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勘違いワークライフバランス

先日年始に銭湯に入りながら少し考え事をしていました。ワークライフバランスという言葉について。

ちょうど記事にもあがっていましたが、

2020年度に、東京圏に住みながら地方で兼業や副業をする人に交通費を支援する制度を始めるとのこと。少しずつこういう働き方や仕事の新しい取り組みが動き出していますね。

知人が働いている会社が働き方や生き方を考えた発信、取り組みしており、どんどん進んできたなーと思うばかりです

ADDressさんは、応援している企業の1つ。

こういう話をみると、毎回思うのは、

適切な発信をしている人はいるし、
働き方改革や生き方を考えるというのは大切なこと。

しかし、近年、「残業問題やブラック企業!」と話題に上がり、本来捉えるべきワークライフバランスよりも仕事悪になりすぎているのではないかと。

その中で、「たくさん働くことが悪」なんて思う人も出てきたように思いました。

昔、部下からこんなことを言われたことがあります。マネジメントしているとこんなことを言われたことがないですか?

「どうしてそんなに働かないといけないのか」
「どうしてそんな頑張らないといけないのか」

ガリガリ働くことがベースだった私にとって、

こういう意見は「え!」とあっけにとられることですし、正直不思議です。

特に私は「企業戦士」だなんて冗談をいただくくらい働くタイプです。

そんな時に年始、気分展開に銭湯にいきました。銭湯に入っていて、こんな声が聞こえたわけです。

「働くの意味ないよね」
「そんな残業したくないなぁ」
「働き方改革だよな!ハハハー!」

まぁ、働くことに対してどう思うかは本人それぞれなのだけど、どう見てもライフもワークも充実してなさそうだったので、ついつい、
「んー」と思ってしまった。

だいたい日本は「過労死」なんて言葉を世界に響かせた国で、こんなこと言ってる先進国(もう怪しくなってきた)は日本くらい。

そんな日本なので、こんなことをいってしまう若い人がでてくるのは仕方ないことだと思いますが、

ワークライフバランスって、言葉の通り仕事と人生のバランスなので、なぜ仕事の方ばかり気にされるのかと思う。

日本はワークもライフも後進国ですよね。
悔しいけど。

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むしろワークよりも「ライフ」をないがしろにしている人が増えているのではないか

少し話のポイントが変わってしまうのかもしれないのだけど、

むしろ世の中が適切に捉えていないのは「ライフ」のほうだと感じる。

私自身もまだまだ「ライフ」を考えきれているか、やりきれているかというと怪しいのだけど、しっかり「ライフ」を考えて動けている人って少ないのではないかと思う。

大きな幸せではなく小さな幸せに目を向け日々の一つ一つに感謝できるようなライフをしているのだろうか。

最近は結婚しない方も多くなったし、
子供がいない方も、周りに親族がいない人も多い。

小さなつながりで友達とつながるものの、
対面で繋がることも少なくなり、
なんだかそんな「(薄いつながりの)人生って大切なのか?」と思うわけです。

やっぱり大切な仲間と熱くしゃべったり、
語ったり飲んだりお互い感謝しあったり、
そんな人生を歩んでいくこと、

そして日々の何気ない当たり前の繰り返しが
楽しめるようになることこそ、
ライフを大切にするってことなんじゃないかと思う。

この前、所ジョージさんがテレビで、
「いつも通りの繰り返しが幸せ、これがいい」って言ってたけど、すごくいい言葉だなと。

毎日がよい、繰り返しがよい、
と思えるように日々のライフを大切にしているのだな、と感じるわけです。

そんなにライフをしっかり大切にしたら、
仕事を強烈に一生懸命やっててもバランスが取れる
んじゃないかと思う。

時間が無ければ、
ライフの時間を半分にしてもいいけど、
ライフの質を倍にすべきだと思う。

仕事も全力にある人はライフをしっかりやっているし、だからバランスが取れているなと。

最近の人は、
ライフをなんとなくて過ごしてて、
充実していない気がするし、
仕事もあんまり働きたくないなんて言う始めているし

大丈夫なのか日本?って思ったりもする訳で。

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「100%の力でやっています。努力してます」は当たり前で、努力の範囲じゃない

このタイトルは、
新卒のときに上司から言われた言葉

世の中に天才はいます
天才ってほんと天才で、レベルが違います
僕も含めほとんどの人が普通の人

そういう天才に限ってめちゃくちゃ努力してる
なんでそんなにできるの?ってくらいやってるわけで

こういう天才たちをみると焦るわけです。

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そして、日本人は勤勉な人が多いし、
100%頑張っていない人って少ないんじゃないかな(もちろん多少の誤差はあると思うけど)

だから「頑張り」で認められたければ120%頑張んないと認められないわけです。だってみんな100%だから。単純な数字の話。

なのでそんなに頑張れないのであれば、
「成果」を出すしかないけど、世の中の天才がたくさんいるから、
同じ頑張りだと「天才」に勝てない
から難しいねって思う。

この話は新卒のときに「世の中そうなのか」
とすぐに気づいたんですが 、

私を含め普通の人がほとんどなので、
天才じゃない=努力するしかないってことだと思うんです。

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努力するしかないし、ライフも大事するしかない

つまり言いたい事はワーク(仕事)も全力でやるべきだし、ライフ(人生)も全力で向き合って、両方が高いレベルでバランスをとる必要があるよね、って思う。

世の中にはライフの充実、ワークの充実のどちらかではなく、ライフとワークの両方が高いレベルで充実できる方法や支援がもっとでてくるべきなんでしょうね。

(前述のADDressさんはその1社だと捉えてる)

年始早々、そんな話を銭湯で20代の若者の話に耳を傾けながら感じながら、コーヒー牛乳をすすりましたとさ。

あくまで努力の足りない自分への自戒も込めて。


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