見えないものを信じ、大切にする『神は細部に宿る』
本当に大切なものは目には見えない。
夢、愛、希望、友情、絆、未来など…
大切なものはいつも漠然としていて目には見えないし、カタチもない。だからこそ人はそういうものに惹かれるのかもしれない。
そして、目には見えないものを大切にできる人は、人からは見えないことを大切にしている人。
今日の話はロマンチックな幻想的な話ではなく、超現実的な話。
今で言うなら、マスクの下。
「マスクでどうせ見えないから」と言って、ヒゲを剃らないとか、歯を磨かないとか…
「人には見せないから」と、
穴のあいた靴下を履いたり、破れた下着を付けたり、
「人を乗せないから」と、
クルマの中にゴミが溜まっていたり、
「人に見せるものじゃないから…」といういい訳で、その細部を疎かにしてしまっていることって結構ある。
でも、人に見られるかどうかとか関係なく、むしろ見られないからこそ、その細部にこだわって大切にすることが『美意識』になる。
その人たちの作り出す商品や作品には、人の心を動かす不思議な力がある。
スティーブ・ジョブズ氏の有名な話を思い出す。
『神は細部に宿る』
偉大な大工は、誰も見ないからといって、床裏にひどい木材を使ったりはしない。
by スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズ氏は決して外から誰も見ることのないiPadやiPhoneの内部部品の基盤配列にまでこだわったという逸話がある。
まさに、見えないところにこだわり、大切にしたからこそ、今のiPhoneのスタイルに繋がっているんだと思う。
人には見せない場所、人からは見えないこと(=細部)を大切に大切に磨いていく習慣こそが大切。