野菜のバイト
年末年始の短期アルバイトをしている。
近所のスーパーの青果担当になった。
野菜を扱うのはすごく久しぶりで、10年以上前に自然食品店でバイトしていた以来。
あれから10年(きみまろかな)
社会の問題も変わっていき、
食品ロス問題について、古くなった野菜を廃棄しながら考えたりする。
ともあれ、短期のバイトに与える仕事は単純作業である。
初めての大型スーパーの野菜は、おせち対策で大量に入荷されている。
八つ頭を3時間袋詰めした翌日は手首の筋肉痛でトイレでお尻を拭くのが大変だった。
1番驚いたのは、農家さんから送られる野菜の梱包の匠の技である。
時に、いったん箱から出して、袋詰めし(これも過剰包装に感じる)また箱に戻す、みたいなことをするが、袋のせいではなく、詰め方が違うのでうまく収まらない。
よく観察すると、小さい野菜と大きい野菜をポジションごとにうまく使い分けて詰められているし、
あんなにびっしり入っていたのに、葉には痛みがない。
見えないプロの仕事と、彼らは一体何時から収穫し、何時から梱包ろうしたのだろう、と、会うことのない農家の太郎やタミのことを想いながら淡々と過ごす。
身体、大丈夫ですか?
初めて一週間目の昨日、先輩パートにそう聞かれる。
あ、やっと慣れてきました〜!
恥ずかしながら答えると、
え!!早!!
慣れたの?!
と驚かれた。
身体を使うのは楽しいのだが。
色んな気づきがあって面白い日々になっている。
じゃ、今日も行ってきます!!