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これまでの僕の旅で、いちばん眠った回数が多いのは、シンガポールのチャンギ空港。空港での快眠スペース話をつまみに部屋飲みを。代金は税込み290円
飛行機というものは、乗客の生活サイクルをあまり考えない。いや、時差や飛行時間を考えると無理があるのか。その結果、僕らは空港で夜明かしということになる。空港によってはホテルが用意されているが、もちろん有料。無料の睡眠スペースを探すことになる。で、シンガポールのチャンギ空港話を──。
動画はなにかとうるさいシンガポールの酒事情? いや食べ物事情?
毎週日曜日に新しい酒飲み話が加わっていきます。
部屋飲みのお供にどうぞ。
真の競争相手は空港スタッフ
僕は世界のさまざまな空港で寝てきた。飛行機のスケジュールが空港での夜明かしを強いてしまうのだからしかたないのだ。旅の資金に余裕があれば、トランジットホテルなどのベッドに寝ることもできるが、なぜかこのトランジットホテルが高い。いや、街の安宿を泊まり歩いてきた身にはそう映ってしまうのだ。
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¥ 290
新しい構造をめざしています。