「何のために書くのか」書く迷子にならないために 準備と思考の整理を支えてくれた3冊
佐賀県に移住してから書くことを始めてから、何度もお世話になっている本を紹介。
「何のために書くのか」を整理してくれた【書く仕事がしたい】
筆者の佐藤さんが実際に今のキャリアに至るまでの紆余曲折から、ライターになる前とライターを続けるための秘訣が詰まっている。ライターの生涯が書かれているのではないだろうか。
「冒頭にこの本はライティングの本ではない」と明言されている。文章の書く技術書ではなく、文章を書く上での心構えが記されている。
ライターネームで少し苦い思いをした話など、そんなこと気にした事がなかったという視点が詰まっている。
佐藤さんの経験だけでなく、ライターをしている知人の体験話など、多様な内容が書かれている。
ライターの事例紹介ではなく、概論と事例が読みやすくまとめてあります。書くのに悩んだら、これからどうしたいのかと思った時に、ふと立ち止まるために読み返しています。
自分の気づきを加えた文章を書くために 【考える人のメモの技術】
文章を書く際に、メモを取ることはありませんか。後からメモを見返した時に結局なんのメモなのかと、困ることはないだろうか。
この本には、文房具メーカーコクヨ株式会社の社員のメモ技術を研究し、メモに関するノウハウが詰まっている。
メモをする技術はもちろんだが、なぜ、メモを取るのか?から始まり、情報をインプットするメモ、思考をアウトプットするメモの視点が解説されている。ただ、メモのHow To 本ではではなく、メモに自分の視点を加えて、アイデアを発想する方法が詰まっている。
迷ったら先人から学ぶ【IN THE LIFE】
この本は、雑誌の特集ページが1冊にまとまった本で、色んな趣味の特集が、色んな切り口でまとめれている。「趣味と遊びの大辞典」と表紙に書かれている通り、いろんな形で趣味が紹介されている。
キャンプや登山などアウトドアももちろんあり、猫や電車など観て楽しむ趣味やマニアックな物まで。元々は掲載されている雑誌や書籍は別々になるが、この本のために再編集されている。
デザインやレイアウト、文字数は各趣味のページごとで異なるため、見ているだけでも飽きない。どんな表現がいいのかを俯瞰して比較してデザインやレイアウトの参考にしつつ、文字を書く際に重宝しています。
なんとなく本を読むのでなく、なぜ読んで、読んだ後にどうしたいのかを意識することを教えてもらった3冊でもあります。
書いた文章を読んで、どうなってもらえたら、幸いなのかを筆者として学び続け、推敲していきたいものである。