【2024政治】夜明け前が一番暗い(と思いたい)~氷河期世代の一庶民が政治を語る
以下は一個人の勝手な感想です。主義主張の相違等もあり、お読みになって気分を害したり不満を感じたりする方もいらしゃるかもしれませんが、予めご了承ください。
タイトルにも書きましたが、私、氷河期世代、もとい「失われた30年」世代です。今年の衆議院選挙でいくつかの政党が「30年間手取りが増えていないんです」と訴えているのを聞いて、「確かにそうだ!」と気づいてしまったんですよね、恐ろしい現実に。
「失われた30年」に気づいてしまった
気づけば中学生くらいの頃にバブルが崩壊し、そこからあとはひたすらデフレデフレで成長しない時代が長く続きすぎて、「それが当たり前」となっていたわけですが、いよいよインフレが激しくなり「これはなんだかおかしいぞ」と。
多分、この30年間も日本人はほとんどの人が、それまでと変わらずフツーに一生懸命働いてきていると思うんです、きっと。それでいて全然給料が上がらない、そして諸外国(先進国)を見ると、もの凄く成長している。もうこれは我々一般国民や各企業の努力でどうこうできるものではないんじゃないか?そんなことに気づいてしまったんですよね。
103万円の壁問題
今、「103万円の壁」を取っ払う、ということで議論が進んでいますが、私が特に注目しているのが学生の働き控えです。扶養控除の関係で「年間103万円」というリミットがあり、かつて学生さんと一緒に働いてきた身としては本当に死活問題でした。
でも、これって私が学生だった平成初期から変わらないんですよね、「103万円の壁」。これもまた「30年間の失政」といってもいいのではないか、と。とある議員は「学生がそんなに働くなんて」などと言っていますが、いやいや、あなた、学生時代働いていなかったんですか?って話ですよ。また別の議員は「学生が働かなくていいように、全額給付金にしよう」というような発言もしていたようですが、これもまた私にはポジショントークにしか聞こえませんね、正直。
学生だから当然勉強メインですけど、申し訳ないですが、それまで親元で暮らし、初めての一人暮らし。仕送りをもらいつつも、自分で遊んだり、趣味のものを買ったり、服を買ったり・・・という資金は自分で稼いだ分で賄うものじゃないですかね?そういうことをされてこなかったんでしょうかね、件の議員さんたちは。勉強一筋だったのでしょうかね?分かりませんけど。
そしていざ「103万円の壁」は渋々撤廃の方向に動くように見せたところで、要望していた額(178万円)にはほど遠い額(123万円)でまとめたいがために各地から「財源は?」と言わせる狡猾さ。
政治家の皆さん、「失敗の本質」を読んでくれ!
政治シロートの妄言だと思って聞いて欲しいんですけど、これまで30年間失敗してきたわけじゃないですか、日本だけですよ、先進国で成長していないのは。責任取れとか言わないから、その代わりに、方向転換して減税路線に挑戦してみれば良いじゃないですか、「失敗の本質」読んで勉強して欲しいところです、本当に。それに削ろうと思えば、いらない補助金たくさんあるし、そもそも税収も増えているそうじゃないですか。円安による為替差益による外為特会などの話も有名ですよね、今こそ活用したらいいじゃないですか。
財政健全化が第一義らしいんですが、仮にそれが達成されても、国民が疲弊して国全体が貧しくなったら意味が無いじゃないですか、省庁の役人さんは頭脳明晰なエリートたちのはずなのに、なぜこんなシンプルなことが分からないのか?いや、本当はわかっているけど、やらないのかもしれませんね、でもなぜなんだろう?
まずは国民が買いたいものを買い、食べたいものを食べ、行きたいところへ行く。そんなシンプルだけど大切な生活が満たされているからこそ、仕事も頑張り、結果を出していくことで、企業が成長し、そうすれば納める税金だってきっと増えると思います(もちろん国民がどんどん消費することでも税収は上がりますよね)。景気の「気」は気分の気、とよく言われますよね。とにかく我々国民の「気分」を高める政策をしてくれないと。これほど真逆のことをひたすらし続ける政府も凄いですよね。そして堪え続ける我々国民もまたある意味凄い(笑)。
SNSが選挙結果を左右する時代に
2024年の選挙ではSNS新時代を迎えた、と言われています。これもまた時代の転換点の一つだと思います。国民が少しずつ「目覚めてきた」証拠であり、既存メディアへの不信が高まってきたということだと思います。テレビや新聞の報道に対する信頼度の高かった日本国民でさえ「ちょっと待てよ、これって本当なのか?」と疑い始めた。そしてX(旧ツイッター)やYouTubeなどSNSで情報を自分から取りに行くようになった。
これまでの「受動的」態度から、「能動的」スタンスへ。この違いは非常に大きい。しかも、SNSが玉石混交だということは多くの方が(多分)分かっているので(多分)、複数のチャネルから情報を手に入れるようになっていると思います。つまりは一つの投稿による情報を鵜呑みにせず、いくつかの情報を参考にして、真価を確かめる、みたいな(ちなみに私は著名人等による一次情報中心にチェックするようにしています)。
そしてこうして私のようなただのシロートでも発信できる。もちろん昔からブログ等はありましたが、そういうものがより身近になり、多くの方が手軽に出来るようになった、これもまた大きな変化だと思います。
というか本当は国民の情報リテラシーが上がってきた
タイトルに「夜明け前が一番暗い」と書きました。個人的には国内情勢においては今が一番酷い状況であるように感じています(これ以上になったらどうしよう・・・汗)。でも来年は大型選挙もまた控えています。そしてこれまで書いてきたように、SNSを中心として国民が情報収集において、大手メディアを頼らずとも入手できるツールを手に入れたわけです(しかもそれが選挙結果に大きな影響を及ぼすという結果も出ましたし)。
これからも一人一人のリテラシーが上がることで、きっと未来は明るくなるに違いない・・・というか、そうなってほしい。とにかく手取りを増やして欲しい、もっと暮らしが楽になり、豊かな生活を送りたい。原発も再稼働して電気代も抑えて欲しい(太陽光パネルはもう十分ですよ、逆に森林破壊で環境に悪いんじゃないですかね?)、インバウンドもそろそろいいでしょう、まずは国民にもっと旅行させて下さいよ(笑)、EVもいらんでしょう、ガソリン車やハイブリッド車でいいじゃないですか。トランプ次期大統領のアメリカファーストではないですが、日本ファーストをお願いしますよ、頼みますよ、政治家の皆さん!