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入り口は震災じゃなくていい

嫌いだったわけじゃないけど、離れてみてから東北が好きになった。

豊かな食、壮大な自然、人の温かみ…

たくさんの魅力に溢れた東北が大好きだ。

でも2011年以降は“震災”が東北の入り口になってしまった。


どこに行っても語られるのは震災の話。

“石巻”という単語を出せば話題には困らない。震災一辺倒だけどね。

(実際は住んでるのは東松島市で高校が石巻なんだけど…)


復興支援やインターン…

多くの力が東北を助けてくれた。多くの人が東北を訪れてくれた。

でも、心のどっかで(震災を通してしか人がきてくれないのかな)って、そう思うじぶんがいた。


昨夏、被災地へ行くために宮城を訪れた友達が「美味しいものばっかりでお金がなくなっちゃった。」って。

嬉しすぎる言葉で、あ〜これだって思った。

宮城には、東北にはたくさんの魅力がある。

震災とは関係なしに訪れたくなるような場所なんだ。


あの日から8年が経った。

もう8年なのか、まだ8年なのか、それはよく分からない。

でも、そろそろ入り口が変わってもいいんじゃないかな。

東北を知る入り口は“震災”じゃなくて“東北の魅力”がいい。


これでもか!っていうくらいの魅力に溢れた東北を知ってほしい。

その先に震災への想いを寄せてくれたらいいなって思う。

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