2月の園藝部DAY〜ハーブの冬剪定と園藝部拠点ツアーのライブ配信〜
日時:2月26日(土) 10時〜
場所:下北園路街、シモキタ園藝部ののこや、NANSEI PLUS広場 など
こんにちは!園藝部員のみやしーです。
2月の園藝部DAYも寒さに負けず盛りだくさんの内容でした。
前半は園藝部が植栽管理をお手伝いしている世田谷区の緑道でハーブの剪定。
後半はもうすぐオープンする園藝部の拠点から工事の進捗や見所をインスタライブで生レポートして頂いた様子をご紹介します。
◆◆ みんなでハーブの冬剪定 ◆◆
今回作業する緑道の花壇は数年前まで土はカラカラ植物もチョボチョボでした…。ですが園藝部が植栽管理をお手伝いする様になってからはみるみるうちに素敵な花壇になってきました。
園藝部のみんなや一緒にお世話してくれている地域の方々の植物愛が伝わってるのかもしれません。
まずは園藝部員の敬子さんからハーブの冬剪定についてレクチャーして頂きました。それぞれのハーブによって適切な剪定の仕方が違うそうです。
子供達もしっかり勉強しています。
植える時にお手伝いしてくれた子達がお手入れにも参加してくれています。
植物をよーく観察しながらハサミを入れる場所を教わります。
※写真の植物はパープルセージ
去年伸びた枝の先に今年の花が咲きます。今の時期に切りすぎるとお花が楽しめなくなってしまうそうです。伸びすぎている枝だけ、脇芽を残して切り詰めます。
こちらはハーブの代表格、ラベンダーです。
植えてから1〜2年なのでまだまだ若い苗ですが、これからどんどんボリュームが出てきます。たくさん花が咲くように、パープルセージと同様に今の時期は軽剪定にとどめます。
こちらはオレガノの苗の様子です。
一見枯れてしまっているように見えますが、根元をよーく観察すると小さな芽がたくさん出ているのが分かります。春の日差しを浴びてぐんぐんと芽が伸びるので、冬の間に枯れた部分を剪定しておくのが良いそうです。
ヤブランは春になると株の真ん中から束状の新芽が出てきます。
今のうちに去年の古い葉を根元から刈っておくと新しい葉が充実するそうです。
2月とはいえ日差しがポカポカと暖かい日だったので作業も順調に進みます。
植物をじっくり観察しながら、どこを切るのか悩みながら、みんな真剣です。
ハーブは生育力が旺盛なので様子をみながら思いきって剪定してよいそうです。
みんなで作業するとあっと言う間にたくさんの枝葉が集まります。
集まった枝葉は乾燥させた後に園藝部で管理しているコンポストで堆肥にしたり、細かく刻んで花壇のマルチングに利用したりしています。
園藝部では剪定作業で出る枝葉をできる限りゴミとして廃棄せず、様々な形で循環させる取り組みに力を入れています。
寒い冬を乗り切り愛情をたっぷり注がれた植物達は暖かい春を待つばかりです。
冬剪定で綺麗に整えられたハーブ達、来月にはどんな表情を見せてくれるのかとっても楽しみです。
◆◆ 園藝部拠点ツアー ◆◆
下北沢駅の南西口方面の開発も着々と進んでいます。
2022年1月にはNANSEI PLUSがオープンし連日たくさんの人々が行き交い、下北沢駅はますます活気付いています。
そしていよいよ来月には園藝部の拠点となる広場がオープンします。
2月の園藝部DAYでは園藝部の発起人でもあるフォルクのみなさんと、シモキタフロントのオーナーで園藝部の理事を務める柏さんにインスタライブで工事の進捗や拠点の見所をレポートしました。
時刻は午前11時半、NANSEI PLUSの石畳の広場から配信スタートです。オンラインの視聴者もぞくぞくと集まってきました。
シモキタエキウエから続く高架デッキを通って拠点方面へと向かいます。地元である下北沢を愛する柏さんが開発にまつわる熱い思いを語ってくれる場面もありました。
高架デッキの上や石畳の広場には様々な植物が植えられています。今後はこちらの植物達のお世話も園藝部でお手伝いする事になっています。
高架デッキから大階段を降りると一気に園藝部の拠点になる広場が見えてきます。
フォルクの三島さんから下北線路街のグランドデザインの背景と園藝部の立ち上げヒストリーをお話しありました。その一つとして、拠点のデザインについては園藝部のみんなや地域の方々と様々なワークショップやディスカッションを交えて進めてきました。オープンを間近に控えて期待感がどんどん高まります。
絶賛工事中のNANSEI PLUS広場の進捗については現場監理を担ってくれているフォルクの金子結花さんに解説して頂きました。
既にたくさんの植物が植えられておりオープンに向けた準備が着々と進んでいる様子です。
一つ一つの植物の特性や活用方法を丁寧にご説明して頂きました。
全ての植物にコンセプトがあり余計に植えられた植物は一つも無いことが分かります。既に芝生も張られていて広場らしい風景になっていますが、こちらの原っぱは他の芝生広場とはちょっと違うコンセプトがあるそうです。
芝生の目地部分にはカントウタンポポやカワラナデシコなど様々な野草の苗が植えられているそうです。将来的には芝生の原っぱではなく多種多様な草花のしげる憩いの原っぱになり、3月には世田谷区主催で地域の方々による種蒔きイベントも行われる予定です。
拠点の建物についてはフォルクの川崎さんに解説して頂きました。
こちらも絶賛工事中なので現在は足場が掛かっており全貌は乞うご期待です!
拠点の建物はボーナストラックを手掛けたバメアーキテクツさんによる設計で、園藝部員とディスカッションしながら計画しました。
建物は、大小2つに分かれた建物は園藝部のオフィスとしてだけでなく、カフェやシェアスペースとして多目的な利用がなされ、カフェではハーブティーや軽食、園藝部の養蜂事業で手掛けるシモキタハニーなどを販売する予定だそうです。
4月頃にはオープン予定なので工事と合わせて着々と店舗の準備も進めています。
拠点を中心に園藝部と下北沢とそこに生きる動植物がどの様に成長していくのか、ワクワクする内容の詰まったライブ配信でした。
インスタライブのアーカイブはこちらご覧いただけます
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シモキタ園藝部はまちの緑を共有資源として大切に育て、植物から得られる様々な恵みを活かした活動を行っています。
来月の園藝部DAYは小春日和のフィールドワークになりそうです。
それではまた来月お会いしましょう、ごきげんよう!
3月の園藝部DAYは、3月26日(土)です!ぜひご興味ある方はご参加ください🌳
シモキタ園藝部
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