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『水木しげるの妖怪百鬼夜行展』に行ってきました。

名古屋市博物館で7月15日から開催されている『水木しげるの妖怪百鬼夜行展』。水木しげる先生の生誕100周年を記念して企画された展示で本人所蔵の妖怪関連の資料や漫画作品の原稿などが公開されている。

どこかのタイミングで行こうと思っていた展示。
夏休みも終わった土曜の朝一に行ったので空いていると思ったが、想像以上に混んでいることに驚いた。

開場10分後くらいに行ったが、30人ほどがチケット売り場に行列をなしていたので、これから行く人は前売り券などを買っておいた方が良いかもしれない(名古屋市博物館のHPでは開場後すぐに駐車場も埋まってしまうそう)。

お客さんも年齢層も子供からお年寄りまで幅広い。
思えば鬼太郎のアニメって時代を超えて定期的に放送されているし(今の鬼太郎で6期目らしい)、水木先生のドラマも放送していたから自分が思っている以上に知名度があるのだろう。

名古屋市博物館の入り口には巨大な看板が
博物館入り口に向かうまでには妖怪がお出迎え
会場入り口前にも巨大看板。ちなみに場内は基本撮影禁止。

展示は水木先生の生い立ちから始まり、妖怪画を描くうえで影響を受けた先人や妖怪画の創作方法、作品に込められたテーマなどを解説している。
水木先生の壮絶な人生の生い立ちからはその後の作品の世界観、テーマへの繋がりが感じられる。

展示で一番驚いたのは、鳥山石燕という江戸時代の絵師から多大な影響を受けていたということ。
ぬらりひょんやあかなめなど一部妖怪は石燕の絵をそのまま模写していたとは。というか、ぬらりひょんって江戸時代には既にあのビジュアルが出来ていたのか…

撮影スポットの一つの「べとべとさん」。

水木先生は鳥山石燕の本と出会った時に「長年の親友と出会ったようだった」と語っている。それが妖怪画を描く後押しになったとも。
同じ感覚を持った人物と時を超えて出会えるのも、こうして文化が繋がっていくのも何ともロマンチック。

妖怪と描くときにキャラクターを作るのではなく掴むと表現しているのも水木先生の妖怪に対する敬意が感じられて良かった。

子供時代に妖怪大辞典を読んでいた身としては懐かしさを覚える展示だった。行ってよかった。

入場者特典で週替わりの妖怪カードが貰えるらしく「小豆洗い」のカードを頂いた。
お土産は会場限定のガシャで手に入れた水木先生の名言キーホルダー。

妖怪百鬼夜行展は24日まで開催とのことなので、興味ある人は是非。

水木しげる生誕100周年を記念して作られた鬼太郎の誕生秘話。少し気になるな…


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