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怪獣と暮らす その2

ヘルメット治療を始めてひと月弱が経った。
初期に比べて湿疹や赤みはマシになったけど、明らかにストレスフルな雰囲気で見ているこちらも辛い。

家人は今週一で出社している。
つまり基本的に家にいてくれるので助かっているのだが、問題はその週一ワンオペの日。
見計らったように娘がギャン泣き怪獣と化す。

私が嫌われている訳では(多分)ない。

二人だと、泣いてもどちらかにバトンパスすると気分が変わるのだろう。

しきりにヘルメットを叩いて耳や額を掻きむしる娘。見ていられない。

最近の私の口癖は「よし、ヘルメット壊そう」である。

夜泣きという感じではないのだけれど、ヘルメット生活が始まってから確実に夜の眠りが浅くなって頭をブンブン振りつつ「ふぇ〜 (>_<)」と泣くのでなかなか休まらない。こまめに起きて頭を拭いたり薬を塗ったりですっかりグロッキーだ。

よし、壊そう。

そんな私に家人がこれを買ってきてくれた。
毎日カレンダーに貼ってくれるんですって。

ごほうびシールだぁ!

家人のこういうウィットに富んだとこ、元気になっちゃうナァ。

よくできましたシールなんて、小学生の頃のラジオ体操ぶりだ!

先日ヘルメット1ヶ月経過観察のためお医者様に見せたら、「もう結構まんまるじゃないですか!?」と慰めてくれたので、とりあえずあとひと月頑張りたい。
少しぐらい歪みが残ってても次の検診のタイミングで壊します! 絶対壊します!!!!!(発狂)

ヘルメットを着けているとどうやらおっぱいの飲みが悪いので、着用時間は稼げないけど授乳中は外すことにした。

は〜、こんなに辛いと思わなかったな…

ヘルメット治療のブログなんかを見ると2週間くらいで慣れたよー、的なものをよく見るけど、こういうレアケースもあるので施術は覚悟をもって実施してほしい。

もちろん、頭まんまるであることに越したこたない。

ヘルメット治療やってる親御さんたち、一緒に頑張りましょう。

ありがたいことに母乳育児が比較的順調だったのだけれど、土曜日急に右おっぱいが出なくなった。

どんどんカチコチになって痛むようになり、こいつはまずいと助産院に電話する。

既に土曜午後に入っており、なかなか施術してくれるところが見当たらなかったのだけれど、一人助けてくれる助産師さんを発見。
女神様ぁ!

ヘルメット治療のストレスで娘の飲む量が減ったのと、盛大な肩凝りで血流が滞っているのが原因だったみたい。
肩甲骨を剥がしてもらったら、右肩にずっと感じていた痺れがスッと消えた。

女神様すごい。

そしてちょっと揉んだだけでおっぱいが噴水みたいにびしゃびしゃ溢れてきた。

女神様、すごい!!!

出産してから、病院関係者の方や児童館、助産師さん達の温かさが沁みる。

私も色々な人に優しくありたいなぁ。

妊娠中、体がしんどくてゆっくり歩いてたら、後ろからおばあちゃんに「若いのにちんたら歩いてんじゃないよ!」と言われて押し除けられたことがあった。

色々な意味で唖然としちゃったんだけど、コート着てたら妊婦だってわかりにくかっただろうし、見た目では判断できないことって星の数ほどある。

もしもを想定していたらキリが無いけど、誰かに優しくあるために国語を習って想像力を鍛えるべきなんだな、と思うなどする。

しかしあのおばあちゃん、健脚だったな。良い事だ。

押し除けられることがあれば、おっぱいを救ってもらうこともある。
人生悪いことばかりではない。

お供はノンカフェインコーヒー

しばらくぶりに焼いたスコーンに、ホイップクリームとハスカップシロップを挟んで食べたらとっても美味しかった。
は〜ッ 私天才!

こんな感じで自分を鼓舞して生きている。

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