【くらげとお風呂に入った夜】
このご時世、色々なタイプのパンツがありますが、わたしは小学生からずーーーっと、トランクス派です。
ボクサーパンツやブリーフの、締め付けられている感じが苦手で、トランクスを履いて、プラプラ自由にいきたいと日々思って生きています。
こんばんは、しみやんです。
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少し前、海沿いの水族館に行った時の話。
ひとしきり泳ぎ回る魚たちを眺めて、館内を探索しアトラクションを楽しみ、閉館時間を迎え水族館を出て、地のモノに舌鼓を打ち、河川敷で花火を打ち上げ、ゆっくりとお酒を嗜(たしな)み、くらげとお風呂に入った。
なにを言ってるのか、自分でもよくわからない気はするのだが、その晩、確かに、くらげとお風呂に入った。
それはとても幻想的で、夕方水族館で見たカラフルな照明が照らすくらげが漂う水槽に浸かっているような気分だったが、
実際は、わたしが入っている浴槽に、くらげが漂っていた。
わたしは普段、早風呂のタイプではあるのだが、その時ばかりは気がついたら3時間ほど、その場を動けないで居た。
お風呂を出る頃には、何故か体力がゼロになるくらい疲弊していた。
その後、三日三晩、謎の頭痛と謎の筋肉痛に蝕(むしば)まれた。
毒があるタイプのくらげだったのかな。と今となっては思う。そんなことも多分ないんだけれども。
肌は少し綺麗になった気がする。コラーゲン1000mg配合。
もう少ししたら、
縛りつけられている仕事や、退屈な日常を忘れて、またくらげとプカプカ自由にお風呂に入れる日が来るような気がしている。
其の時が来るのを、楽しみに、今日は床に就こうと思う。
(この投稿は全てフィクションです。)