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「自分を変えたい」と「他人との比較」

今回は「自分を変えたい」と「他人との比較」をテーマに
お話ししたいと思います。

まず、あなたは「自分を変えたい」と
思っていますか?

「自分を変えたいか?」と聞かれれば
そりゃあ、変えたいと思うのが
人間ってもんです。

そんな感じで今回の話を進めさせて頂きます。

① 何で「自分を変えたい」のか?

「自分を変える」なんてテーマにすると
日頃、失敗したり問題に直面したりすると
無意識にこんなことを言っていることに
気づきます。

「ちくしょう、駄目だ・・・自分を変えなきゃ」
・・・なんてね。

また他人からも「お前変われよ!」なんて
何とも無礼な言葉を投げかけられることも
あります。

そう考えると人って「変化」することが
良いことだと無意識的に思っているのかも
しれません。

じゃあ、自分の「何を変えたい?」
そんでもって「何で変えたい?」
のでしょうか?

② 変えたい、変わりたい理由を考える

理由は様々ですよね。

もっと失敗しない自分になりたい。
もっと仕事の出来る自分になりたい。
もっとポジティブになりたい。
もっと話し上手になりたい。
もっと社交的になりたい。
もっと頭良くなりたい。
もっと金持ちに成りたい。
モテるようになりたい・・・。

もうキリがありません。

うちの娘でさえ高校卒業したとたんに
厚化粧・・・
何で?すっぴんの方がカワイイじゃん
と思うのは親だけでしょうか?

だから世間ではエステは大流行、
話し方教室、趣味のサークル
コーチング、副業、資格学校
・・・
外見から中身までとにかく
もう何とか自分を変えたい!

確かにそれは、実に素晴らしい気持ちです。
その欲求が無ければ努力しませんからね。

「自分を変えたい」
・自分には足らない部分がある
・自分には嫌なところがあり直したい
・とにかく自分が気にいらない!

はいはい、でも、ちょっと待ってくださいね
そもそも、あなたは何で変わりたいのでしょうか?

③他人との比較

まあ落ち着いて整理してみましょう。
もう一度お聞きします。

具体的に「何で自分を変えたいのですか?」
更に、「自分のどこを変えたいのですか?」

こう質問されると
案外答えられないものです。

そこで前回のはなしで
人間の8つの根源的欲求を思い出してください。

1,生き残り、人生を楽しみたい、長生きしたい
2,食べ物、飲み物を味わいたい
3,恐怖、痛み、危険から逃れたい
4,性的に交わりたい
5,快適に暮らしたい
6,他人に勝り、世の中に後れを取りたくない
7,愛する人を気遣い、守りたい
8,社会的に認められたい

結局、ここが元になっているんですね。
特に、4,5,6,8ですかね。

そしてさらにその中でも
厄介なのが
「6,他人に勝り、世の中に後れを取りたくない」
「8,社会的に認められたい」
ですかね。

これがベースにあるから
とにかく自分が満たされないわけです。

で、その根本にあるものは
他者基準です。

要するに他者比較です。
あの人に負けたくないと・・・。
みんなから認められたい・・・。

もう、無意識のレベルで
こんな感じなわけです。
これ、人間の根本的欲求ですからね。

ただ前回もお話しした通り
これが強すぎると逆に動けなく
なってしまうわけです。

その結果
他人の目が気になって仕方がない
いつも比較されているような気がする
どうしても自分に自信が持てない

こんな感じになってしまうわけです。

かと言って
「他人の目なんか気にするなよ!」
と言われたって
簡単に割り切ることは出来ません。

何たって
遺伝子レベルで組み込まれた
根本的欲求の一つですから。

もう無意識レベルで
脳が反応しているわけですから
避けようがない。

ということで、ここで大事なことを
お話しします。

④根源的欲求に気づき対応する

8つの根源的欲求の中の下記2つ
「6,他人に勝り、世の中に後れを取りたくない」
「8,社会的に認められたい」

この根源的欲求も、あなたが生を受けた時から
組み込まれている欲求です。

あなたは無意識に、無抵抗にこの欲求を感じ
知らないうちに頭と体が反応している。
そんな感じで毎日を生きています。

この欲求を失くすことは不可能です。
但し、この欲求の感じ方を弱らすことは出来ます。

今言ったように普段無意識にこの欲求が出てくる
わけです。

だから気づかない(無意識ですから)。

しかし気づかなければ流されて
深みにハマるだけ。
対処しようもありません。

だから無意識を意識化する、
つまり知らないうちに感じているこの欲求に
気づくことです。

つまり、この「欲求を感じている」という
ことに気づかなければ、そのままこの欲求の力に
飲みこまれてしまうということです。

ではどうしたら無意識を意識することが出来るのか?
これって、相当難しいのですが

日ごろ常に自分の無意識な思考に
意識を向ける訓練をすることです。

そしてあなたが勝手なことを考え出したら
「あっ、いま周りから認めれたいなんていう気持ちが
高ぶっているけど、この感情は自分ではない」と
自分に言い聞かせて下さい。

その上で
「他人基準で生きるのは本能である」
「他人の目が気になるのは異常じゃない」
「でもこの感情が強過ぎる必要は自分にはない」
と更にたたみかけてみて下さい。

その上で、
「これは本能からくるものだから
比較意識をもっても仕方がない」
と納得し落ち着きましょう。

⑤ここでもうひとつ重要なこと

ここでもうひとつ重要なことを
言います。
これはとても重要なので忘れないで
ください。

それは

「あなたが思っているほど
他人はあなたのことを気にしていない」
ということです。

これは本当です。
だってあなた以外の人も
「自分が他人からどうみられているか」
で頭がいっぱいだからです。

もうすべての人に埋め込まれた
欲求ですからね。

だから目の前のあの人も
実はそれほど
あなたのことを気にしていない
ということです。

だって目の前のあの人も
自分がどう見られているかで
精一杯だから。

ということで、
結局はバランスです。

他者目線、他者比較の欲求が
強く出てきたら
意識してこうつぶやいてみて下さい。

「あの人は自分が思っているほど
わたしのことを気にしていない」と。

だって
気にしようが、気にしまいが
どうしたって
この他者比較欲求は出てくるわけですから。

であれば
受け入れて、落ち着かせましょう。

強すぎる欲求は毒ですから。

⑥ 今日のまとめ

結局「自分が変わりたい」という欲求も
他者基準から生まれてきていることがほとんどです。

この2つの根源的な欲求
「6,他人に勝り、世の中に後れを取りたくない」
「8,社会的に認められたい」

これを超越して「自分が変わりたい」と心の底から
思う時、本当の変化があなたに訪れるのではないでしょうか?

ぜひあなたの事例に落とし込んでみて下さい。

⑦今日の名言

❝自分が変われば相手も変わる
心が変われば態度も変わる
態度が変われば行動も変わる
行動が変われば習慣も変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
まずは自分から変えないとね❞
~ローラ


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