![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100434653/rectangle_large_type_2_cb555f11c5b8871da0a8f84994fe05f4.jpg?width=1200)
ありふれた休日
スケジュール帳が埋まっていないと気が済まない人っていますよね。
予定のない日の過ごし方がわからない予定つめつめタイプ。
一方、予定が入っていない日が大好きな人もいますよね。
休日は何も考えずダラダラ過ごす予定スカスカタイプ。
僕は極端なスカスカタイプです。
真っ白なスケジュール帳は、真っ白なTシャツと同じくらいに気持ちがいい。
先日、予定つめつめタイプの人からこんなことを言われました。
「コロナ禍になってようやく何もない日の過ごし方がわかったんだよね。予定のない休日にゆったり映画を見たり、本を読んだりして楽しめるとなんか大人になったなって気がするわ。」
なんということでしょう。
どうやら彼にとって大人になることは、僕になることのようです。
「大人になった」と感じる瞬間はこうも違うのかと衝撃を受けました。
自分のなりたい姿は、当然今の自分の姿ではありません。
でも誰かにとってなりたい姿は、今のあなたの姿かもしれないのです。
人間いつだってないものねだり。
あれがいい、ああなりたいと理想ばかり追いがちだけれども、
あなたが退屈に感じている日常も、誰かにとってはキラキラ輝いて見えるに違いないのです。
今週末も何も決まっていないまっさらな1日が始まります。
よく晴れた土曜日の空を見上げながら、今日は何をしようかと考えます。
近くの珈琲屋にでも行って、本でも読もうか。
僕にって当たり前の日常を、
そして、誰かにとっては大人の休日を今日も過ごすのです。