ドイツ土産
娘の留学時代の友だちが日本に遊びにきていて、そのお友だちからいただいたお土産がこちらにも回ってきた。ドイツ人の父親と日本人の母親をもち、ドイツで暮らしている子だ。
いただいたのど飴。
その子は私と同じように1型糖尿病に罹患していて、今はインスリンポンプを着用、24時間インスリンコントロールをしているということだった。
その子はビーガンをつらぬいているということを聞いた。
ビーガン、環境や動物保護を目的として、動物性の食品や製品を避けている人たちをさす言葉とある。
菜食主義であるベジタリアンの一種でもある。
肉は食べないけど魚は食べる。
肉も魚も食べないけど卵は食べるなどもあるが、ビーガンは、肉や魚、卵も食べないとという完全菜食主義とも呼ばれている。
考え方の根本には、人間の都合で動物を傷つけないようようにという価値観があるようだ。
日本人にとっては、精進料理がビーガン食なのだろう。
その子からもらったもうひとつのお土産。
書かれている文字は理解不能だけれど、パッケージの写真から推察するとナッツということが分かる。
1型糖尿病の患者は、口に入れるもの、食べるもののカロリー数、炭水化物、つまり糖質の量に敏感なのです。
いただいたこの食品の裏面に記載している成分表を見て、100gあたりのカロリー数は分かった。でもあとはチンプンカンプン。
まったく、ドイツ語は分かりません。まぁ、英語でも分からないけどね。
このドイツから来た娘、1型糖尿病の父をもって1型糖尿病はなんたるものかを多少知っていると思える我が娘からすると、肉は食べない、ビーガンだから。でもおにぎりはやたら食べまくっていたそうで、炭水化物、糖類は大丈夫かと心配する我が娘には、
炭水化物は大丈夫よ、まったく心配ない、と言いまくっていたようで。
ドイツの1型糖尿病診療法の考え方、処方、日本と違うのかしらと、この話を聞いて首を捻ってしまった。