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映像翻訳講座7・8週間目

色々あって、2週間分の記録をまとめて書くことになってしまいました…。主な理由があるとすれば、英検1級です。1次を受けてきましたが、結果は果たして。ちなみにこれで3回目のトライでした。今度こそ受かりたい。

それでも、息抜きで映画は見ました。トップ画像はハンガリーのヘンテコ映画『リザとキツネと恋する死者たち』。日本大使の未亡人の介護士をしている主人公、リザは婚活中。しかし、なぜかアパートにいる「日本人のムード歌謡歌手の幽霊」が嫉妬深く、リザが目を付けた男性は不思議パワーで次々と死者に! という、あらすじだけでクセが強すぎる映画です。「レトロなブダペストのビル内でムード歌謡を歌い踊る緑スーツの男」という絵面が面白すぎたので、興味のある方は是非。

①2週間分の取り組み内容

5/15から5/30まで取り組んでいたのは、ドキュメンタリーの吹き替えの課題でした。吹き替えにも、ナレーションを訳す「ボイスオーバー」と、人物の口の動きに合わせる「リップシンク」がありますが、今回は前者。自然科学の映像だったので、個人的にはわりと好きなジャンルで取っつきやすかったです。

5/15:資料の確認、吹き替えの注意点などの確認、計画

5/18:下訳前のリサーチ

5/19:下訳(全体)

5/20:セリフ別の制限時間の割り出し、情報の取捨選択

5/21, 23:字幕原稿

5/26:原稿、図書館での再リサーチ

5/27:第3回課題の訳例・添削の確認、原稿の再考

5/30:再考、校正、提出

さすがに、2週間分を列挙してみると。長いですね。しかし、今回の課題は、英検の直前対策に追われたり、うっかりバイトのシフトが詰め詰めになったりしたため、結構タイトな時間での完成を迫られました。取り組み日もバラバラ。訳す文量が少なかったのが、せめてもの救いです。しかしクオリティが落ちては元も子もないので、できる限りは頑張ったつもりです。課題の完成までかかった時間は、9.5時間でした。

②課題の評価について

結論から言うと、前回からの進歩がほとんどない。総合評価はまた「C」でしたが、指摘されたテンポの悪さや、字幕の読みにくさ、文のトーンが悪いままでした。再考時に少し改善しようと、色々と試みてはみたものの、まだ「なぜ悪くなっているか」が自分で理解できていないようでした。

2回分の添削をじっくり読んだところ、読みにくさの原因は「漢字の多さ」、つまり字面のバランスが悪いということ。テンポが悪い原因は、文の意図を正しく伝えようとするあまりに増えすぎた「情報量」に、それと合わさって生じた「文のつながりの悪さ」にあるようです。

段々と、自分が気を付けるべき点が分かってきた気がします。残り2回の課題はまた、字幕です。英検はとりあえず切り抜けたので、今度はより集中して、字幕づくりに励もうと思います。


さすがに眠くなったし疲れているので、今日はここで終わりにします。どうにか、ベーシックコースが終わるまでにまた「B」を取りたいです。