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『東京国際映画祭2024』に行ってきました

10月28日から11月6日まで開催されていた『第37回東京国際映画祭』に行ってきました。東京国際映画祭とは、毎年10月から11月にかけて東京都で開催されている日本を代表する映画祭だ。

自分はここ数年参加しており今年も愛知から東京へ2泊3日で行ってきました。今回の記事ではこの東京国際映画祭への旅行の記録を挙げていきます。

ちなみに観た作品はこの4作品。左上から時計回りに『士官候補生』、『春が来るまで』、『スターターピストル』、『孤独の午後』。

【1日目】

東京に降り立ったのは11月2日、土曜日の朝。天気はあいにくの雨。
夏にも東京に行ったけど、その時も台風が直撃して大変な目に遭ったんだよな。(新幹線も運休したので追加で一泊した)

それなのに今回も雨とは。自分って雨男なのかもしれない…

そんな憂鬱を振り払いすぐに移動することに。最初の作品までそんなに時間はない。

会場は有楽町のため東京駅から徒歩で移動する。
スーツケースが邪魔だがホテルのチェックインまで時間があるため荷物は一時預かり所に預けておくことに。

雨の東京駅。いつも東京着くと駅前で写真を撮るのが習慣になってる。
有楽町駅の広場に飾られていた東京国際映画祭のポスター一覧。

15分程で会場のヒューマントラストシネマ有楽町に到着。1本目に観る作品はワールドフォーカス部門の『孤独の午後』。闘牛士に密着したドキュメンタリーだ。

ヒューマントラストシネマ有楽町の入り口。東京に住んでた頃を思い出して懐かしくなった

正直ドキュメンタリーってよほど興味がないと観ないジャンルなので、最初は鑑賞候補に入れてなかったが選んで正解。なかなか凄いものを観せてもらった。

SNSで話題になっていた東京国際映画祭のマナーの酷さも早速体験。
今回鑑賞した中でここが一番酷かった。どんなふうに酷かったかは記事の最後にまとめておく。

1日目の映画鑑賞はこの作品早くも終了。
今日は他にも行きたい場所や友達と会う約束がある。

まず東京に来たら行ってみたかった「ヘンリーズバーガー」に向かう。ここはSNSで評判になっていた時に(有名人が世界一番美味しいバーガーと挙げていた)チェックしていたお店。

調べて観たら都内にいくつか店舗があったんだけど、一番行きやすく座席数も多いという自由が丘店へ。

頼んだのは和牛バーガーのMサイズ。和豚バーガーも試してみたい。ポテトも3タイプくらいから選べたよ。
ハンバーガーもめちゃ美味しいんだけど、カリカリのポテトが良い!

美味しかった!話題になるだけはある。
肉厚なハンバーガーも美味しいんだけどカリカリのポテトが良い。ポテトを口に運ぶ手も止まらない。

東京は行きたいお店が沢山あるんだけど、ここはリピートしたいな。
大満足な気分で次の場所へ移動する。今日はけっこう予定が詰まっているのだ。

食事の後は六本木に移動して森アーツ美術館で9月25日から開催している『ルイーズ・ブルジョワ展』へ。

六本木ヒルズはこれまでも、それこそ数年前の東京国際映画祭の際にも行っていたが、そのたびに疑問に思っていたのが六本木ヒルズ前に展示されてるこのオブジェ。

自分だけじゃなく六本木ヒルズに入った人は一度は疑問に思うんじゃないだろうか。

蜘蛛?何でこんなところに?

最初見た時はそんな風に思ったし、誰が何のために作ったのかも疑問だった。

そんなところに、このオブジェの制作者であるルイーズ・ブルジョワの展示が開催されるということで今回の旅行に合わせて行ってみたのだ。

ちなみにエスカレーターで思いっきりコケたのも良い思い出。
様々な展示。どれも面白かった。

この展示は見応えがあって大変面白かった。
蜘蛛の理由も分かったし他の展示も興味深い。
ルイーズ・ブルジョワという人は精神が不安定な部分を芸術活動へ昇華している。(少なくとも展示の説明やルイーズの人生を見ているとそう思う)

だからこそ「芸術は正気を保証する」というルイーズの言葉が説得力を増している。

展示を廻り終わったタイミングでホテルのチェックインの時間となったので、スーツケースを取りに行きそのままホテルに移動。

ホテルで一息ついた後は、夕方から友達との食事の約束があるので渋谷へ向かう。場所は渋谷ストリーム内にある和食居酒屋『圓 弁柄』だ。

久し振りの友人たちとの再会は楽しかった。(といっても実は夏にもあってるので3か月振りなのだが)

彼らは映画専門学校時代の同級生でかれこれ6年の付き合いになるのだが、互いの近況を話すたびに時の流れを実感する。これから先もこういう関係を続けていきたいものだ。

ご飯も美味しかったし、このお店も何か機会があれば寄りたい。

初めて飲んだザクロビール。フルーツビール大好きなのでこれはハマった!

お店を出た後はファミレスに場所を変え深夜まで話は続いた。
何だかんだホテルに着いて寝たのは深夜の1時過ぎ。疲れはあるはずだが興奮しているせいかなかなか寝つけない。結局眠りについてのは2時過ぎだった。

ということで旅の1日目はこれにて終了。

ちなみに今回の宿泊先はドーミーインPREMIUM東京小伝馬町。

【2日目】

起きてすぐ鎌倉へ向かう。
目的はお墓参りだが、早めに行かないと鎌倉はすぐに混雑する。
特にお墓のある鎌倉霊園は市バスで向かうのだがこちらも大変混むので早朝に乗っておく。

昨日まで降っていた雨は止んで、美しい青空が広がっており自然とテンションもあがる。良い天気の中でお墓参りができて良かった。

鎌倉霊園。見晴らしのいい美しい場所

お墓参りをすました後は次の予定まで時間が空いたので、いったんホテルへ戻る。ホテルへ戻る途中にお洒落なお店を発見。

外から覗いてみるとクラフトビールにピザ屋にコーヒー、ドーナツなど色んなお店が出店しているフードコート形式の店舗のようだ。

そしてここでまさかの旅行の目的の1つでもあったドーナツ屋さん『GRANDPA』を発見!

『GRANDPA』は映画『リトルワンダーズ』とコラボメニューをタイアップしていたお店。東京に行ったときに行けたら良いと思っていたら、まさかこんな近くにあったとは!

これは本当に驚いた、『リトルワンダーズ』凄い好きな映画だけに運命すら感じたよ。

『GRANDPA』さんがコラボしてるのは劇中でも登場する「セリアのブルーベリーパイ」。
店舗が入ってるのは『カミサリー』という名前の施設。

早速、コラボメニューのブルーベリーパイを頂こうかと思ったけど、時間的にご飯を食べるタイミングだったので今日は諦めて明日にすることにする。(しかもブルーベリーパイは売り切れてた)

その代わり隣のピザ屋でペパロニを頂く、これも美味しかった!

お店の名前は『ピザ スライスカミサリー』でした。頼んだペパロニは1番人気とのこと。

食べ終わったらそのままTOHOシネマズシャンテに移動する。今日は3本観る予定だが、会場はすべてこの劇場なので移動が楽。

ただし入場手段がエレベーターのみなので上映前はけっこう混雑する。上映直前はかなり焦るので、時間に余裕を持って行動した方が良い。

会場のTOHOシネマズシャンテ

2本目は今回の作品の中でも一番楽しみにしていた映画『スターターピストル』を鑑賞。中国の高校が舞台の青春映画だ。場面写真のビジュアル見た時から絶対観ようと決めていた。

話の大筋はボーイ・ミーツ・ガールものだが、周囲の人間の描き方や行動原理は中国という感じ。日本ではこういう展開にならないだろうなと思う辺り文化の違いを感じる。良い作品だった。

2本目を観終わった時点で次の作品まで1時間以上も空いている。近くでお茶でもしようと考えていたがここで問題発生。

どこもかしこも人が多すぎる。
喫茶店に入ろうにも行列ができてたり待ちが発生してる。

土日の日比谷ってこんなに混んでいたっけ?ちょうど開場前の広場でゴジラフェスを開催していたのも大きかったんだろうな。

当日の日比谷の様子、人が多い。

お店を探している内にいつの間にか上映時間に。
慌てて会場に向かう、時間に余裕があった筈がギリギリになってしまった…

そんなこんなで3本目は『春が来るまで』。
夫の自死を知った妻の心を描いた作品でテーマ的に凄く観たかった作品。

すごく観たかった作品なんだけど、旅の疲れやもろもろが影響したのか上映中は眠気との戦いになってしまった…

『春が来るまで』

3本目が観終わった後は友人と合流する。前日も会っていた映画学校の友人だ。彼も東京国際映画祭で別作品を観ており、4本目は彼と一緒に観ようと約束していた。

映画を観る前に腹ごしらえをしてから会場に向かう。

お店は日比谷シャンテの『韓日々』。キノコのスンドゥブチゲ定食を頂きました。

4本目は『士官候補生』を鑑賞。
ホラーということで身構えていたが、蓋をあけてみると好きなタイプの作品だった。
この監督の作品は過去にも東京国際映画祭で観ているが自分と相性が良いのかもしれない。

観終わった後は日比谷沿線沿いの居酒屋で映画の感想を言い合って解散。
やはり同じ映画好き同士で観る映画は楽しい。こういう風に誰かと一緒に観た映画は思い出になっていくな。

酔ったのは線路沿いの『博多劇場』。

ということで2日目も終了。
ちなみにドーミーインの夜鳴きそばを食べたくてドーミーインに泊まったんだけど結局食べることができなかったのも良い思い出。

【3日目】

そして最終日の3日目。
まず朝一に『GRANDPA』へ。昨日食べれなかった『リトルワンダーズ』のコラボメニューとドーナツをいただいた。

ブルーベリーパイも美味しかったけど、ドーナツがすごい美味しい!生地がフワフワで今まで食べたドーナツの中で一番かも。ここもリピートしたい!

『GRANDPA』のお店の構えはこんな感じ。
コラボメニューの「セリアのブルーベリーパイ」を頂く。大粒の砂糖の食感が良い。添えてあるバニラアイスも良いアクセント。
ドーナツがとにかく美味しかった。本当はテイクアウトしたかったけど新幹線だし泣く泣く諦める…

そしてお昼前にもう1本映画を観る予定だったんだけど急遽キャンセルすることに。

キャンセルしたのは何か理由があった訳じゃない。ただそうしたくなったからなんだけど、もしかしたら昨日の友達との映画鑑賞で映画欲が満杯になってしまったのかも。

予定を変更して行けたら行こうと思っていた虎ノ門のart cruise galleryで開催している『ソール・ライター写真展』へ。
素晴らしかった…どの写真も構図が良すぎ。やっぱりソール・ライター好きだな。

art cruise gallery
規模自体は小規模。
ソールライター写真展のチラシ。

ということで、ここにて今回の旅はこれにて終了!
2泊3日で映画4本は自分にしては少ないかなと思うけど、他に行きたかったイベントや友人にも会えたので満足。

恒例となっている東京国際映画祭旅行なのでよほど仕事が忙しくなければ来年も行くと思う。

最後に今回の旅で困った点と今回行ったお店やイベントのリンク先をまとめときました。興味ある人はチェックしてみてね。

【困った点】

・映画祭のマナー
東京国際映画祭のマナーの悪さは毎年SNS等で話題になるんだけど、今年は特に実感した年だった。
とにかく多いのが上映が始まってから来場する人。その数が1,2人じゃない。1本目に観た『孤独の午後』の時は10人近くはいたと思う。

通路側の席に座っていたけど、遅れてくる人が来るたびにスタッフさんの足元を照らすライトも相まって集中力が途切れてしまう…(当然スタッフさんが悪いわけではない)何でこんなに遅れる人が多いんだろう?皆、普段上映前のCMとかで遅れるのに慣れているからか?

SNSで書かれてるようなスマホ操作してる人とかは出会わなかったけど、マナーの改善は映画祭の課題だと思う。

・宿泊費の高さ
今回、東京駅近くに宿泊したんだけど、とにかく宿泊費が高い。
ドーミーインは1人1泊2万円超え!映画を観てるのが目的なのに、ここまで宿泊費が高いと本末転倒だと思う。
映画祭に限らず次東京行くときは宿選びも課題になると思う。

※今回行ったお店やイベントのリンク先のまとめ。


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ヴィクトリー下村
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