【ひずみ】
物体に外力を加えたときに現れる形状または体積の変化。ねじれ・ゆがみ・ちぢみなど。
変な力の入れ方をしてしまうと、変な方向に「ひずみ」が生じてしまう。
例えば会社とか組織のような人が集まるところだと、トップの人が上へ上へと目指そうとする人で、そのこと自体なんにも悪いことじゃないんだけど、その際に自分のこだわりだけにこだわって盲目的になって周りが見えなくなって猪突猛進してしまうと、どこかでひずみが出てくることがある。
そのどこかで生じるひずみっていうのが、お客様が増えない〜とか仕事中にミスが増える〜とか、職場の中で起きる問題点だけならまだ解決は簡単かもしれないけど、難しいのは、その職場を囲む円つまりトップの人の家族の問題とか組織内の人たちのプライベートな問題とか、そういうところでひずみが出てしまうと、なかなか……まあまあ、考えさせられてしまう。事故や怪我も起きやすいのはこういうとき。
これは会社とか組織だけの話ではなくて、普通に個人レベルでも同じことがいえると思う。
テレパシーで人の心が読める人が本当にいるのかどうかはわからないけれど、人の心と心はどこかで物理的な距離を超えてつながっている。
「あの人最近何してるかな」とふと思ったその日にその人からLINEが来る、なんていう話は別に不思議なことでもない。
何かに夢中になり必死になるのはいいことなんだけど、気持ちに余裕、心にゆとりがなくなってしまうと、例えばその人自身の健康状態が悪くなる、というのももちろんよくないけれど、ひずみはそこだけじゃなくて、その人の周りのところで生じてしまうことがあるかもしれない。
個々人の自律神経を超えて、個人を超えた環境全体の自律神経に乱れが起きるということは、理屈で解明できないとしても、やっぱりある。
つながっている。
世界は理屈じゃないから面白い。
のんびり生きよう。
ワクワクすごそう。
本当に目指す方向は、どっちなんだろう。