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チームコーチングや組織開発のお話しを

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PHP研究所認定のチームコーチが、チームコーチングや組織開発に関わる記事を時々アップしていきます。
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#チーム

何を知っているのかも重要だけど、チームでどんな振る舞いをしているのかを知ることも重要

様々なことを知っていて、その知識をコンサルタントして活用することは数多く求められます。 コンサルタントとしてのキャリアが長くても、経験していても、常に新しいことをキャッチアップし続けることは必須です。 が、その知識だけで勝負は出来無いのもこれまた事実。 どの世界にもその道の専門家がいますので、それを越えることは困難です。 その道を突き詰めるのであれば、それはコンサルタントでは無その分野のスペシャリストですね。 更に言えば、今後はAIにも敵わない。敵うはずもない。 では何

チーム作りはうまくいかないことを前提とする

チームがチームとして機能するまでには、様々なステップを踏んでいく必要があります。 チームコーチ・組織開発に関わっていて、また自分自身がリーダーとしてチーム作りをして、様々なチームとコンサルタントとして関わる経験を踏まえると、チーム作りはうまくいかないことを前提にしてチーム作りをすることが望ましいのでは無いかと感じることがあります。 何故か? 一般的には、チームがチームとして機能しない責任はリーダーにある。としてしまいがちですが、機能しない起因はリーダーに限られるものではあ

成果を上げるチームになるには?

ジョン R. カッツェンバックは、チームとグループは異なる。とし、チームとは下記の定義をしています。 共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる、補完的なスキルを備えた少人数の集合体  改めてこの定義について考えてみました。 目的や目標が明確になった後、【そのためのアプローチをどう共有】するのか?が、チームが成果を果たせるチームになるのか、成果を出せないチーム(グループのまま)になるのかの一つの分岐点になるのでは無いかと。 そのアプロ

チームコーチングで何が起きるのか?

で、チームコーチングで何が起きるの?どんな変化があるの?という質問をちょこちょこと受けます。 ***当事者意識の醸成*** お客様によってチームコーチングで扱うテーマが異なるので、チームコーチによって起こることや、変化は様々ですので、これです。という一つの回答は無いのですが、どのお客様においても共通な事は、メンバーの当事者意識が醸成されます。 なんとなく目をそらしていたこと、自分の責任では無いと言い訳していたこと、まぁそのうちに、と後回しににしていたこと、多かれ少なかれ