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アドラーの「課題の分離」と内発的動機付け
アドラの「課題の分離」と内発的動機付けについて考えてみました。
参考図書は以下。
課題の分離
アドラー心理学では、自分の課題と他者の課題を分離して考え、他者の課題には踏み込まないというスタンスをとります。本書のタイトル「嫌われる勇気」というのも、この「課題の分離によって他者から嫌われることを恐れず自分の生き方を貫く勇気」というところから来ています。
課題の分離ができていない状態は以下のような状態です。
・相手が自分のことをどう評価しているのか気になってしまう。
・相手からの見返りを求めてしまう。
・相手に行動を強制させてしまう。
他者から過剰に介入されることを望むことは、自分の人生の選択に責任を負わないことですし、他者の課題にむやみやたらに介入することは相手の人生をどうこうしようとする自己中心的な考え方であると言えます。
外発的動機付けと内発的動機付け
外発的動機付けとは、懲罰や評価や報酬などによって与えられる動機付けです。手軽で簡単ですが、報酬や評価がなくなれば動機付けが働かず行動を起こさなくなります。
内発的動機付けとは、自身の好奇心や興味などによって引き起こされる動機付けです。意図的に引き起こすことが難しい反面、より自発的で継続性があり、高いパフォーマンスや学習効果が期待できると考えられています。
アドラーの語る課題の分離の、自身の課題に注目して他者の評価に振り回されない生き方は、まさに内発的動機付け優位の生き方であるといえます。
自分の人生を自分のために生きる健全で、高いパフォーマンスを期待できる生き方なのだと思います。
まとめ
課題の分離について、内発的動機付けの解釈を加えて考えてみました。自分の人生を賭してやりたいことはなんでしょうか?