チーム作りはうまくいかないことを前提とする
チームがチームとして機能するまでには、様々なステップを踏んでいく必要があります。
チームコーチ・組織開発に関わっていて、また自分自身がリーダーとしてチーム作りをして、様々なチームとコンサルタントとして関わる経験を踏まえると、チーム作りはうまくいかないことを前提にしてチーム作りをすることが望ましいのでは無いかと感じることがあります。
何故か?
一般的には、チームがチームとして機能しない責任はリーダーにある。としてしまいがちですが、機能しない起因はリーダーに限られるものではありません。メンバー起因のケースもありますし、そのたの要因によるものも様々です。
ただ、それらを含めて全てリーダーに責任があるとしてしまうが故に、チームとして機能していないことをリーダーが受け入れることができず、時にその状態に向き合わずに、黙視し、とにかくタスクをやり切ることだけに目を向けてチーム運営を進めていくケースが時に発生します。
もし、チームが組成されたタイミングで、チームがチームとして機能するには、相応な努力が必要で、それはリーダーの私の力だけでなく、皆の力が必要だ。と宣言してしまってはどうでしょうか?
その上で、チームがチームとして機能しているのか、メンバー全員で定点観測し、その時のチームの状況を受け止めて、今後どんな取り組みをしていくのかメンバー全員で考え、行動する。
そんな対話の場を設けたら。
前提を変えると、その後の行動も変わる。だから得られる結果にも変化が生まれますね。