守備につけず“代打専門”だったが、指揮官は2軍に落とさなかった。高校の後輩・万波に続く殊勲打がプロ10年目でのCS初安打。苦しんできた男が、やっとスポットライトを浴びた。(日本ハム担当・堀内 啓太)

スポーツ報知(10月14日)配信より抜粋

まさに「天地人」。いろいろ育て続けた果実が実ってきた!

私が特に今年、ファイターズを「いいな」と思う点が、これまで2年間ずーっと残念ながら低迷期を味わい、「勝ち」に飢えていたような気がしているんです。監督も辛抱強く若手を育て続け、心ないファン(←こういうのはファンって言うのかな?と思いますけどね)の批判やアンチコメント等にも堪え続け、ようやく花が開き始めた今シーズン。とにかくベンチが明るい明るい。一つの勝利にもまるで優勝したかのように大喜びするベンチメンバー。


そして勝利した日にち行われる「一丁締め」もまた今のチームに元気を与えているように思います。さらにはエスコンフィールドという日本一のスタジアム(すみません、異論あると思いますが・・・汗)!いろいろなパーツが揃って今のチームの勢いが作られているんでしょうね。まさに「天地人」。「天の時、地の利、人の輪」とはよく言ったもので、ファイターズにとっては今年それがビタっとハマったのかもしれません。

「選手の皆んなも気にせず、もっと頂戴~くらいの気持ちで行こうぜ」

そしてラストは少し(というか本当はメチャクチャ)怒っている話題を。これについてはかつても記事にしたような気がしますが、相変わらずSNSで新庄監督の下には、アンチによる誹謗中傷が押し寄せているとのこと。先日、私も監督のインスタのストーリーに挙げられているのを見て、怒りと共に悲しくなりました、本当に。

新庄監督が15日、自身のインスタグラムのストーリーズに新規投稿。自身のSNSに多数の誹謗中傷コメントが殺到している現状を明かした。監督は具体例として「お前ふざけんなよ 試合中に笑うな お前何様やねん キモいねん はしゃぎすぎや 相手の気持ち考えたことあるか貴様 どうせ負けるから福岡でやり返されろ ゴミが 社会のゴミが」というコメントが寄せられたことを紹介した。 それでも指揮官は「勝っても負けても毎日のように、こんなコメントが山ほど来ます だから選手の皆んなも気にせず もっと頂戴~くらいの気持ちで行こうぜ」と書き込んだ。

デイリー(10月15日)配信より抜粋

誰得?そんなコメントを送ることに何の意味があるのか!?

本当はご自身も心ないコメントを見てしまい、心を痛めているはず。それでも選手たちの矢面に立って、これだけのコメントを返せてしまう新庄監督のパワーに圧倒されるともに、心から尊敬します。先述の繰り返しになりますが、これまで2年間、なかなか思うように結果を出せず、ベンチも暗くなっている中、様々なパフォーマンス含めて、新庄監督が先頭に立ってあれこれお客さんを楽しませる取り組みをずーっとされてきたわけです。そしてもちろん肝心要の野球でも強くなるように、技術面では相当厳しく、選手たちには信賞必罰、それでも頑張った選手の評価が高くなるよう、球団側に掛け合ったり・・・ととにかく激務の3年間を送っている監督にどうしたらここまで心ない言葉を浴びせることが出来るのでしょうか?一体、こんなコメントを送って、誰が喜ぶのでしょうか?(送信者はスカっとするんですかね?)

本音としては来季も・・・なんですが(笑)

この件は相当腹立たしいわけですが、とはいえ、選手からすると、こんなカッコいいボスの下で大好きな野球を目一杯楽しめる環境を体感できて絶対幸せだろうな、と思ったりもします。これってどんなチーム(学校、部活、クラブ、職場などなど)でも、こういう瞬間ってありますよね。とにかく居心地がいいチーム、しかもただの「仲良しクラブ」ではなく、そこには厳しさもありながらも、しっかり結果も出している・・・という理想のチーム。希代のモチベーター新庄監督はホークスとの対戦のために、伊藤投手を温存していたそうです。常に先を見据えて、しかも私たちを楽しませてくれる新庄ファイターズ。本当は来年も・・・とお願いしたいところですが、こればっかりは他にもいろいろやりたいことがあるでしょうから、まさに神頼みするしかないですね、まずは目の前の一勝を積み重ね、チームで奇跡を起こしてほしいと願っています!

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