2023年10月20日 投宿録【福島県会津若松市 会津東山温泉 向瀧】
出発~新潟県長岡市
憧れの会津の旅館である向瀧へ立ち寄る前に、長岡市にある寺宝温泉へ。深夜に京都府宇治市を出発。北陸道を夜通し走り、片道約550kmほど走行して朝のオープンのタイミングを狙って朝の8時前頃に到着。噂通りの泡付きありのぬる湯モール泉で感激。メインはこれからなのに朝からとてもいいお湯に入浴ができて癒されました。
新潟県長岡市~新潟県阿賀町
長岡市を出発して、旧・与板町(現・長岡市)や旧・村松町(現・五泉市)の素敵な雁木の街並みを眺めながら、車を転がして会津に入る手前の町である阿賀町へ。旧・津川町(現・阿賀町)の津川ドライブインにて昼食をいただきました。
新潟県阿賀町~福島県会津若松市
津川ドライブインを出発して、県境を越えて会津地方に突入。途中で赤べこ伝説発祥の地である会津柳津に立ち寄り、時間調整しつつ会津若松市内にある会津東山温泉向瀧に到着。15時ごろの投宿でした。
国の登録有形文化財に指定される美しい建築の会津東山温泉向瀧。会津東山へ訪れるたびに今度来るときはここに泊まりたいと思っていたお宿。なかなか宿泊をする決断をできずにいたが、当旅館を舞台とした花唄メモワールという漫画の連載開始をきっかけにここへ泊まることを決意。一人泊は少なくともネット予約ではできないため、近場に住む温泉仲間に声をかけて、予定を合わせることによって投宿を実現させました。
チェックインの手続き中には、おもてなしのお茶菓子が登場。お茶菓子が登場する旅館は三朝温泉の旅館大橋以来だった記憶。このお茶菓子の登場で高級旅館に宿泊することを実感する。
チェックイン時に登場したお茶菓子は花唄メモワール1巻のカラーページで登場したもの。お部屋に入る前から“聖地”を感じられて感動でした。
投宿後、国の登録有形文化財に指定される館内を散策。どこを見ても、“趣”を感じさせる風景にただただ感動し、泣きそうになっていました。
夕食前にきつね湯で入浴。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。クセのない無色透明のお湯だが、肌寒くなってきた季節に浸かるぽかぽかになる泉質のシンプルな源泉かけ流しの温泉はとても気持ちの良いものでした。
向瀧の夕食をお部屋でいただく。どの料理も想像以上の美味で感動もの。
どの料理も美味しかったが、会津の郷土料理であるこづゆを丁寧に味付けされたものをいただくことができたのが印象的。
食後にいただくでざーともとても印象的。甘すぎない味付けが私好みのものでした。
向瀧で迎える朝。朝食の時間までに三つある貸切風呂、鈴・瓢・蔦の温泉入り比べを実施。いずれも泉質は同じなので、違いは特に感じず特段ここが好きというのもなかったが、どれもきつね湯同様にシンプルだがいい湯という印象を受けた。
朝食もお部屋にて。野菜中心の健康的な朝食。かぼちゃぷりんがとても美味しかったのが印象的でした。
美味しい朝飯をいただいたあとは次なる魚沼の温泉宿に向かうためにチェックアウト。長年憧れていた向瀧は想像以上に素晴らしいお宿でした。旅館の佇まい、温泉、料理、なによりおもてなしが素晴らしかった。まだまだ泊まりたいと思える温泉宿は多々あれど、ここより素晴らしい温泉宿と出会うことはないだろうと思えるような素敵なお宿でした。