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人を信じて使う

かれこれ30年、筋金入りの中日ドラゴンズファンです。時々優勝しそうになるチームが、落合監督時代に黄金期を迎え、今はいっぱいもがいてますが、きっと何か光は見えると信じてます。

さて、そのドラゴンズ。7月5日のジャイアンツ戦にスタメンマスクをかぶった捕手が、アリエル・マルティネス。キューバ出身、22歳でドラゴンズと育成契約し、今年7月1日に支配下登録され、その週末に1軍デビュー。4日の試合では途中出場でリリーフ陣を引っ張り、盗塁も刺しまして、5日に一気にスタメンです。

まだ育成選手時代の背番号210が入った防具を着用し、先発の2年目梅津を6回2失点の好リード。打ってはマルチヒット。29年ぶりの外国人捕手スタメンを見事に務め切りました。

捕手はフィールド内に指示を出し、投手とコミュニケーションを取り、試合を勝ちに結びつける。フィールド上の監督のようなものです。それをキューバという異国から来て達成する。語学も含めて相当苦労したと思います。

ここから彼がどれだけ活躍できるか。中日ドラゴンズで不動の正捕手として戦った谷繁さんはこう言いました。

「ドラゴンズとして、これから4年、5年、彼をレギュラーとして使うのであれば、そういう風に育てるのであれば『あり』だとは思うんですけど。そこが鍵を握ると思います」

捕手は経験が全て。これからまだまだ苦労するだろうけど、それでもチームが覚悟を決めて、彼を信じて使うかどうか。チームの方針がすべて、ということです。

私は部下15人を持つマネージャーです。自分の右腕になるようなリーダーが1人、ちょっとその道が見えてるかもと思える人間が2人。あとは、やる気があるのかないのか、なんとなく仕事してるなという人間が12人。日本海側某県の県庁所在地ですが、人口はどんどん減っていて、有能な人材が入ってくるのも雲を掴むような話になってます。今いる人間をどうするかです。

別に能力がないとは思ってない。だから信じて使う。あとはやる気だけ。マルティネス選手と違うのはハングリー精神かも。仕事への意欲。これをどう上げるか。

結局チームの方針なんですよね。難しい、、、


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