「事実」と「感情」混ぜるな危険
事実と感情はセット販売されてしまう事が多い。そのセットを口にすると“誰かの意図的な感情操作“に気付かず、自分の感情が流されてしまう。
危険だから、やめよう。
なぜなら事実と感情を混ぜると、感情が事実を歪めてしまう。事実でなく感情で、目の前の相手すら否定してしまうことがあるからだ。
知人が、興味深い会話を繰り広げていた。
A「夢とか目標がない社員のマネージメントが難しくて」
B「夢とか目標って、ないとダメですかね?夢とか目標って常に変化していくじゃないですか。目標ができた時に、達成できる自分になろうねっていう感じで私は相手に話していますね」
A「なるほど。なかなかリーダーシップがなくて、他の会社じゃ通用しないだろうなって、心配で…」
B「私は常に事実と感情を整理して話すようにしています。リーダーシップがないと他社で通用しない、成功しないって“事実“ですか“感情“ですか?」
A「感情かもしれません」
ハッとした。
世間体とか、常識的にとか、そういう感覚が目の前の事実を歪める。
なぜなら、分かりやすいからだ。
相手のためという「感情」が時に「事実」すら見えなくさせる。
整理をしよう。事実はいつだって1つ。
その事実を見極め、ただそれだけのこととして捉える。物事を過大評価も過小評価もせず、見つめる。
私にとってのハッピーセットが
目の前の人のハッピーセットか?
同じであって欲しいという「感情」と事実を混ぜ始めると、大切な事実を見失うのだ。
スマホを見ずに、周りを見よう。