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個人で発揮する強みと、組織で発揮される強み

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日は自分の強みを自分なりに考えてみたので、その話をしようと思います。
みなさん自分の強みってありますか?そしてそれを自分で認識していますか?

自分の強みを聞かれる場面があるときって、何かの面接のときだと思います。
わたしは現在、フリーランスとして働くor会社員として働くという2つの選択肢を持って毎日、ああでもないこうでもないと言いながら模索しています。

先日、会社員として働くために、転職サイトに登録し、書類選考を通過した企業の面接をしました。
面接を受けることなんて新卒採用の時以来なかったため、久しぶりに面接対策のために、聞かれそうなことをあらかじめ自分の中で考える時間がありました。

その際に、一番悩んだのが自分の強み!!
これは前に書いた自分が社会に価値提供できることは何かということにもつながると思いますが、これを自分自身で考えることってとても難しいですがとても大切。

価値提供できる自分の強みの見つけ方の記事はこちら。

この記事では、自分がフリーランスとして働くことを前提にした強みの見つけ方を書いています。要は、お金をお客様から直接頂くことが出来るようになるための、自分の強みということです。

面白いのが、わたしが企業の面接のために考えた自分の強みと、この価値提供できる強みが違ったということです。

組織の中で発揮する自分の強み


企業の面接を受ける際に、今まで自分が会社でどんなことをしてきたのか。どんな役割を担っていたのか。周りからの評価はどうだったのか。
色々なことを思い出しながら過去を振り返っていました。

その中で、自分が他の人とは少し違ったこと、誇れることについて考えてみました。

・3つの部署を経験したこと
・プロジェクトに多数参加したこと
・新規のことが始まる最初のミーティングに必ずアサインされること

会社員時代は、これらの経験から自分は好奇心が旺盛で、色々なことを知りたいし色々なことを学びたいという意欲からきていることで、それが自分の強みなんじゃないかなと思っていました。
一見これも強みとして成り立つ気がするのですが、これだと自分の意欲の湧くことにしか対応できないし、メンバーに選ぶのは上司や役員なので必ずしもそのチャンスが巡ってくるわけでもない。

では、なにが強みなのかというと、本質は自分のポジション取りに起因しているんじゃないかなと思います。

ポジション取りって何?って思われると思います。
これはわたしが勝手にそう呼んでいるのでこんな言葉はないかもしれません(笑)

空いているポジションを探して自分のものにする


わたしが新卒で会社に入った時、配属されたのが会社で一番残業の多い部署でした。最初はもちろん仕事量も多いし、細かい作業が多いし、煩雑な作業だらけで、そりゃこんなことやってたら残業多くなるわ!と思いながらやっていました。

新入社員で一番残業の多い部署。夜も毎日遅くまで残って仕事をしている、そういうイメージが入社してすぐにわたしに付けられました。
そうすると周りの人の対応が、いつも忙しそうに頑張っている・毎日一生懸命働いているというイメージによって自分がだんだん作られていきます。

この状況に関しては完全に運なのかもしれませんが、集団の中にいると自分のイメージやポジションというのが大きく作用するというのをこの時、新入社員ながら身をもって体験しました。

そこから、わたしは意図的にポジションを取りに行くようになりました。

例えば、残業が多かった入社当時の部署の業務改善をして作業時間を短縮してみる。もちろん作業時間が減るのは会社としては良いことですが、残業が一番多かった部署のというのがポイントです。

そこまで残業が多くない部署の残業を同じ時間短縮しても、きっとそこまで注目はされなかったと思います。

また、違う部署に移った時の話。
この部署は極端に短い時間で引継ぎをして、さらに新入社員にそれを教えないといけないという少し変わった役割でした。
その時にわたしが考えたのは、この与えられた役割で一番自分がパフォーマンスを発揮し、かつ会社から求められることは何か。
そして誰もやっていないことというのが大切です。

会社の中で、誰かがやっていたやり方をマネすると、その誰かが考えて作ったものにポイントが入ってしまいます。会社全体を見れば、それはプラスになるので良いことなのですが、自分のポジションを作るという面に関してはこれはタブーです。

実際、この時わたしがやったのは、マニュアルを作ること。
この部署にはマニュアルというものがありませんでした。
今まで部署の中で誰もやってきていなくて、かつ必要とされるもので、自分が出来そうなこと、これらを考えた結果マニュアルにたどり着いたのですが、これは人それぞれ役割や能力があると思います。

こうやって少しずつですが、各小集団の中での自分のポジション取りを上手くやっていくと、だんだん周りから信頼されるようになっていきます。

自分が出来そうでかつ、その組織の中で必要とされていることをいかに見つけるか、これが一番のポイントだと思います。


コミュニティ(小集団)の中でのポジション


ここまで会社の中にいるときのことを書いていましたが、小集団という枠の中では何にでも当てはまる気がします。

例えば、わたしはピアノをずっとやっているので、その教室での自分のポジション取りは特に気にかけています。
どうしても上には上がいるので、上を目指そうとしてしまうと、好きなことも続かなくなってしまいます。
いかにそのコミュニティの中で自分のポジションを明確にして個性を出せるか。
そのポジションが空いていそうかを考えるのが大切だと思います。

ちなみにわたしのピアノ教室でのポジションは、中級曲を完璧に弾くということです。
どうしても長いことピアノをやってきて難曲を弾く人には技術的には叶わない、大人になってからピアノを始めた初心者の人の応援したくなる演奏にも叶わない、わたしは自分の弾ける範囲内でしっかり完成させられる曲に絞り、作曲者の意図やその曲の背景を捉えながら弾くという、新しいポジションにいます。

また、地元の友達や大学の友達などのそれぞれのコミュニティの中でも、自分の役割に沿って、自分像というものが作られているため、その友人同士の小集団でもこのポジション取りというのが発生します。

よくご飯に行くときに毎回予約をしてくれたり、場所を決めてくれたり、LINEの会話を回してくれたりする人っていませんか?
わたしはコミュニティによってしたり、しなかったりがあるのですが、そのような自分のポジションもそれに当てはまると思います。

わたしは、組織に属している時にこのポジションというのをすごく意識的に見ているし、いかに自分のポテンシャルを小さい労力で発揮できるかということを意図的に考えてやっているんだと思います。

そしてこれは、組織に入った最初の時にやるというのが肝心です!
最初にポジションを取ってしまうと後が楽できるからです!

ちょっとあざといのかもしれませんが、新入社員の時に残業がたまたま多かったから、わたしは一生懸命働く子だというイメージが退社するまでずっと続きました。
また、その後の異動により自分が最初にとったポジションによって仕事や人間関係がスムーズに進んだなと感じます。

組織の中での強みと個人の強みの違い


わたしは、この空いているポジションを探すのが上手かったんだと思います。そして、そこにしっかりと自分を置くことができた。
同じ仕事をしていても、ポジションがあるか無いかで対応や今後できることの範囲が変わってくるなと思います。

ただ、このポジションというのが存在するのは集団の中だけというのが問題です。
自分一人で何か動こうと思った時に、ポジションという考えは生まれません。
そもそも一人しかいないんだから当たり前ですよね。

そうすると、フリーランスになったらこの強みは生かされないということになります。
社会全体を組織と見た時に、自分のポジションを作るというのも考えかとは思いますが、先ほど小集団と表記したように、このポジション取りが上手く発揮できるのは集団が小さい時です。

その範囲を決めるのは、人によって様々かとは思いますが、わたしは大体5人~8人程度が自分のポジションを取りやすい人数だと思っています。

わたしが小集団の中で発揮できる力は、いかにその小集団が欲しているポジションを見つけて活躍できるか。これは、自分個人ではなく周囲の環境があって発揮される力です。

個人で仕事をするときの強みは、先ほど紹介した記事の中で書きましたが、自分は教えること、説明することが得意という結論になりました。

個人でやるとなると組織の中ではなく、対お客様となります。
その時に発揮するべきは、自分が個人として持っている力。

ここに大きな違いがあります。
どちらも自分の強みなので、大切にしなくてはいけません。

しかし、これらの強みは外部環境に影響されるかどうか、単体で強みを発揮できるのか、しっかり自分が認識していないといけません。

もしわたしが個人で仕事をするときの強みに、ポジション取りを上げていたら・・・
自分の選ぶ道がだいぶ変わっていたような気がします。

自己認識の大切さを感じます。


みなさんの強みは何ですか?
またそれは個人でも発揮可能ですか?
外部の要因があって発揮されるものですか?


少し考えてみると面白いかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シンバ🦁


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