ネガティブでいい。それがいい。
最近話がとても合う方がいて、
たまたま先日その方と会っていた時にこんな話が出た。
「友人にネガティブだね、と言われたんです」
「でも、自分はネガティブだということを悪いと思ってはいないんです」
そんな話だった。
ちなみになのですが、
みなさんは、ネガティブですか?
それともポジティブですか?
私は普段から結構ポジティブでいられるようにかなり気をつけているし、
雑な性格なところもあるので、「ネガティブ」を思われないのだが、実のところ結構な「ネガティブ」気質だ。
「ネガティブなことは悪いことじゃない」
私自身はそのこと自体はもっともだ!そのとおり!と思っています。同様に私自身もかなりのネガティブ。むしろ陰キャなわけだ。
できることならば、
外出するよりもゲームをしていたい。
スーファミ世代だ。
クロノトリガーやロマサガ3やったら朝までやっているほうだ(元々は)
あの名作がスマホでリリースされたら、我先に購入してしまうタイプだ。
素敵な音楽よりもゲームのバックミュージックの方が
好きだったりすることもある。
仕事中にゲームの音楽をバックに集中していることもある。
もちろん「ネガティブな私」、
「外にでない私」だけで生きるのは、ビジネスや普段の生活に支障が出るので、何でもかんでもネガティブに捉えがち、と言うわけではないが。
※ネガティブ=外にでない、という意味ではなく、私の場合はそういう形で最終的には表面化している、という話
ビジネスの場で言えばすごく得意そうですねと言われますが、大人数の名刺交換の場や交換の場をめちゃくちゃ苦手。
(私のことを知っている人は意外だな、と思うかもしれませんが)
慣れたが、、元々は正直何を話したらいいかわからないし、ビジネスとしての私をインストールしていかないと勇気が出ないのが実際のところ。
なかなか人に相談ができず、できないことをできないといえない気質があり、昔からかなり苦しんだし、キャパオーバーになってしまって溢れることも多かった。
そんなダメな気質の組み合わせもあって、
ネガティブなことをは自分ではしっかり理解しているつもりだ。
でも、
ネガティブは私も変えてくれる強みの1つでもある。
私にとって「ネガティブである」と言う事は
・自分を助けてくれる気質だと思うし、
・自分のマイナス点を変えてくれる強みの1つ
むしろ最近はネガティブを強めようと思ってくらいだ。
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面接の話。
少し話の切り口が変わるが、
最近は結構面接をすることが多いので
人の強みや弱みを考える事が多い。
この人は何が強みなのか、強みを生かして何をしてきたのか
逆にこの人の弱みはなにか、その弱みを生かして何をしてきたのか
面接をたくさんする中でこんなことがあった
どうみても「慎重派」「コミュニケーションが苦手」なタイプに偶然にも今月二人面接をすることがあった。
一人は「内定を出そうか」悩むほどで、
もう一人は初回で不合格を出した。
その違いはなんだったか。
両方ともスキルレベルはそこまで遜色がなかった。見た目や清潔感も甲乙つけがたく、同じようなレベルだった
違っていたのはただ1つ
自分の弱みである「慎重なところ」を生かして仕事をしてきたかどうかだった。
片方の方は、
慎重なところを生かして、
初動は遅いが完遂力に長けていたのでそこを取りまとめる役を請負い、ありとあらゆる難題を解決するストッパーになっていた。
もう片方は、
慎重な弱みがあるにも関わらず、案件をどんどん回す役回りで、着想的な対応が求められる仕事をしていたし、この先もさらにそのマルチタスクのような仕事に憧れを持たれていた。
そう、違うのだ。そういうことじゃない。
もちろん弱みに立ち向かうことは悪いことではない。
必ずしも強みだけを生かしていけばいいわけでもない
しかし、
私は成長って量じゃなく「角度」だよねと思っている。
よく、「弾道!弾道!」といってるので、
社内でいじられるのですが、
ピストルの弾道がどの向きを向いているかで、飛び方や飛ぶ距離が変わるように、成長や個々の働き方の弾道が高ければ高いほど、人は成長して、さらに凄い人になっていくわけです。
だからこそ、
高い角度でやり続ける必要があるし、
弱みが影響してしまう働き方では「この角度」が高くならないのだ。
さらに、
この角度への推進力が強ければ強いほど良い。
強みを生かしているときは、シンプルに楽しい。なぜなら得意だからだ。
得意で24H時間を忘れてできるようなことをやれば、
「推進力」は強くなる
つまり、強みと弱みを把握して、
正しい弾道に強い推進力で動くと、結構簡単に過去の自分を塗り替えできるものだ。
1.良い上司に出会い、そこに気づけた人
2.苦手を背負い、我慢してやっている人
この両者では、仕事をはじめた初期値の能力は100と200のように倍の差があったとしても、そもそも掛け合わせていく角度と推進力が違うので
正直数ヶ月で余裕で追い抜いてしまうものだ
人の実力とはそれくらいのことだと思う
そう、成長は我慢の対価ではないのだ。
生き急いでいた話
また少し話の切り口が変わりますが、
昔、私は新卒のとき、人事の先輩に言われていました。
「清水くんは、生き急いでいるよね」
(清河さん、ずっと忘れない言葉です)
少しでも周りとの差を埋めたかった。
優秀な新卒が集まっていて、めっちゃ頑張らないと周りにおいてかれそうだった。実は結構不安だった。
一人、やたら優秀なおっさんみたいな
新卒同期がいた。
おっさんの登場で、私はさらにいきり立った。
そして、新卒時代、最後までおっさん新卒に勝てなかった。悔しい・・・
当時は自己承認欲求も高く、
少しでも活躍したい、
同期よりも10%でもすごくなりたくて、
MVPになりたくて無我夢中だった。
結果、いろいろ経験して思ったこと。
よーーく考えたら、いまから比べると、
全員新卒はやっぱり似たようなレベルで自分たちにとっては大きな差のようにみえるけど、案外大したことない差だ。
大事なことは誰かと比べることではなく
絶対値の自分で生きることだ
色々書いたのだが、
そう、ネガティブなことは悪いことじゃない
ネガティブな自分をうまく使えるかどうかだ
ネガティブも才能。
弱みにあふれているなら、強みにあふれている。
自分自身の強みは?弱みは?
せっかくならその才能つかったほうがいいよね