世界最高の話し方―1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた! 「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール
わかりやすい、イメージしやすい。
「なるほど」と、腹落ちしやすい内容。
実践している著名人が多数、例にあげられている。
成功している理由の一端がわかる。
日本は「以心伝心」
話し方、聞き方はを体系的に学ぶ機会がない。
「話し方のノウハウ」が普及していない。
<第1章 あっという間に絆が生まれる!>
🐾印象・気持ちはずっと残る
何を言うかより、どんな気持ちにさせるかが重要。
話は忘れても感じたことは忘れない。
何かを言えば、何かが伝わるは大きな誤解。
「言いたい放題」で相手の心はつかめない。
人は聞きたい情報だけを受け入れる。
正しい内容でも人の心は動かない。
相手が受け取りやすい球を投げる。
自分へのエゴ、執着を手放す。
自分視点を離す
「話す」ことを上達させる第一歩。
相手フォーカスに切り替える。
🐾受信力
口を開くより耳を傾ける。
考えるのは「話す」ことより「話させる」こと
自分の話をすると快楽ホルモンが分泌。
食事、セックス、ドラッグと同じような快楽。
相手に話させれば気持ちよくなってくれる。
質もして、聞く。
二流は「口」を、一流は「目と耳」を動かす。
🐾質問力
30分間に3つ以上の質問。
質問すれば相手を知ることが出来る。
相手を知る。
→好意的に受け止められる。
「ど」から始まるオープンクエスチョン。
6W1H
①What(どう、どんな)
どう思いますか?
どんな感じ?
どうしたの?
②Who(どの、どんな、どなた)
どんな人になりたい?
どの芸能人がスキ?
どんな人がタイプ?
③When(どんなとき、どのタイミング)
どのタイミングがいい?
どんなときに、落ち着く?
どの季節がスキ?
④Where(どこに、どこで)
どこに行きたい?
どこで買ったの?
どこに住んでるの?
⑤Why(どうして)
どうして、これが人気?
どうして、来たの?
どうして、こんなことに?
⑥Which(どれ、どっち、どちら、どの)
犬と猫どっちが好き?
どれがいい?
どの国に行きたい?
どちらのメーカー?
⑦How(どう、どうやって、どうしたら、どのように)
調子はどう?
どうしたらいい?
どうやってやったの?
どのような点がいい?
おすすめ
「どう思う?」
「どんな〇〇が好き?」
「どうしたい?」
「どこの出身?」
「調子はどう?」
「どうしたら?」
5,10分の雑談になる。
※「どう」を知れば、動じません。
質問の変化球4種。
①「導入質問」
元気ですか?
どちらの出身?
②「聞き返し質問」
聞かれた質問と同じ内容を聞く。
③「フォローアップ質問」
相手が言ったことに関する質問。
④「ギアチェンジ質問」
トピックを変える。
質問→聞く→質問→聞く→時々自分の話。
質問の「球種」を変え、サイクルを回す。
質問されっぱなしのとき。
→質問を返し、相手に話させる。
自分の話ばかりする人。
→聞きたい話に関する質問。
🐾自分の話をする
ハズレのない「鉄板3Kネタ」
「関係」
人の興味、欲求はほとんど自分に「関係」あるもの
半径10メートル以内の自分に関係のあること。
→自分ごととして考える。
大ヒット商品の法則。
悩みを解決し、お得で、役に立ちつ。
社会的にも影響を及ぼす。
①身近(相手の身の回り、親しみやすいこと)
「近所に大型スーパーがオープンした」
「会社に可愛い子が入ってきた」
②悩み(相手の気になっている問題)
「気になっている二の腕をほっそり」
「あっという間に小顔」
③損得(相手にとって損になること、特になること)
「絶対に儲かる」
「これで年間3万円も無駄にしています」
④便利(相手にとって役に立つこと)
「こんなサービスが受けられます」
「使うと便利になります」
⑤影響(相手にとって個人的、社会的に影響がある)
「コロナの影響で業績がダウン」
「人事異動で〇〇さんが上司になる」
「関心」
相手が関心を持っているネタ。
→労せず聞いてもらえる。
「スキャンダルの法則」
芸能人が流行ネタで有名→失敗して怒られる。
→涙の告白。
①流行(最近のこと、流行り)
「流行ってるスイーツは〇〇」
「大ヒット中の映画は〇〇」
②有名(有名人、有名企業)
「アップルの新製品」
「トヨタの次世代カー」
③苦労、失敗、葛藤(困難をどう乗り越えたか)
「ホームレスが年商1億の社長に」
「まさかの大失敗」
④感情(感情を呼び起こす話)
「あおり運転を繰り返すこと」
「難病を乗り越える」
⑤告白(秘密、はじめての話)
「私、じつは・・・」
⑥変化(新しいこと、増減)
「株価が2倍になった」
「感染者が半分に減った」
人が聞きたいのは「成功話」より「しくじり話」
「価値」
あなたはすごい。
「相手の価値」を伝える。
聞きたいこと。
=「聞いている自分の価値」
ほめ方をマスターすれば好感度は上がる。
おれ、すごいぞ
「昔話」「説教」「自慢話」
→高感度は下がる。
※脱「自己アピール」の話し方で聞き手を魅了。
<第2章 「モチベーションの魔術師」になれ!>
🐾賞賛力
相手を育て、動かす一流のほめ方。
「ミカン(保管)の法則」
①承認(存在や行動を認める)
→うれしい。
「最近目の色が違うね」
「朝早くから大変だね」
②共感(気持ちや意見に同調、賛同、肯定)
→安心する。
「そのとおりだね」
「つらかったでしょう」
③賞賛(優れた点をほめる)
→モチベーションUP
「いいセンスだね」
「さすがプロの仕事だね」
④感謝(ありがとう)
→生産性UP
「気を配ってくれてありがとう」
「助かりました。ありがとうございます」
ほめ力、感謝力のパワーアップ。
「す・ぐ・き」
す=(行動の直後に)すぐほめる。
ぐ=具体的にほめる。
き=気持ちをこめてほめる。
※行動に焦点を当て、より具体的に評価する。
→注目度が伝わる。
→どうすれば称賛されるのか相手は学ぶ。
一声盛る。
ありがとう。
→「今日は忙しいのに仕事を手伝ってくれて、ありがとう」
お疲れ様。
→「一日、笑顔で頑張ってくれたね。お客さんも喜んでいたよ」
🐾褒める、叱るの比率
1回叱ったら、6回ほめる。
科学的に証明されている。
日本は「ほめられ不足大国」
エンゲージメント(やる気、愛着)
→世界最低レベル。
職場のコミュニケーションのお作法。
→機能不全。
→まったく使い物にならない。
※正しくほめて、正しく叱る力の改善急務!
サンドイッチ話法=時代遅れ!
ほめる→叱る→ほめる
ミックスするのはダメ。
心理的にネガティブワードに引っ張られる。
→ほめワードの無駄づかい。
逆もあり。
叱る内容がほめワードの陰に隠れる。
最先端の考え方。
→「叱るとき」と「ほめるとき」はきっちり分ける。
正しい叱り方。
「建設的なネガティブ・フィードバック。」
批判的な評価を伝え、改善を促す。
例)
①叱るべき事実。
②なぜ、それがダメなのか(理由)
③それについて自分はどう思うか(主観)
④解決策を提示させる。
間違った叱り方。
一方的な考えの押し付け。
=説教。
相手を傷つける。
=決めつけ。
改善)
主語を自分に変えて思いを伝える。
だから、お前は〇〇なんだ!
→私は非常に残念に思う。
※最悪なのは、何のコミュニケーショもないこと。
<第3章 誰もがうなずき、納得し、感心する!>
🐾説明力
説明達人のルール
・いかにメッセージをパンチの効いた一言に絞り込めるか。
・話の順番を間違えないか。
「言いたいことを一言でまとめる」クセをつける。
13文字以内に絞り込んだ一言をつくる。
セールスポイントを凝縮したキャッチコピーが大事。
例)
・うまい、やすい、はやい(吉野家)
・お、ねだん以上(ニトリ)
・お口の恋人(ロッテ)
一言「13文字以内」
Yahoo!ニュースの見出し。
=13文字以内。
読ませるより、「見せる」
→直感的に理解されやすい。
言葉の「お片付け」
ステップ1.言葉の「棚卸」
言いたいことを脳内から全部出して並べる。
ステップ2.「心が動く言葉」をピックアップ。
棚卸した言葉をふるいにかける。
ステップ3.5つの方法で、13文字程度に「たたむ」
①たとえ(以外なものにたとえる)
コミュ力は筋肉の如く鍛える。
コミュ力は人生の起動ボタン。
②数字(具体的な数字を入れる)
コミュ力の必勝方程式7選。
愛されるコミュ力の3大ルール。
③ベネフィット(相手にとって得すること)
コミュ力で生涯年収を2倍に。
就活も婚活もコミュ力次第。
④チカラのある言葉(強い言葉をかけ合わせる)
直伝!世界最強のコミュ力。
コミュ力の「神」方程式、初公開。
⑤「?→!」(「え?」と思わせて「なるほど」と思わせる)
コミュ力はのび太に学べ!
コミュ力なんかなくていい
トップエリートは⑤をうまく活用している。
🐾順番の「鉄板ルール」
説明の正しい順番。
聞き手を迷子にしない。
「ハンバーガー話法」
結論→中身→結論。
アメリカの子供が初めに学ぶ話法。
PREP法
結論→理由→事例→結論
「なぜなら」ロードマップ。
例)
結論→コミュ力で年収倍増。
理由→なぜらなら〇〇だからです。
事例→たとえば〇〇がこう言っています。
結論→コミュ力は年収を増やす力なのです。
※どんな話でも「なぜならば」をつけると説得力が増してしまう。
「3つあります」ロードマップ。
「理由やポイントは3つあります」と説明していく。
3つの分類はいろいろある。
例)
・ポイント
・理由
・課題
・時間軸(過去、現在、未来)
・場所(欧米、アジア、日本)
3は「マジックナンバー」
多すぎず、少なすぎない、ちょうどいい数。
「金、銀、同」など、座りのいい数。
「ここぞ」というときに活用。
「お悩み解消」ロードマップ
「問題ー解決法」フレームワーク。
プレゼンやスピーチはエンターテインメント。
通販番組の定番シナリオ。
例)
問題→寒くなりましたよね。
解決→そこで、このあったか毛布です!
問題→お鍋の焦げ付き経験ありませんか?
解決→そこで、この焦げ付かないお鍋!
各種ロードマップを組み合わせることで「説明達人」
結論→13文字
理由、事例→「なぜなら」「3つの」「お悩み解消」
結論→13文字
<第4章 相手の心をがっちり掴む!>
共感される話し方のルール。
心の距離を縮めるコミュニケーション能力。
リモート時代には特に必要。
「話のうまさ」より、「心への寄り添いと共感」
🐾「共感型」の話し方
教官型はもう古い。
リーダーシップ人材に求められているのは共感力。
従業員と同じ目線。
→従業員の力を引き出す。
例)
アップル。
強権カリスマ型→スティーブ・ジョブズ
共感型→ティム・クック
日本の共感力が高い経営者
・ソフトバンク、孫正義社長。
・資生堂、魚谷雅彦社長。
・ZOZO創業者、前澤友作。
「強権型」
マキャベリアン(野望と利益に固執、権力や金を優先)
サイコパス
ナルシスト
→出世はしやすい。
組織に壊滅的なダメージを与える事例多数。
例)
元、日産のカルロス・ゴーン・ビシャラ氏
いい気分にさせる話し方。
リーダーに必要な2つの資質。
・高感度、温かみ(Likability)
・有能さ(Competence)
ドナルド・トランプ
「いい人」では無い。
いい気分にさせる人。
支持者の聞きたいことを敏感に察知。
→言語化する。
支持者を喜ばせ、信念や心情を肯定。
→承認欲求を満たしつづける。
トランプ=アバター
トランプを否定することは自身を否定すること。
スキャンダルがあっても忠誠心は変わらない。
「誠実に事実を伝える」だけでは勝てない。
ただの「いい人」から「いい気分にさせてくれる人」へ
人の気持を理解し、自分の弱みを認められる強さ。
=共感される話し方。
→これからのリーダー像。
🐾共感される話し方。
相手の感情に共感しながら話す。
「私たち」という言葉を使う。
「好意の返報性」
好意を見せてくれる人に好意を抱く。
・「気持ちはよくわかるよ」
・「不安だよね、でも大丈夫だよ」
共感をくみ取り、代弁する。
相手の感情によりそう。
「そう・だ・わ」を口癖に。
・「そうだね」
・「だいじょうぶ」
・「大変だね」
・「わかるよ」
寄り添ってくれているという印象。
感情を刺激して共感状態をつくる。
人は感情の奴隷。
合理的、論理的決断より直感的決断。
感情を動かさなければ、説得はできない。
→共感も得られない。
例)
ドナルド・トランプ
怖い×許せない×面白い。
「メキシコの不法移民はレイプ犯だ」
「バイデンは社会主義のトロイの木馬だ」
共通の敵をつくる。
→罵倒する。
→支持者と「怒り」「恐怖」を共有。
→連帯感を生み出す。
敵をバカにして引きずり下ろす。
→許せないという恨みの念を刺激。
→溜飲を下げさせる。
→面白い。痛快。
恐怖は心の警報装置。
感情を動かす強力なスイッチになる。
感情が動く→行動する。
🐾共感されているかチェック
相手から「ア行」「ハ行」の感嘆詞は出ているか?
「AHA(アハ)の法則」
ア行
あっ=気づき
いいね=賞賛
うんうん=納得
えーっ=驚き
おー!=喜び
ハ行
はーっ=関心
ひいっ!=恐怖
ふーん=嫌悪
へぇ~=意外性
ほ~=感嘆
感情は感染する。
・バズる。
・炎上する。
話し手の感情を刺激する話。
→聞き手の感情も刺激される。
※AHAの感嘆詞が出ていないのなら、感情を盛ることを意識。
🐾ストーリー
人はロジックよりストーリーに共感する。
成功をおさめる。
立身出世の物語。
→古今東西、万人の心をとらえる。
例)
日本
日本電産、永守重信会長。
社長を目指すきっかけの話。
子供の頃食べたステーキとチーズケーキ。
海外
グーグル、ピチャイCEO
子供のころの苦労話。
大学院までコンピューターにアクセスできない。
渡航費が父親の年収の半分。
バックパックは父親の月収と同じ。
アマゾン、ジェフ・ベゾス。
母親の話。
17歳の女子高生で自分を生んだ。
夜間学校に教科書とおむつ、哺乳瓶。
ヒューマンストーリーは脳を刺激する。
興奮や安心をもたらすホルモンが分泌される。
→感情が刺激される。
「吊り橋効果」
ハラハラ、ドキドキを共有。
→心の距離が縮まる。
人の集中力は金魚より短い。
つまらない話=時間泥棒。
人の心を釘付けにする話。
ロジックではなくストーリー。
ストーリー=脳のハッキング。
30秒で語れるストーリーから始める。
「Before」「After」と「気づき(教訓)」
例)
Before→じつは私、〇〇だったんです。
After→☓☓して、こう変わりました。
気づき→□□ということを学びました。
人生の転機、変身のストーリー。
=最強のコンテンツ。
<第5章 みるみるうちに「人が動く!」
🐾説得力
説得力のある話。
=論理と感情のバランス。
ムダ話の特徴。
事実や抽象的な言葉ばかり。
頭の中に「絵」が浮かばない。
一言換える、添える。
→感情を起動。
五感をくすぐる言葉。
相手に「絵を見せる」ように話す。
「Show,don't tell.」
(言うのではなく、見せろ)
例)
情景の浮かばない言葉。
・言う
・行く
感情が浮かぶ言葉。
(叙景的、説明的)
・ボソボソつぶやく。
・小走りで行く。
細かいディテール描写。
→話を紙芝居のように目で見える化。
見せる、感じさせる言葉にこだわる。
例)
ジャパネットたかた創業者、高田明氏。
「お孫さんの運動会の様子を録画できますよ」
「スマホなら遠くはなれて住んているお孫さんの日々の成長をそのまま見られます」
数字を使う。
同じ数字が続くとマヒする。
数字は相対的なもの。
見せ方次第で心象操作ができる。
例)
たくさん、何回も
24人のうち23人合格、自分だけ落ちる。
10回挑戦、全部ダメだった。
細かい数字を入れる。
→粘り強さをイメージさせる。
四捨五入しない正確な数字。
→話に躍動感が生まれる。
→説得力が増す。
例)
☓非常に多くの会社に導入・・・
○98カ国、1万2356社に導入・・・
☓大幅にアップした。
○前年比98%増。
正確な数字で規模感とインパクト。
パパッと数字を挙げられる。
→できる人というイメージを与えられる。
数字には感情的なパワーがある。
相対的に見せて、意味を示す。
数字そのものより希少性、変化、スケールを伝える。
→感情を動かせる。
例)
・変化率(30倍、9割減)
・比較(東京ドーム○個分)
数字の感情的なパワー。
例)
A 最初の一月の生存率89%。
B 最初の一月の死亡率11%。
AとBは同じことを表している数字。
AよりBの方が多いように感じられる。
ネガティブな情報
→深刻にとらえられやすい。
同じ数字でも表現の仕方によってまったく違う印象。
100万人より1人の顔。
時間、場所、人、情報を絞り込む。
→映像が浮かびやすい。
→説得力が増す。
何百万人の人の苦難より一人の悲劇。
→心を動かす。
例)
統計的
食糧不足に苦しむ300万人のために・・・
特定できる一人
7歳の少女ロキアのために・・・
募金を集めたとき。
→特定できる一人の方が多かった。
顔が見える、見えない。
→想像力や共感に大きな差。
自己紹介に応用。
☓ 凝り性です。
○ リンゴの皮むきに凝って8メートルを達成。
「たとえ比喩の手法」
わかりにくい事象。
→よく知られた物事に見立てる。
比喩は脳を瞬間的に刺激する。
→説得の最強の飛び道具。
飛び道具。
=免疫をもっていない言葉。
例)
☓ 鉄のように固い意思。
○ 新幹線のアイスクリームのように固い意志。
かけ離れたジャンルの言葉をかけ合わせて例える。
→印象に残りやすい。
ポイントを伝えるコツ。
ポイント前に強調、呼びかけをする。
例)
・これだけは聞いてください。
・想像してみてください。
・ポイントは大きく分けて3つあります。
・たった
・わずか
・今すぐ
重要なことをう言う呼びかけの言葉。
「間」を開けることで効果が上がる。
→相手の聞く準備ができる。
<第6章 緊張ゼロ!満足度100%!>
プライドを捨てて、恥をさらしバカになれ。
トヨタ自動車、豊田章男社長の言葉。
「人前に出ていくと「恥ずかしい」とか、やっぱり人間だから「いいカッコしたい」っていうのが出るんだよ。それさえ捨てりゃラクだよ」
🐾プレゼン
2種類のプレゼンター。
ただ情報を説明する。
=Informer
人の心を動かす。
=Performer
恥を捨てて、パフォーマーに。
→無敵のプレゼンター。
プレゼン前の「こんにちは」
心の距離を縮める。
→バーチャル握手
間を開け、「こだま」が返ってくるのを待つ。
→目の前の聴衆は敵ではない。
緊張するのは敵に囲まれている感覚。
恐怖をいだく本能的反応。
バーチャル握手で脳の緊張をほぐす。
プレゼンは対話、言葉のキャッチボール。
「モノローグ」「ひとりごと」
→一方通行で疎外感を感じる。
緊張しない考え方。
→友達とおしゃべりしているだけ。
→一人ひとりの対話の積み重ね。
問いかけや質問。
→聞き手を巻き込む。
例)
☓ 事実を淡々と話す。
○ 「みなさん~なことはありませんか?」と問いかける。
ライブ感、一体感が高まる。
「。」を「?」に換える。
「方的な自分語り」から「語りかけ」
→聴衆との対話になる。
退屈なプレゼンの典型。
→自己紹介、お礼から初める。
プレゼンは冒頭のインパクト。
冒頭30秒が勝負。
冒頭おすすめパターン
①ユーモアのある鉄板ネタ
②想定外なサプライズ
③ストーリーのある軽いエピソード
④質問、問いかけ
⑤告白、宣言
⑧格言、引用
楽しませる、驚かせる、夢中にさせるつかみ。
→人の心をつなぎとめる。
「メラビアンの法則」
人の印象。
→見た目5割、声4割、言葉1割。
声は人そのもの。
大きさよりも「メリハリ」と「変化」
滑舌よりも「深み」と「個性」
低い声。
→威厳と落ち着き。
高い声
→親しみやすさ、若々しさ。
戦略的に使い分ける。
・励ますとき→高い声。
・叱るとき→低い声。
いい声、3つの基本動作。
①鼻から吸ってお腹にためる。
②チューブを絞るようにお腹をへこませて、口から出す。
③口を大きく開けて発声する。
声の高さを変える技。
高くする→頭のテッペンを意識する。
低くする→おへそを意識する。
🐾リモートの話し方
リモートでは集中力が持ちにくい。
ボディーランゲージ、表情、アイコンタクト。
→五感で感じ取っていた情報が少なくなる。
→共感関係がつくられにくい。
リモート時代のプレゼンエリート。
→人気YouTuber。
例)
①豊かな表情。
②大げさな動き
③現物を見せて、興味を引く。
④効果音をふんだんに使う。
⑤テロップを入れる。
⑥口語体、会話調を使う。
聞かせ、見せることへのハンパない努力と情熱。
視覚と聴覚を刺激する。
→直感的な理解で記憶してもらう。
リモートでのアイコンタクト
角度が命。
カメラが下方。
→見下げてる感じ。
→目線にあうように調整。
アイコンタクトはカメラに向かって。
画面では目線が外れる。
撮しているのはカメラ。
相手が見るのは撮したもの。
プレゼンは7割聴衆を見る。
手元の資料ばかり見ない。
効果的な場面。
①冒頭30秒。
②情報が少ないページ、スライド。
③強調したい言葉やメッセージ。
④接続詞、場面転換時。
瞬時に共同体関係を築くスゴ技
=アイコンタクト
<第7章 誰もがあなたの熱狂的なファンになる!>
自信は思い込み。
自身があるフリをする。
「パワーポーズ」
・両手を大きく上げる:スーパーマン
・両手を腰にあて、胸を張る:ワンダーウーマン
→ストレスホルモンが減る。(コルチゾール)
→自信と関係するホルモンが増える。(テストステロン)
パワフルに振る舞うだけでパワフルになれる。
→コミュニケーションのカタチを変える。
→自信が出てくる。
例)
・大げさなジェスチャー
・大きく見せる振る舞い
胸を張って話すことが大事。
人のサイズ=キャリア、生涯報酬。
アメリカ人の183センチ以上は14.5%
トップ企業のCEOの中では58%
身長が2.54センチ高くなるごとに年収9万5千円高くなる。
例)
アメリカのエリート
ウォーレン・バフェット→178センチ
ティム・クック→183センチ
スティーブ・ジョブズ→188センチ
イーロン・マスク→188センチ
バラク・オバマ→185センチ
ビル・クリントン→188センチ
ドナルド・トランプ→190センチ
ダメなポーズ
日本人がやりがち。
※両手を股間の前で重ねる格好
大切なところを覆い隠している。
=自信がない。不安を隠している。
肩がすぼみ、全体的に細くなる。
変更)
・背筋を伸ばす。
・方を広げる。
・両手はストンと両脇に落とす。
・両手をおへその上で組む。
・足は肩幅。
・鳥居のようにどっしりと立つ。
強いカタチ→強いココロ。
🐾リーダーシップを高める表現
「語尾」
シンプルに言い切る。
→説得力が増す。
冗長すぎる言い回し。
回りくどい。
→聞き取りにくい。
例)
☓ ご協力をいただきますよう。改めてお願いします。
○ 改めて、ご協力をお願いします。
日本的様式美。
→無用の長物。
減らすべき表現(語尾)
・「と思います」
・「と考えています」
「間」
えー、あー、あのー・・・
いらない。
無言(間)でいい。
「一時の沈黙」
しっかり「間」を空けるほうが効果的。
大事なことを言う前は意図的に「間」を空ける。
→相手も聞く準備ができる。
練習)
自分のスピーチを録音。
「えー」「あのー」を数える。
→以外なクセが見つかる。
「言葉」ではなく「意味」を伝える。
情熱を伝えて人を動かす。
棒読み厳禁!
感情と熱気。
内から出るエネルギーをジェスチャーに。
コツ
①言葉の意味を考える。
文章の原稿より箇条書き。
伝えたいキーワードをまとめる。
意味を考えながら表現してみる。
②立って動いて話す。
体がゆるみ、声量も上がる。
ハンドジェスチャーもしやすくなる。
視覚的、聴覚的にも伝える力が増す。
③「思い」に思いやる。
どんな「思い」を伝えたいのか。
伝えたい思いを、自分も感じていなければならない。
🐾共感の危険性
注意!)
共感する党、地域、国、同胞の境界線。
→超えると敵意に変わる。
偏見を生み出す。
部族的で残酷にする。
極端な感情移入。
排他的、攻撃的になりうる。
🐾つながる力
「生存欲求」
ぬくもりを求める。
関係性の構築、維持。
いつでも、どこでも、誰とでも「つながる力」
→これからの時代を生き抜くカギ。
理性的行動を促す一段高い「共感」
感情を俯瞰。
思いやり、慈悲が求められる。