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話し合いにならない夫に、自分が伝えた話し合いの極意3つ


先日再び夫と、わたしの仕事のことで言い争いになりました。
前回も同じようなことで揉めたので、お互いまたこの話だ・・・
もういい加減にしてよっといった感じになりました。

前回の揉め事の記事はこちら。


当たり前ですが、育った場所も環境も考えることも価値観も全く同じ人はいない。分かってはいるものの、どうして分かってくれないんだ!という思いが出てきてしまう。

ただ、わたしはこの意見をお互いにぶつけ合うという行為は嫌いではありません。
特に相手がどう思っているのか、どう考えたのかを知ることって面白いと感じるんですよね。
なので、意見がぶつかり合うこと自体は特に問題ではないのですが。

夫との揉め事で一番体力を使うのが、話し合いが出来ないこと・・・

今回、わたしは怒りの感情をかなり抑えて、夫に対して話し合いの極意のようなものを伝えました(笑)

今後、上手くいかないことがあった時にも利用できるなと思ったので、今日はそれをここに残しておこうと思います。

相手の意見は否定しない、受け入れるだけ


どうしても意見がぶつかると、相手の意見に対して「でも」「だって」「それは違う」と言ってしまいがちです。
でも、これを言っていても全然話が進まないんですよね。

そもそも価値観が違うんだから、意見が違って当たり前。
それをどうすり合わせていくか、どこまで妥協して価値観を近づけられるかの折衝が夫婦間の話し合いだと思っています。

だから、相手が「こう思った」という発言はたとえ反論があろうと一旦受け止める。相手の意見をすぐに否定しない。
そうなんだ、そういう風に思ったんだ。
相手が思ったことをただ自分の中の認識として持っておくというイメージです。マインドフルネスの考え方に少し似ているかもしれませんね。

その上でしっかりと自分はどう思ったのかを相手にも伝えます。
これが反対の意見だったとしても、それは別に問題ありません。
ただ自分がそう思ったというだけなので。
そして、相手もこれを決して否定してはいけない。

お互いの思ったということに対して、そこからじゃあそのズレをどうやって近づけようか、次また同じようなことが起こったらどう解決しようか、それを擦り合わせていくのが話し合いだと思います。

これをちゃんとすると相手の思い・考えることの傾向がだんだんつかめてきます。さらに相手にも自分がどういう思考をよくするのかを掴ませることも出来ます。

意外と自分の価値観って当たり前と思っていることも、相手は全く違うことを考えていたり、それを知るのはとても面白いし良いことだと思います。

今回の話し合った中ですれ違った意見で、
買い物に行ったときの話が出ました。

わたしは、買い物に行っても自分のお金じゃないと好きなものを買えないということを夫に伝えました。

しかし夫は、わたしが「これ買いたいのにやめよ、、、」とボソっと諦めることが自分の稼ぎをもっと増やしてほしいという意味に聞こえると言われました。

お互いが全く真逆のことを考えているんですよね。

これは聞かないと分からないことだったなあと思います。

こういうことを知るだけで、お互いの認知が高まって普段の行動や言動が変わると思うんです。
ちゃんと日々伝えておくことで自分が相手にかける言葉のチョイスもだんだん変わってくると思うんですよね。この人はこういうタイプだから、今はこっちの声掛けをした方がいいなとか。

そういう少しの思いやりで、毎日がよくなっていけばいいなと思います。

今の話し合いに過去のことを持ち込まない


これはうちの夫にとても当てはまるのですが、現在起きたことについて話し合いを進めたいのに、「前にこう言っていたじゃん」とか、「前こう言われたからこうしたんだよ」とか、いちいち過去のわたしの発言や行動を現在に持ち込んでくるんですね。
これは話の論点がだんだんズレていってしいます。

わたしの考えからすると、話し合いにおいての前回の会話はその時点でのわたしの考えであり、その時決して嘘を言っているわけではないのですが、環境の変化や心境の変化により意見や価値観というものは変わってきます

どうしても真逆のことを言っていて、自分の中で納得がいかないのであれば、前回こう言っていたけど今は意見が変わったの?と聞くべきです。

今回は、わたしが会社を退職することを決めた際に(半年ほど前)、今後のわたしのキャリアプランを相談したことがありました。
その際はわたしはまだ会社に勤めていたし、今の家にずっといる居心地の悪さがあまり想像できていなかったので、「おそらく自分も一緒に3年ごとに仕事を転々としていくかもしれないね。」という旨の話をしました。

ただ、実際退職をして専業主婦となり色々な葛藤の中、自分で情報を得て行動していくうちに、自分の中で色々な選択肢が出てきて現在出来る範囲で叶うように努めています。

そちらの詳しい記事はこちら。

わたしの頭の中は日々アップグレードされています。
なんなら、そんなこと言ったっけ?と覚えていないことも多々あります。
自分の中でその発言がそこまで重要と思ってなかったりするんですよね。

過去のことを持ち出されると、そっちに話が持っていかれて、本題からどんどん話がそれて、言ったの言わないのでだんだん2人とも神経がすれてきます・・・

これも日々しっかりコミュニケーションをとって、今自分はこういう風に考えているよとか、こういうのはどうかな?とか何か自分の中に起きている気持ちを相手に伝えられていたら起きないかもしれないですよね。

中々、日々あった出来事を伝えるのは出来ても、自分の気持ちを伝えるのって難しいなと思わされました。

が、最近は2人とも心がけて「今、こう思ったけどどう?」とたくさん聞くようにしています(笑)


普通という言葉をむやみに使わない


わたしが一番気になったのは夫が「普通」という言葉をやたら多用することです。
わたしからしたら「普通ってなに?」と思ってしまいます。

普通っていうのはあなたの中の普通でしょ?
わたしはそれを普通と思わない。
そもそも普通なんてものはないと思うんですよね。

わたしの夫はものすごく家庭に対しての憧れが強く、2人の将来の話になると彼の中にある絶対的な「理想の家庭像」というものに思考が引っ張られているように思います。

それが夫の中の普通の家族。
ただ、それはわたしからすると結構育ってきた家庭環境や、周りにいる人たちのスペック、そして夫の持ち合わせているスペックが大きく影響していると思います。

夫の両親は父が公務員・母は会社員からの家の家業を手伝う(義母の実家は実業家)という家庭だったそう。そして、母は家業をしているものの、常に家にいる状態。
一方わたしの家庭は、夫婦共働き家庭、長時間労働。両親はとても忙しく、わたしは0歳から保育園に行っており、ずっと延長保育、小学校に上がっても毎日学童保育に行っていました。

また、夫の家庭はお金に対する大きな心配はなく、子供がやりたいと思ったらそこに使うお金はすべて親が負担して可能性を引き出すという考え。欲しいもの、願ったことはすべて親が与えてくれるという価値観を持っているように思います。

一方わたしの家庭は、共働きのためそこまでお金にめちゃくちゃシビアだったというわけではないですが、願えば与えられるというような環境ではありませんでした。どうしてもやりたいことがあれば親に相談して許可を取る、たまには断られる時もある。そして大学には奨学金を借りて行っていました。

これは大きな家庭環境の違いですよね。

また、夫はいわゆる高学歴、大手企業に勤める会社員、そしてその周りにいる友達も同じような学歴からの社歴。
わたしは、とくに有名でもない大学に加え、地元でしか通じないような企業。

食べ物や好きなもの趣味などの価値観はあったとしても、このような生育環境の価値観はどうしてもズレが出てくるのは当たり前です。
これはどっちが良い悪いという話ではなくて、その生育環境の違いがあると、考え方や将来自分が築く家庭の方針が違うこともあるというのを認識していないといけません。

どうしても、自分の考えが普通だと思ったり、周りの友達も同じようにしているから、と思ってしまいがちですが、それはあなたがその同じような集団の中にいるから。価値観が合う人と過ごしていているから。
そこをまず疑わないといけません。

そういうわけで、わたしは夫に「あなたの普通はあなたの中とあなたの周りの中の普通なだけであって、わたしの普通ではないよ」となんとも可愛げのない正論を諭すように伝えました(笑)


わたしも全てのことに対して、論理的に考えられるわけではないので、なんでこんな当たり前のことが伝わらないの!!!とブチ切れるときもありますが、そんな時はお互い他人だしそもそも育った環境が違うんだからと自分自身を諭しています。

そして、一番大切なのは意見がすれ違った時に、いかに相手の意見・思っていること・考え方の癖を引き出して擦り合わせていけるかどうか。
この引き出すのが特に難しいですが、大切だと思います。
夫の場合、言語化がめちゃくちゃ下手なんですよね・・・

大体何を質問しても「色々」と返ってきます。
その色々が知りたいんだけどな・・・
小学生と話している気分になります(笑)

でもそれは何かを誤魔化しているんではなくて、彼の中でも言語化がちゃんとできていないんですよね。
それをこちらが、インタビュアーになったような気持ちでより具体的に質問を変えて聞いていきます。あまりしつこくなりすぎないように。

どうしても感情的になっていると相手の発言にたいして、いちいち「だから~~(怒)」となってしまうんですが、そこを「なんでそう思ったの?」「どこがそう感じたの?」「わたしはこう思うけどどう思った?」と相手の心の中にある感情を上手く引き出してあげられると良いですね。


そして、相手の思考の癖がわかったらそれに合わせて自分の行動や声掛けをお互いが出来るようになっていけば、とても思いやりのある夫婦になれる気がしています。


最後までお読みいただきありがとうございました。

シンバ🦁

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