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視点の変え方を体感する

よく議論の場で
「全体を見渡して」「焦点を絞って」「集中して」とかあるけれども。

「細かいところもよく見て。」を体感するとこんな感じに。

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これが何だか分かりますか?

何も知らないとさっぱりかもですがw
「細かいところをよく見る」とはこういうことです。
もうちょっと全体を把握してないと何を細かく見てるのか分かりません。

カメラで、「細かいところをよく見る」と体感しようとすると、
ずばり「マクロレンズを使って接写」する、ということになります。

マクロレンズ = 小さいものを大きく写すためのレンズ
接写 = 被写体に近寄って写すこと

被写体を大きく写そうとすると、
ズームレンズなんか触れば思うところですが、
焦点距離が大きい/長い (100mm より 200mm) の方が大きく写せる感じがします。

でもマクロレンズとして売っているものって、焦点距離 30mm とか 60mm とかで長いのあまりないんですよ。

いろいろ試していると、あるズームレンズは望遠端の時の方がより大きく写せ、またあるレンズは広角端の時の方がより大きく写せたりするということがわかりました。
OLYMPUS M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO は最大撮影倍率 0.21倍で小さなものも大きく写せるとの触れ込みで出て来ました。

最大撮影倍率 = そのレンズで被写体が撮像面に結像する際のサイズ比。
       被写体のサイズが 1mm で、撮像面に結像した際も 1mm
       である場合「等倍(1.0倍)」である。
       撮像面上のサイズが 0.5mm であれば「ハーフマクロ (0.5倍)」 と呼んだりもする。
       0.5倍を超える倍率のレンズを大体マクロレンズという。
     

しかし、ある日家電量販店の店頭デモ機で M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6 II を触ったら「あれ? 40-150mm F2.8 PROよりも大きく撮れるじゃんこれ」と気づき、カタログスペック確認すると最大撮影倍率 0.22倍となってて、気のせいではなくてきちんと大きく撮れるんじゃん!と理解するに至る。

焦点距離的に望遠端 150mm と同じなのに何が違うのか、と見比べると
「最短撮影距離」が PRO レンズは 0.7m で、もう片方は 0.5m

最短撮影距離 = そのレンズで最も被写体に近づいた位置でピントが合う距離。
         この距離よりも近い被写体にはピントが合わない=撮れない。
        なおこの距離は撮像面から被写体までの距離。


これだけ見ると、焦点距離が同じ場合、最短撮影距離が短い方がより大きく写せるということ。

なるほどなるほど、続けて M.ZUIKO 12-200mm F3.5-6.3 を確認すると望遠端で最短撮影距離 0.7m で最大撮影倍率 0.23倍。
つまり最短撮影距離が同じ場合、焦点距離が長い方が大きく写せる。

てか、そうかそうか、小さいものを大きく写したいのだから、マクロレンズを見なくては。
M.ZUIKO 60mm F2.8 Macro
  最短撮影距離 = 0.19m / 最大撮影倍率 = 1.0倍(等倍)
M.ZUIKO 30mm F3.5 Macro
  最短撮影距離 = 0.095m / 最大撮影倍率 = 1.25倍 (等倍超え)

お?等倍より大きく写るのあるじゃん・・・
あ、そう言えば 安原製作所の「NANOHA x5」は最大撮影倍率5倍だったっけ。

・・・あれ、そう言えばオリンパスさんは「宇宙からバクテリアまで」とか言うてなかったっけ。M.ZUIKO のマクロでは 1.25倍まで。
これキヤノンさんとかニコンさんとかどうなの??

Canon MP-E65mm F2.8 1-5
 1.0~5.0倍まで
Nikon さんは等倍までか、、、

オリンパスさんのマクロもっとないの??
あ、コンデジの Tough T シリーズの顕微鏡モード、換算最大倍率 7倍!!
お? OM 時代、ZUIKO Auto-Macro 20mm F2 とか凄そうじゃない、、、オートベローズかエクステンションチューブ前提か。
オートエクステンションチューブ 65-110mm の場合、撮影倍率 7 ~ 10倍!!
これだ、これさえあれば勝つる!!!(何に??

ま、でも、どうせ無いんでしょ?と中古カメラ屋さんのオンラインショップを眺めると何とちょうどあるwww
てなわけで以前買いました。
Zuiko Auto-Macro 20mm 1:2 + Auto EXTENSION-TUBE 65-110mm
レンズ自体のヘリコイドと TUBE を 110mm 端に伸ばすと 撮影倍率 10倍なんだそうで。フィルム撮影での話なので、マイクロフォーサーズで使えばさらに倍、換算倍率20倍相当。面白いやないの。

で、いろいろやってみるとこのくらいの倍率になると普通にピント合わせだの出来ない、、、まずは被写体固定(静物)で、カメラは三脚に。
それだけでもピントがカミソリ過ぎてダメなので、Velbon Super Mag Slider 買いました。

いそいそとテーブルの上に被写体を置き、
がっちりした三脚に Super Mag Slider を乗せて。
カメラは OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II を。
OM マウントアダプター、EXTENSION-TUBE、Zuiko Auto-Macro 20mm を取り付け、TUBE の三脚座を使って Slider に取り付け。
リモートケーブルをカメラに取り付け、Amazon で買ったなんちゃってリングフラッシュを取り付け。フラッシュモードでは全然ダメなのでライトモードでつけっぱなし、光量最大。

被写体をレンズ正面付近に寄せ寄せ。
なんとなくの位置決めが出来たら、Slider のダイヤルを使って水平位置合わせでフレーミング微調整、前後位置合わせでピント位置を微調整。

リモートケーブルでシャッターを切る・・・

みたいな感じで撮影しましたのが冒頭の写真。

で、ナニコレ?っていうと イチゴの粒々の一つ。

外出自粛のおり、何か面白い被写体ないかと思っていて思いついたのが苺の粒々。超絶マクロレンズ受かってからちゃんと使ってなかったし、Slider や リングライト、三脚と雲台など条件もそろって来ていたし。

しかしまぁ、なんですよ。苺の粒々って黄色いイメージがありますが買ってきたやつ結構赤くて、、、

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黄色いのもあります。

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これ苺洗った後のはずなんだけれども、こうしてみると小さいゴミっぽいのまだついているな、とか余計なことに気が付きますね。

いやぁ、カメラって楽しいですね♪♪
写真って楽しいですね♪♪


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