コーチングによる問い、焦点をあてるのは思考や価値観
2023年11月25日のビジネスコーチング・チームコーチングカンファレンスで登壇した【自律型人材を創るコーチング・チームコーチング】から一部のご紹介。
コーチングの問いは”水面の下”を意識
コーチングによる上司からのメンバーへの働きかけは、メンバーの考えや思いを引き出すことが重要です。
そうなると、上司の質問力がポイント。
その時に意識して欲しいことは。
私たちの日常は、メンバーの
知識やスキル、そして行動を見て評価判断しているということ。
一方で、コーチングで扱いたいのは、その行動に至ったメンバーの思考や信念・価値観であること。
その言動はどんなメンバーの価値観から導き出されたのか、直接的に見えた言動で判断することなく、その源泉となった価値観に焦点をあてたいのです。
なぜその言動に至ったのか、そこに焦点をあて、言語化する。
その上で、その価値観から導きだされる・考えられる他の言動は何か?
それをコーチングによって導き出したいのです。
で、さらに付け加えると。
価値観や自己認識は私たちは評価するものでも、否定・批判するものでもありません。すなわち、全て受け入れる・承認できる事なのです。
そうなると、受け入れられたメンバーは自己肯定感が高まり、主体性が生まれます。
すなわち、自律型の人材へと転換するのです。
コーチングによって自律型人財が生み出されるのは、言動からは見えにくい価値観や自己認識に焦点をあてるからです。