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【限定公開】私が書いた妻からの感謝の手紙

橋本です、

先日から、
『究極の理解』なるワークに取り組んでいます。

『究極の理解』とは、

相手を"相手以上"に理解することです。

完全に自分を忘れて、自分を消し、
相手になりきると言うまさに『究極の状態』のことをいいます。

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えっ、何でそんなことやってるの?

なぜか?といったらですね。

私たちライターにとって

目の前にいない相手を理解する事は、
テクニック以上に"大切なこと"だからなんです。

もっといえば、

相手を理解してあげる能力は、ビジネスを超えます


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コピーライターの先生「大山祐矢さん」に教えていただきました。

人間にとって
他人に理解をしてもらう事は"究極の喜び"です。

人は"何のために生きているか"と言えば、
自分のことをわかってほしいから、理解されたいから生きているんです。

この世で1番大きな苦しみは、一人ぼっちで誰からも必要とされとても愛されていない人々の苦しみです。(マザーテレサ)

ということで、

ライターとして、人として成長するために
『究極の理解』のワークに取り組んでいます。

そのワークの1つに
「感謝の手紙ワーク」というものがあります。

どういうものかといったら、

2種類の手紙を書くという
「ちょっと変わったスタイル」

① 自分から相手に書いた手紙
・自分フィルターから相手を理解しようとしている。
② 相手から自分あてに書いた手紙
・もし相手が自分に手紙を書くとしたら、
どういうことを書くだろうか?

そして、
この2つの手紙を読み比べてみるんです。
②は相手が何をどんな風に考えて、私のことを見ていたか?

これを想像して書くので、めちゃくちゃ頭を使います。

そして、
この相手フィルターから通した文章の方が
人の感情は動くそうです。

まとめると
①感謝の手紙を書く(親、妻、息子、上司、部下)
②相手になりきり、自分に手紙に書く
③2つの手紙を読み比べてみる
④2つの手紙を相手に渡して反応の違いを見る

※相手が、もし自分に手紙を出すとしたら、
どういうことを書くだろうと想像して描くことがポイントです。

ということで、

今回、自分宛てに私の妻になりきって
"感謝の手紙"を書いてみました。

相手になりきる、相手を理解する。

”言うは易く行うは難し”

口で言うのは簡単ですが、
それを実行するのは大変難しかったです。

恥ずかしい思いもありますが、

ここに『限定公開』します。

どうぞご覧ください。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

親愛なるあなたへ

今年で結婚して11年が経ちますね。

私と結婚してくれてありがとう。

いつも私と誠太郎(息子)に優しくしてくれてありがとう。

初めてあなたに会ったのは、
忘れもしません。

まだぶるっと凍える14年前の12月29日。

友人の紹介で、友人の彼氏とあなたと4人
で居酒屋に行ったことが本当に懐かしいです。

当時の私は、
少し華やかな仕事をしていたこともあり、
飲食店で働く人への偏見がありました。(反省)

その頃の飲食店のイメージは
「キツイ・汚い・厳しい」の3Kとか言われていて、正直私には合わないのかなぁ思っていました。

あなたに初めて会った印象は、
「おっきい人だなぁ、話しやすいなぁ、優しい人だなぁ」
そんな第一印象でした。

佐世保好きの話題で盛り上がったよね。

すぐに打ち解け、
仲良くなったのを思い出します。

友人カップルとお別れし、
2人で二次会のお店に行き

あなたは決して多くは語らいないけど、

「俺はただ美味しいものを作っているんじゃない!人が感動し、心が動く料理を作っているんだ!」

仕事に対する情熱を話している時に、

「何か、この人違う、、、。」

途中から火がつき興奮した私は
まくし立てるように喋っていたと思います。

そして、私に

「オススメの本があるからあげるよ!」

と言って、『鏡の法則』をプレゼントしてくれたね。

今まで、たくさんプレゼントをもらったけど、『鏡の法則』が初めてのプレゼントだったなぁと振り返っています。

久しぶりに読んでみようかな。

当時の私の心境にぴったりの本で、
「初対面なのに、
何でこんなプレゼントが出来るんだろう!」
と興奮したのを覚えています。

そして、ちょっと興奮しすぎたのかな?
あなたと出会った翌日に39度の高熱と腹痛に見舞われ大変でした、、、。

今でも、
『鏡の法則』は
本棚の目立つところに飾っています。

出逢ってから、まめに連絡を取り合うようになり、
毎日のメールにワクワクしていました。

今、当時の携帯があったら、どんなやりとりをしていたか見てみたいものです。

3ヶ月後には交際が始まり、

3年後には私が一番思い入れのあるところで、突然のプロポーズ。

もう頭が真っ白でした。

突然の出来事にビックリした私は

「宜しくお願いします。」

慌てて返事したよね。

めちゃくちゃ嬉しかったです。

プロポーズしてくれてありがとう。

結婚が決まってからは、
私の人生のスピードがビュンと急加速した気がします。

結婚式では、
本当にたくさんの方に祝福してもらって大感動でした。

あなたは仕事が忙しくて、
私ひとりで決めることも多くて、、、
ホントに大変だったでした。

おかげで体重も減り、素敵なドレスが着れたから良かったのかな。

今ではあの結婚式の感動も
一瞬の出来事だったように感じます。

結婚式の段取りをしながら、家も建てたり、
あなたはそれまでの仕事を辞めて稼業を継いだりと、、、

30代を目まぐるしく、
二人で全力で駆け抜けてきましたね。

ワクワクすること、イライラすること、
しくしく泣くこと、ビクビクすること、
ドキドキすること、

いくつもの感情、
数えきれない体験を"これでもかっ!"という位に味わいました。

仕事を辞めて、まさか⁉︎

自分があなたの稼業のラーメン屋を
一緒に手伝うことになるとは夢にも思っていませんでした。

当時の私の心境は

「ホントに最悪!!」

初めての仕事についていけずに
よく泣いていました、、、

「なんで私がこんなこと、やんなくちゃいけないの、、、」
「こんな長時間働けない、、、」
「休みもゼロじゃん、、、」

先の見えない毎日に絶望していました、、、。

でも苦しいのは私ひとりだけじゃなく、
あなたも苦しんでいたね。

ど素人の私と二人で
忙しいお店をよくやっていたと思います。

本当に感謝しています。

あの頃は終日休みなく働いていて、
なかなか子供も出来ずに、ずっと苦しんでいました。

「私も35歳にもなるしなぁ。一回病院で診てもらおう。」

紹介された産婦人科に行き、

診察を受け絶望することに、、、

「あなたは卵子の数も少ないし、子宮の状態もよくないからすぐ不妊治療しないと!」

私は膝から崩れ落ちて泣きました、、、。

「遅くまで仕事してるから、こんな風になったんだ」
「こんな仕事なんかするんじゃなかった!」

泣いて、泣いて、泣きじゃくって、、、
しばらく立ち直れませんでした。

今となっては、
あんなに泣きじゃくっていたことが懐かしいです。

それから二人でいっぱい妊活したね。

「あそこの神社に参拝したら授かった!」
と聞けば二人で訪れた参拝し。

「こんな新しい治療があるよ!」
と言われたら、すぐに試し。

気がつけば、5年の歳月が、、、。

まわりの夫婦は、
どんどん子供を授かっていき

「なんで、こんだけやってるのに私にはできないの、、、。」

ずっと悲しみにうちひしがれていました。

「もう辞めたい、、、」

お金はどんどん無くなり、
時間ばかりが過ぎていきます、、、。

先の見えないゴールに何度も挫けそうになっていました。

「私は何のために頑張っているんだろう、、、」
「これ以上、あなたにも迷惑かけれない。」

あの頃の私は
悲しみと何とも言えない罪悪感に襲われていました。

そんな時、知り合いのお医者さんに
「医者によって、見方が違うから5年もやってできないならちょっと病院変えてみたら?」

正直、
今まで通院していた病院を変えるのには
凄い抵抗もあったけど、、、

あの時、病院を変えて良かったね!

初めて、陽性反応に○がついていたことに驚きよりもキョトンだったよ。

5年で初めてだからね。

えっ、できたんだ。
みたいな。

あなたの子供をやっと授かることができ、
幸せな気持ちに包まれていました。

おかげさまで、
元気いっぱいに育ってくれていますね。
(イライラすることもあるけれど、、、。)

母になった"ヨロコビ"を味合わせてくれてありがとう。

せいちゃん(息子)は私達の宝物だね。

あなたと出逢えて、
結婚できたことに心から感謝しています。

私ひとりでは、
絶対味わうことのできない人生を送れています。

先の見えない育児に不安に思うこともあるけれど、これからも助けてくださいね。

あなたのことを頼りにしています。

私もあなたの力になれるよう全力で応援するから!

これからもずっと一緒にいてください。

いつも優しいあなたが大好きです。

毎年、
2月11日の結婚記念日を2人でお祝いできることを楽しみにしています。

心からの愛を込めて、ありがとう。
               
                                           愛する妻より


妻になりきり、妻目線から、
私に"感謝の手紙"を書いてみました。

書きながら、
妻と出逢い一緒に歩んできた14年の道のりを思い出すと泣けてきましたね。

早速、
「妻になりきって私が書いた手紙」
を妻に渡してみました。

その反応は、

「凄いねー!」

「私が心に残った出来事をよく覚えていたね!」

「めちゃくちゃ感動した!」

「涙を抑えるのが必死だった!」

早朝で、忙しいこともあり
泣くのを我慢したそうです。

もちろん私には
"泣かそう、感動させよう"とかいう意図はゼロです。

こんな感想も

「感動するのは感動するけど、
"嬉しい"のはあなたからの手紙の方かな⁉︎」

"ヨロコビ"と"感動"は違う感情なのかな?
疑問が残りましたが、

早朝から

"夫婦の絆"がキュンと深まる瞬間でした。♡

『究極の理解』

とにかく実践あるのみですね!

小さい事を重ねることが、とんでもないところに行けるただひとつの道
(イチロー)

人間関係マスターに近づくための
"大きな1歩"を踏み出した今朝の出来事でした。

いつも最後まで
お読みいただきありがとうございます。

追伸:
私が書いた妻からの感謝の手紙で、ちょっとだけ妻の人生に触れることが出来た気がしました。
自作自演なのに、心がジーンと温まりました(^^)



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