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【韓医学研修】韓国最高峰の慶煕大学韓医学病院で新たな1ページがここに始まる


はじめに:韓国研修に行く理由とは?

慶煕大学韓医学センター内で集合写真

なぜ韓国にいくのか?

「圧倒的なスケールを感じて欲しい」

息を吸うように伝統医学がすぐそばにある。

韓国は韓医学としてはりきゅう推拿が全て保険適応となっている。

韓国伝統医学である韓医学は、6年生の韓医学部で学び韓医師となる。この大学病院は圧倒的な規模で鍼灸臨床、教育、研究が行われている。

ソウル市内の大学病院で患者を中心に東西医学両方が存在し、治療しているのが、この慶煕大学韓医学センター。

ちなみに歴代大統領の韓医師も慶煕大学教授の韓医師だ。韓国で最も歴史が古く、ソウルでは唯一の韓医学部があるのが慶煕大学。

韓医学最高峰と言われる所以だ。

当時私はお世話になった鍼灸業界の重鎮の先生から教授を紹介して頂き、一人で研修に行った。もう11年も前の話だ。

現地でその圧倒的な規模感を生で感じ、衝撃的かつ感激したのを今でも鮮明に覚えており、まずは今回私の教え子たちを連れて行きたいと強く想った。

今回は、私を含む7名で訪韓。

鍼灸学生2名、鍼灸師3名、医師1名。いずれもふくもと東洋療法研究会のメンバーだ。

ちなみに次回開催は、当研究会メンバーでなく、鍼灸師、医師、鍼灸学生を対象に募集して開催する。これから鍼灸師になる学生にもこの体験を共有したい。

次回は、2025年3月16日〜18日2泊3日を予定している。希望者は、下記LINE登録から予約をしてほしい。

30名限定募集先着順。最少催行人数は20名だ。

日本全国の鍼灸を志す学生、鍼灸師、医師が結集し、韓国で集い、ともに学ぶ。韓国で学び、そして仲間と繋がる。

さぁここからいよいよ研修の話だ。

未知との遭遇

韓国に向かう機内でこの旅の記録をここに書き始めている。

この日も診療後、慌ただしく羽田に向かった。

ギリギリセーフで荷物を預けた。(締め切り2分前に荷物を預けることができた)

日本を飛び立った今。

みんなはどんなことを思ってるだろう。

私はなにを感じているだろう。

道中は自分のココロと対話する貴重な時間だ。 

建築家の安藤忠雄氏が

道中の移動時間も自分と対話するために貴重だ

ということを著書で述べていたこと思い出す。

語り合ったり、ぼぉーっとしてみたり。

帰る時にはなにを感じているだろうか。

今回はどんな出逢いが待っているのだろうか。

旅の醍醐味である未知。

新しい出逢い、気付き。

人生は旅そのものだ。

いつ誰と出逢い、なにを感じ どう行動するか。

これに尽きる。

旅=経験は無形の財産だ。 一生刻まれる。

におい、雰囲気、場所、景色、五感で最大に感じる。

一人で研修に行ってから11年が経過した。

以前みた韓国の景色がどう変わっているのか。

どのように見えるのか。私も臨床して13年経過した。

私もまだ分からない。

滞在中みんなで同じ飯を食べ、体感し、学びを共有。

目的はただ一つ。

「圧倒的なスケールをみんなに感じて欲しい」

伝統医学が当たり前のように存在し、脈々と受け継がれている。

私自身、今もなお あの景色が脳裏に刻まれている。

ふくもと東洋療法研究会は幅広く様々なことを学ぶコミュニティ。

2034年の東西医学センター建立に向けて本気で取り組む。

現地に到着!!

土曜夜賑わう明洞

初日は18時30分に金浦空港に到着し、明洞そばのホテルに到着したのが20:30。

そこからみんなで食事に向かう。行きたかったお店が閉まっていて急遽歩きながら入れそうなお店で食事。

チーズタッカルビ!?をつまみながらみんなで乾杯。普段はお酒の飲むことが少ないが、旅先での一杯は沁みる。

普段話せないことを話したり、一人一人と交流できることが非常に嬉しい。

今こうしてみんなで韓国にいるこの光景が去年のこの時期には想像ができなかった。

人生は何が起こるかわからない。

朝起きて誰も返信がないので、いまも文章を書いている。

臨床後だったので、昨夜は気絶するように眠りについた。

今日はこれから韓医学博物館(韓方振興センター)、薬草市場に行く予定だ。

気づけば11年ぶりの明洞。

2日目:ソウル韓方振興センターへ

明洞から20分乗り換え一回 韓医学一色の街

祭基洞(チェギドン)にある韓方センターに。

改札のすぐ隣にはこのような展示物が!!改めて韓医学の凄さを体感。

駅改札内の生薬の展示物
駅構内に煎じるための道具、鍼灸道具

祭基洞は薬草の街で伝統医学一色の町並み。観光客の姿はほとんどない。薬草の匂いが伝統医学マニアのココロをくすぐる。

この街は独特な雰囲気を醸し出している。駅から歩くこと7分。韓方振興センターに到着。韓医学のコンセプト、貴重な書物が飾ってある。ホジュンの東医宝鑑はホ・ジュン大好きな私には強烈に突き刺さった。

その後は通ってきた時にあった韓医院が運営するカフェに立ち寄り韓方茶、患者さんにオススメのタッカンマリ!!お茶の効果に感動しながらタッカンマリの美味しさに悶絶。

ソウル韓方振興センター
伝統的な建造物
著書:許浚ホ・ジュン 東医宝鑑とういほうかん 韓国語ではトンイボガム
行きに通りかかった韓医師が運営する韓方茶カフェ
カフェの店内

3日目 慶煕大学韓医学センターで研修

8ヶ月前から打ち合わせしていた先生とロビーで対面。

まずは、カンファレンスルームに案内され、韓医学の歴史、現在の医療制度等の座学での講義。

参加メンバーは事前に韓国伝統医学情報を予習をしていたので、深い質問のオンパレードだった。(想定を大きく越えた盛り上がり)

その後病院見学中に前回お世話になった偉大なる教授と偶然に再会した。久々にお会いして立ち話と記念撮影。

脈診ルーム、お灸ルーム、先生方それぞれの施術室。病院内を見学。

韓医学も病院では8つの科に分かれて臨床、研究、教育が行われていた。

ランチタイム(韓医学会の重鎮2名の教授も参加頂き懇親を深める)を挟み、午後は鍼治療の臨床現場での見学。

心臓、脳の専門の教授と関節専門の教授の2チームに分かれ、交代で見学。

6年生の韓医学生も同席するシーンもあった。

患者さんの東西医学様々なデータをもとに担当する先生が判断し、鍼治療する。一人5分くらいの鍼治療で15分ほど置鍼。

11年前はどのツボにどんな意味で鍼治療しているのか全くわからなかったが、私自身も10年以上臨床してきて、深い理解と共感することができた。

国は変われど、人間の構造は一緒だから、自身も常用しているツボを先生方も使用していた。

そして教授たちの患者さんと向き合う姿勢に改めて感銘を受けた。

目を見ながら話すこと。
温かく傾聴すること。
時折冗談も交えながら患者さんをリラックスさせること。

人を想う気持ちが行動に現れていた。

パーキンソン、ジストニア、小脳変性等、現代医学ではなかなか手が出ない領域の疾患が、鍼治療を受けると病気の進行が遅れたり、症状が緩和する。

私も今後パーキンソン病等、難病等も鍼治療していきたいと思う。

同じ大学病院で東西医学の両面からアプローチすることができる。MRI、CT、血液検査、自律神経の状態が数値化され、脈診、良導絡、様々な観点からも診断が可能となる。この病院では50%くらいの西洋医学の医師が韓医学科に紹介してくるとお話があった。通常は数%程度らしい。韓国でも西洋医学が席巻しているようだ。

デメリットは、大学病院かつ保険診療機関なので、施設的な制約(お灸が限られた場所でしかできない)時間的制約(一人5分で片面治療等)、
細分化した故のジレンマ等があるように見受けられた。

しかし、多くの患者さんを救うという点では学ぶことがたくさんある。

日本人としてこれをみてなにを想い、今後どのように表現していけるのか。大変参考になり、一人一人の意識が芽生え、視野が広がったように思う。

みて、感じて、考え、行動する。

これからが非常に楽しみだ。だから多くの人にこのような経験をしてほしいと思っている。鍼灸師、医師、これから鍼灸を志す学生にも。もちろん安くはない参加費だ。世の中全てが高騰しているから仕方がない。高いといって韓国を見ない鍼灸師人生を送るのか、何としても行くか。これからの輝かしい鍼灸師人生にプラスになる研修ツアーだと思う。

今回行って本当に良かったと思った。

経験こそ全てなので行ける機会があって、行けるうちに韓国の現状を肌で感じに行くことを推奨する。

この経験は、あなたの鍼灸師人生で最も貴重な経験になると確信している。

これを読んで胸が高鳴って、自身の五感で韓医学を感じたい方はぜひ開催予約をしてほしい。

参加した方の感想を抜粋

そんな期待を胸に韓国研修に向かいましたが、科学技術の発展に伴い加速する効率主義の世界の中で、西洋医学主体の保険診療の枠中に入った東洋医学の光と闇を感じました。

良さとしては、間違いなく、鍼灸や漢方を気軽に身近に受けることができることだと思います。慶熙大学の臨床現場でも、鍼灸の東洋医療を当たり前のようにする患者が享受してる様は衝撃的でした。
また日本と違い韓医師の臨床教育体制は西洋医師と同じで万全の体制がとられているため、どの韓医師でも一定の質と能力を備えていると言えると思います。
日本では、明治以降の政策で東洋医学が衰退させられてもなお、今日まで鍼灸師が存在し続けている理由は、鍼灸師達が自由診療の中、自分たちの知識と技術を磨き続け、患者から必要とされ続けたからだと思います。
そして効果成果をあげているからこそ、患者は高価でも通い続けるのだと思います。
その技術は、効率化・標準化することのできないものであると思いますし、それこそ、日本が誇るべきものだと思います。

今後の日本がどのような政策に舵を切るかはわかりませんが、日本の東洋医学の先人達が繋げてくれたた知恵と技術を伝承していくことの大切さを再認識しましたし、その技術こそ、韓国にはできない、日本独自の東洋医学であると思いました。
これからは、西洋医療、東洋医療の担い手がお互いに排他的にならず、多様性を認めつつ、患者の利益のために、協力していけるような世界が少しずつ始まるように思います。

総合診療医

今回の韓国研修は、現代社会において東洋医学がどのような立ち位置で必要とされるかを考えさせられるものでした。
日本と韓国、どちらが正しいか優越をつけるつもりはありません。
韓国では医師としての立場を確立している点、またチェギドンなど生薬を売っている市場が残っていることから、医療としての東洋医学が人々の生活の中に根ざしていることがよくわかりました。
日本においてもリハビリテーション科で、鍼灸師の資格を持った理学療法士が鍼灸を併用して治療を行っている所もありますし、東洋医療科として1つの科を設けている大学病院もあります。しかし多くの疾患に対して鍼灸治療を適応としない場合がほとんどです。よって保険適応となる疾患も片手で数えられる程度しかありません。
日本で戦後に変わってしまった東洋医学の価値観は一朝一夕では変えられませんが、より身近な存在として東洋医学を理解してもらえるよう、発信を続けていこうと思います。
また、信頼に足る技術と知識を持って、相手に寄り添う治療ができる鍼灸師になろうと強く思いました。
東洋医学が医療における一つの選択肢として確立され、より多くの人々の笑顔が守られる未来になるよう信じています。

鍼灸師

私が東洋医学に興味を持ったのは、テレビ番組で、頭痛薬の飲み過ぎで酷い慢性頭痛が2年治らず休職を余儀なくされていた方や、起立性調節障害を患い学校に通えなくなった中学生の患者さんが、東洋医学で回復して元気になっていった症例を見て、東洋医学って凄い!と感じたのがきっかけですが、今回の見学でも、パーキンソン病を患い西洋医学で治療しても歩けなかった患者さんが、韓医学の治療でゆっくり歩けるまでに回復した症例を拝見し(患者さんは実際に歩いてご帰宅されていました)、改めて東洋医学って凄いなと感じました。

他には、韓医学の初診で右側の目や口の動きづらい高齢女性の方がいらしていましたが、脳卒中かどうかを判断するために、診察後にMRIを撮りに行かれることになりました。今回見学させていただいた病院は、一旦韓医学を受診しても必要があればMRIをすぐ撮りに行けたりと、横の連携が強みであると感じました。

今回韓国研修に参加できて、本当に良かったです。

副作用が少なく、西洋医学でも治らない疾患や体調不良の改善が期待できる東洋医学の良さを、日本でももっと知ってもらいたいと改めて思いました。
そのためには、まず自分が患者さんに寄り添い、治療に来て良かったと喜んでいただけるような治療家になりたいです。

東洋医学で心身ともに健康になり、それにより自分にも周りにも思いやりの心を持つ余裕ができる方々が増えれば、日本の幸福度が上がっていくのではないかと考えています。健康になれば仕事のパフォーマンスも上がり、現状日本では低いと言われる労働生産性も上がるなど、東洋医学は日本を明るくする可能性を持つと考えています。
日本の方々に「東洋医学って良いな」と思っていただけて、鍼灸を生活の一部に取り入れていただけるような良い治療ができる治療家になりたいと思っています。そうなるために、自分はどう行動すれば良いかを日々問いかけて、1日1日を大切にしながら学生生活を送っていきたいと、今回の韓国研修で改めて思いました。

鍼灸学生

鍼灸師としてのキャリアを歩むうえでとても有意義な研修でした。特に慶熙大学での研修は、考えさせられるものが多くありました。病院の中に東洋医学を受診できるシステムができていること、「肝系内科」や「心系内科」などの肝心脾肺腎がそれぞれ科としてできており、それを選んで患者さんが受診をするということ。日本ではありえない光景に驚きました。それが成り立つほど国民の東洋医学に対してのリテラシーの高さがあるのだと感じましたし、医療保険も適用されて毎日来るような患者さんもいるということはとても驚きでした。
私が見学に行った心系内科では主にパーキンソン病、脳卒中、ジストニアの方が来るということでしたが、鍼灸によってそれが良くなるということは、日本では考えもつかないですし、鍼灸師を目指している私でさえ考えつきませんでした。
改めて鍼灸が【医療】として成り立つことがここでわかりましたし、もっと多くの方に知ってほしいと強く思いました。そのためには自身の腕が良くないと話にならないので、自身の腕を磨き、そのような鍼灸師になっていきたいと強く思いました。

鍼灸学生

この研修に参加させていただいていなければ、韓医学に興味を持つこともなかったかもしれませんし、韓国の人々が医療に対しどのように考えているのか、韓医学と東洋医学の違い、制度の違い、あらゆるものを見て知り、より深く日本の鍼灸の立ち位置を考えさせられました。

韓国では国の支援があり、自国の韓医学のあり方に圧倒的な自信を持っているように感じました。国をあげての発信力が日本とは全く違い、その熱量が少し羨ましくも思いました。

私たちは戦後の状況で伝統医療が抑えられ、違った道を歩みましたが、日本独自の国民性や国土で生まれた東洋医学に誇りを持ち、大切に考えていきたいとも思いました。

鍼灸師

韓国研修ツアーに参加したい方はLINE登録へ

先着順で現在案内中。残念ながら30名枠が埋まってしまっていたら、次回以降優先的にご案内させて頂くのでLINE登録してお待ちしていて欲しい。

次回開催に向けて大学病院側とコンタクトしている。

鍼灸師、医師、鍼灸学生向きで行いたいと思う。経験、学年は問わない。

この研修を通じて、今後も日韓の交流をしていく所存だ。

目的は2つ

1.韓国から学び日本に活かす
2.様々な垣根を越えた日本鍼灸の交流

この研修ツアーで日本が団結し、これからの未来を担う鍼灸師、医師の礎になれば幸いだ。ともに日本鍼灸界を盛り上げていこうではないか。

韓国研修ツアー希望者はいち早く申し込んで欲しい。先着順だ。

下記ボタンよりLINE登録できます。

慶煕大学韓医学病院での2泊3日特別研修ツアー

2025年韓医学研修ツアー予定

3月16日日曜日
ソウル着昼間
韓方振興センターへ
夜:自由行動 

3月17日月曜日
慶煕大学韓医学病院研修
グループに分かれて 座学と臨床現場見学
ランチ
夜:懇親会

3月18日火曜日
自由行動
夕方日本着

スケジュール

韓国研修LINE登録
詳細はこちらから予約案内をLINEにて送る
申し込みフォーム記載。こちらから予約完了のLINE返信で予約確定
先着20名早期割引適応!!
10月末開催決定有無連絡予定
入金(2024年11月頃)
その後参加者とオンラインにてオリエンテーション開催

詳しくは以下をご覧ください。

最後に


参加された方々の感想をお読み頂きいかがでしたか。

この機会は本当に鍼灸師人生の中でも財産になると確信。

数日間の研修ですが、実際にその地に行き、場の気を感じることは一生の財産となる。

ここからは私の一意見を述べていく。

正解ではないので何か疑問を感じたらぜひディスカッションしたい。

保険診療にすると時間的制約、診療金額の固定により、一度で効果をあげる、技の追求への意識があがらない等の懸念がある。

患者自身も費用等の負担は圧倒的に軽減するが、自分でも治そうというセルフケア等への意識も高まらないようにも感じる。双方が保険制度に甘えることが発生しかねない。

しかし、日本よりも高い受領率、圧倒的な伝統医学の環境が整備されているのは言うまでもない。

現在の日本の鍼灸が疾患限定で医師の同意書のもと保険適応されるが、金額が安すぎるのもあり保険適応には至らない。

日本は、韓国のように鍼灸治療が保険診療になることは当分有り得ないだろう。その理由は、教育から変革する必要があるため現在の状況では困難を極めるからだ。伝統医学を重んじる総理大臣が誕生し、医療革命を起こすということを掲げなければ実行されないだろう。

以前来院していた厚生労働省の官僚の方も標準的な鍼灸治療効果が確立されていない(ピンからキリまでレベル差がありすぎる)ため難しいと私見を述べていた。

しかし、今回韓国での学びは、2034年日本で設立したい東西医学センター建立への礎となった。

私自身は、引き続きコツコツと人材を育成していくことに変わりはない。

政府、制度に文句をいう暇はない。

言うはやすし、行うは難し。

淡々と実行していく。

韓国では、西洋医学の医師と韓医師この2つが独立して存在している。6年生の後に1年間のインターンとその後3年の研修。10年でようやく独り立ちするようなシステムとなっていた。

改めて日本における鍼灸医学教育のシステムの限界を感じた。3年間で1日数時間で鍼灸師の免許が取れてしまう。

技術差が圧倒的につくのもこれが大きな問題だ。個人の努力に託されている。卒業後活躍している先生方は一人一人相当な努力をしているだろう。

日本の鍼灸学校は、今できる環境で最大限努力されているようには感じる。基礎技術、教育、ベストを尽くされていると思う。

しかしながら本気で活躍したいと思っている方は学校外でも学ぶことを真剣に考えなければ、卒業してすぐに活躍することは、大変難しい。

学校関係者と話す際に、卒業後すぐに活躍できるか?と聞くと口は重くなる。なぜなら皆私と同じように感じているからだと思う。
学校の外に出たら厳しい環境が待っている。臨床経験豊富な先生と卒業後すぐの新米鍼灸師も同じ土俵に立つのだ。

何も考えずにいると卒業後に迷子になるかもしれない。アクションを起こすも起こさないもあなた次第だ。迷っている暇はない。

長くなったが、駄文にお付き合い頂き、感謝の意を表したい。

私たちは、東西医学センター建立に向けて全力で取り組んでいく。

このようなプロジェクトに興味関心を頂いてくれた方、当会は、寄付(スポンサー)も募集している。ぜひ日本において未だない、このセンターの実現に資金とアイディアをお願いしたい。

人材育成が急務だ。この文章を書いてる今も、研修と向き合っている。

みんなのチカラが一つになれば必ず達成できると信じている。

2034年

東西医学センター病院 

建立に向けて動き出す

豊かな人間性と臨床力を持った鍼灸師たち10人以上が常駐し1日500人以上が来院する東西医学センター病院を設立し、文化、人を遺す。できたらあなたにもあの景色を見て感じて欲しい。日本人の団結力でなんとか打破していこうではないか。

敵対でなく、協調、ともに良い未来の鍼灸界をつくっていきたい。

この記事がいつか誰かの役に立ちますように。


韓国研修ツアーLINE登録

鍼灸を志す方の以下参考になれば幸いです。

本気で取り組みたい鍼灸学生に向けて


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